株式会社オークファンの企業概要と沿革

オークファンの企業概要をご紹介します。この概要を見れば、オークファンのおおよそのことはご理解いただけると思います。

株式会社オークファンの基本情報

社名    株式会社オークファン
本社所在地 東京都渋谷区道玄坂1-14-6 ヒューマックス渋谷ビル3階・6階
設立年月日 2007(平成19年)年6月1日
代表取締役社長 武永 修一
株式公開  東証マザーズ(証券コード:3674)
資本金   671,730,000円
事業内容  インターネットメディア事業

オークファン社長武永修一氏は、実は学生時代からオークファンを愛用していたオークション長者ともいえる人物です。社長自身がオークションを個人事業として行っていて、オークファンにお世話になっていたそうです。そこで当時オークファンを開発・運営していた川崎さんと引き合わせてもらうチャンスがあり、その川崎さんに何度も懇願してこのサイトを買い取ったという情熱の人。それだけに、社長のオークファンに対する愛着は並大抵のものではないことがうかがえます。

株式会社オークファンの沿革

オークファンの沿革はこちらになります。

2000年 9月 個人事業によりオークション売買事業を開始
2001年 4月 オークション統計ページ(仮)運営開始
2006年 2月 オークション統計ページ(仮)を営業譲渡により取得
2007年 6月 インターネットメディア「オークファン」の運営を事業目的として、株式会社デファクトスタンダードよりメディア事業を新設分割し、東京都港区芝に株式会社オークファンを設立、純広告サービス及びネット広告サービスを開始
7月 本社を東京都渋谷区恵比寿に移転
8月 無料会員サービスを開始
2008年 4月 本社を東京都渋谷区広尾に移転
5月 サービス課金事業として、有料会員サービス「オークファンプレミアム」を開始
12月 オークション専門講座「オークファンスクール」を開始
2009年 5月 消費動向分析ツール「オークデータ」を開始
2010年 1月 オークション通信講座「オークファンゼミ」を開始
7月 本社を東京都渋谷区道玄坂に移転
8月 スマートフォン向けサイト「aucfan touch(オークファンタッチ)」の提供を開始
2011年 9月 財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)より、「プライバシーマーク」を取得
10月 スマートフォン向けアプリ「モノちぇき」の提供を開始
11月 総合分析ツール「オークファンプロ」を開始
2012年 5月 SaaS型多店舗対応ネット販売総合管理サービス「CloudShop」のシステムを株式会社クラウドックから買い取ることにより取得
7月 オークションの不正出品物を検知する新サービス「auc-checker」を開始
8月 中古買取、オークション出品代行ショップの検索サービス「オークファンタウン」を開始
9月 インターネットモバイル回線「auc4G」を開始
12月 世界のECサイトの一括検索「グローバルオークファン」を開始
2013年 4月 東京証券取引所マザーズ市場上場
6月 企業と個人の取引を可能にした独自プラットフォーム『オークファン仕入れモール』を開始
9月 国内最大級のフリーマーケット事業「楽市楽座」を株式会社マーケットエンタープライズより取得
11月 コーポレートロゴ変更
2014年 2月 ヤフー株式会社と連携し「ヤフオク!」出品者育成サービス『オークション出品塾・大学』を開始
5月 ネットオークションでの取引商品を検知・監視する『オークチェッカー(β)』を開始。独自ポイント『オークファンポイント』を開始。
2015年 1月 スマートフォン版オークファン「aucfanTouch」iOS 版au 公式コンテンツとして提供開始
2月 価格分析ツールの「オークファンプロ」がリニューアル。ネット物販ユーザー向け新サービス「最新仕入れ速報」をリリース
4月 オークファンサービス『らくらく卸』と仕入れ・卸売サイト『CtoJ』が連携。医療情報のプラットフォーム提供を行うMRTとデータ連携。aucfan.comのスマートフォンサイトを全面リニューアル価格分析ツールの「オークファンプロ」がリニューアル。ネット物販ユーザー向け新サービス「最新仕入れ速報」をリリース
6月 子会社のグランドデザインがショッピングモールスマホアプリ「Gotcha!mall」のASEAN展開でトランスコスモスと資本・業務提携
7月 株式会社NETSEAの株式取得(子会社化)
9月 「パソコンスクールアビバ」で「ヤフオク!」対策講座を開設。ダメージカー買取シェアNO.1のタウと相場検索サイト「オークファン」がデータ連携開始
11月 「ヤフオク!」「スクー」と共同でヤフオク!出品生放送を実施
12月 「ショッピング検索」でリニューアルを実施。入札予約ツールとヤフオク!ウォッチリストが連動
2016年 1月 aucfan.comの商品詳細ページが大幅リニューアル 株式会社リバリューの株式取得(子会社化)
3月 株式会社スマートソーシングとの資本業務提携(子会社化)の基本合意
4月 株式会社スマートソーシングの株式取得(子会社化)
5月 海外ECの価格情報を保有するインドDataWeave社と株式会社オークファンがデータ連携を開始
7月 オークファンの連結子会社2社が合併 -株式会社スマートソーシングとして事業を開始「リユースマスター資格認定制度」創設に協力
9月 インドネシア唯⼀のO2O プレイヤー*であるPricebook と資本業務提携を締結 連結子会社である株式会社NETSEAおよび株式会社リバリューが合併し【株式会社SynaBiz(シナビズ)】として発足
10月 大阪オフィス開設および営業開始
(以上、株式会社オークファンHPより引用)

