1879年、大阪の両替商・米穀商の次男として生まれる。13歳で薬問屋に奉公し、商品として扱っていた洋酒についての知識を習得し、1899年、鳥井商店(現在のサントリー)を創業する。「鳥井の鼻」と呼ばれるほどの天与の鋭い臭覚を活かし、「赤だまポートワイン」「サントリーウイスキー」などのヒット商品を世に送り出す。「広告の天才」の異名もとっており、サントリーの広告は電通広告賞の常連であった。
毅然とした態度、正しい判断、徹底した実績主義と合理主義を地でいく。リーダーシップがあり、相手のモチベーションを喚起することに長けているのも、鳥井タイプの特徴。鳥井信冶郎も、「やってみなはれ」をモットーにどんなときにも社員を鼓舞しチャレンジを促し続けていた。鳥井自身もこの精神を実践し、役員全員の反対に逢い孤立しながらも、日本にも将来ウイスキー時代が到来することを信じ、本格ウイスキー製造の意見を貫き通し、実現・成功させた。
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