1838年、富山藩(現在の富山県富山市)の半商半農の家に生まれる。1858年、江戸に出てがん具問屋、両替商などに奉公。1864年、海産物商兼両替商を営む安田屋を開店、その後も安田銀行(後の富士銀行、現在のみずほコーポレート銀行)、損保会社(現在の損害保険ジャパン)、生保会社(現在の明治安田生命保険)を次々と設立し、金融財閥としての基礎を築き、四大財閥の一つに数えられるまでに発展させる。
幕末から維新にかけての動乱期に転がっていた商機をものにし、三井・住友・三菱に次ぐ安田財閥を築き上げた安田善次郎。そんな安田のように、勝負どころをつかむ才に恵まれており、ここぞという時には機知に富んだ策略を打ってチャンスをものにできるところが、このタイプの特徴。強い意志と並外れた集中力、ひたむきさで大胆な行動を取るが、実は繊細で慎重な一面もある。実際に安田も、融資の際には安易な譲歩はせず、たとえ知遇の相手であっても、事業採算性を吟味した上で納得できる場合にしか融資を行わなかった。
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