オークファン社長の武永修一氏は、オークションに出品する個人事業主としての期間が長いのですが、一人ですべてやっていたのにもかかわらず、毎月100万ほどの利益を上げていたそうです。しかし、その後いざ法人化してしまうと人を雇って仕事をやってもらうといった経験がないため、たちまち回らなくなってしまい、一気に借金を背負うことに。そうした経験から、物を売るということより売ってもらうシステムに目がいき、オークファンを中心にビジネスを展開するようになったそうです。

そうした下地があったので、オークファンではデータの蓄積やプロ向けの有料化など、「モノ」ではなく「データ」を売ることを主軸に展開しています。

株式会社オークファンの経営理念

オークファンの経営理念はこちらになります。

ミッション あらゆる人が、あらゆる場所で、あらゆるモノを売り買いできる新たな時代を創る ビジョン あらゆる商品に関する正確でフェアな情報を提供する企業として、世界における唯一無二の存在となる ストラテジー 「Data(入手)」「Information(加工)」「Presentation(可視化)」「Service(顧客支援)」 の4軸を極大化する
経営理念 | 株式会社オークファン

オークファンのシステムは、徐々に海外の人にも使われるようになっており、今後は各言語で展開するなど海外進出も視野に入れているそうです。

株式会社オークファンの事業案内

オークファンの事業内容について詳しく見ていきましょう。

 メディア事業 オークファン
 マーケットプレイス事業 ネッシー、リバリュー
 ソリューション事業 タテンポガイド、スマートソージング

従来は圧倒的にオークファンを中心としたメディア事業による売上げが3分の2程度を占めていましたが、ここ最近はオークファンの中でも3番手だったマーケットプレイス事業の伸びがすさまじく、メディア事業を追い越す勢いになっています。大まかに見ればこの二つの事業はネット販売に関係する事業ですが、オークファンの持つ膨大なデータが加わることで勢いを増したと考えられます。

データを金融商品にするという野望も持つ株式会社オークファン

オークファンのご紹介はいかがだったでしょうか?

このように、オークファンでは「データを売る」というビジネスのパイオニアであるといえます。モノを売るまたはサービスを売る業種は人件費の高騰などに苦しめられそうですが、オークファンのようにデータを売るビジネスは人が直接かかわる割合が少ない分、利益率は高そうです。

オークファンの社長によると、今後はデータを金融商品として登録したいという野望もあるようですから、海外進出と合わせて大企業に変わっていくことが期待されます。