株式会社サンリオの企業概要と沿革
サンリオの企業概要をご紹介します。この概要を見れば、サンリオのおおよそのことはご理解いただけると思います。
株式会社サンリオの基本情報
社名 | 株式会社サンリオ |
---|---|
本社所在地 | 東京都品川区大崎一丁目11番1号 |
設立年月日 | 1960(昭和32)年8月10日 |
代表取締役社長 | 辻 信太郎 |
株式公開 | 東証1部証券コード:8136) |
資本金 | 10,000,000,000円 |
事業内容 | ソーシャル・コミュニケーション・ギフト商品の企画・販売 グリーティングカードの企画・販売、出版物の企画・販売 レストランの運営、映画の製作・配給・興行 ビデオソフトの製作・販売、ライブエンターテイメントの企画・公演 著作権の許諾、テーマパーク事業
|
サンリオの社長は、創業者でもある辻信太郎氏が現在もつとめています。サンリオファンの間では有名な「いちご新聞」には、創刊時から社長がコラムを執筆していますが、実はかなりの数の著書を出している作家でもあるんですね。さすがはサンリオの創業者とあって、ファンタジーなノンフィクション物語からサンリオの会社や社長業などその著作は多岐に渡ります。
株式会社サンリオの沿革
サンリオの沿革はこちらになります。
1960年 8月 | ソーシャル・コミュニケーション・ビジネスの確立をめざし、株式会社山梨シルクセンター(現当社)を東京都千代田区に設立。 |
---|---|
1962年 | オリジナルデザイン第1号「いちご」を開発、ギフト商品を発売。 |
1966年 8月 | 詩集「愛する歌」発行。出版物の企画・販売業務開始。 |
1969年 12月 | サンリオグリーティング株式会社設立。 |
1971年 12月 | 東京・新宿アドホックビルに直営店「ギフトゲート」第1号店オープン。 |
1973年 4月 | 社名を株式会社サンリオと改称。東京都品川区西五反田に本社移転。 |
1973年 6月 | 東京・五反田TOCビルに、レストラン第1号「サンリオ・サロン」をオープン。 |
1973年 10月 | サンリオグリーティング株式会社と合併。映画製作事業開始。 |
1974年 | 「ハローキティ」「パティ&ジミー」のキャラクターを開発。 |
1974年 12月 | 米国ハリウッドにSanrio Film Corporation of America(現Sanrio,Inc.)を設立。 |
1974年 12月 | 米国内で映画製作・配給業務開始。 |
1975年 3月 | 「ハローキティ」第1号商品プチパース発売。 |
1975年 4月 | 「いちご新聞」創刊。 |
1975年 8月 | アニメーション映画第1作「ちいさなジャンボ」公開。 |
1975年 | 「リトルツインスターズ」「マイメロディ」のキャラクターを開発。 |
1976年 4月 | オリジナル・キャラクターの使用許諾業務開始。 |
1976年 5月 | 米国カリフォルニア州サン・ノゼ市に現地法人Sanrio,Inc.を設立。 |
1976年 8月 | 同州イーストリッジに「ギフトゲート」をオープン。 |
1976年 8月 | 第1回「サンリオフェスティバル」を開催。 |
1977年 11月 | 東京都江東区越中島に商品管理部門およびコンピュータ部門を拡張移転。 |
1978年 4月 | 映画「愛のファミリー」が米アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門を受賞。 |
1978年 5月 | 70m/mアニメ映画「メタモルフォセス」を米国で上映。 |
1978年 7月 | 映画「キタキツネ物語」をロードショー公開。 |
1980年 5月 | ヨーロッパ市場の拡大のため、ドイツ・ハンブルクに駐在員事務所(現Sanrio G.m.b.H.)を設立。 |
1982年 4月 | 東京証券取引所市場第二部に上場。 |
1984年 1月 | 東京証券取引所市場第一部に指定替。 |
1985年 10月 | テレビアニメーション第1作「夢の星のボタンノーズ」を放送開始。 |
1987年 1月 | 東京都品川区大崎に本社移転。 |
1987年 1月 | サンリオピューロランドの運営会社 株式会社サンリオ・コミュニケーション・ワールド(現 株式会社サンリオエンターテイメント)設立。 |
1988年 10月 | 大分県速見郡日出町の株式会社ハーモニーランド(現 株式会社サンリオエンターテイメント)設立に参加。 |
1989年 9月 | 東京都立川市に第2物流センターを設置。 |
1990年 4月 | 株式会社サンリオファーイースト設立。 |
1990年 12月 | 東京都多摩市にテーマパーク「サンリオピューロランド」をオープン。 |
1991年 4月 | 大分県速見郡日出町のテーマパーク「ハーモニーランド」オープン。 |
1994年 5月 | 「ハローキティ」が日本ユニセフ協会の子供親善使節に任命される。 |
2000年 8月 | 株式の売買単位を1,000株から100株へ引き下げ。 |
2001年 9月 | 物流部門を東京都町田市に統合移転。 |
2001年 9月 | 「シナモロール」のキャラクターを開発。 |
2004年 | 「シュガーバニーズ」のキャラクターを開発。 |
2008年 5月 | 「ハローキティ」が国土交通省の「ビジット・ジャパン・キャンペーン中国・香港観光親善大使」に任命される。 |
2008年 | 「ジュエルペット」のキャラクターを共同開発。 |
2009年 7月 | テーマパーク事業統合のため株式会社サンリオエンターテイメント設立。 |
2010年 8月 | 創業50周年。 |
2012年 5月 | 本社機能を大崎1-11-1に移転。
|
創業当時は現在のサンリオとはかけはなれたような山梨県の絹製品を販売する会社だったんですね。さらにさかのぼると、サンリオ創業者の辻信太郎氏は、山梨県庁につとめる公務員だったということですから、今のサンリオからは想像がつきません。
そして驚いたのは、サンリオはかなり早い段階から海外進出していて映画もつくっているんですね。てっきりサンリオの海外進出は最近のことだと思っていたので、こうした下地があって今があるんですね。
株式会社サンリオの企業理念
サンリオの企業理念はこちらになります。
Small Gift Big Smile ほんの小さな贈り物が大きな友情を育てます SOCIAL COMMUNICATIONのサンリオ企業理念 | 会社情報 | サンリオ
サンリオの基本的な出発地点は「ギフト」なんですね。サンリオ当初から存在する店舗「ギフトゲート」は、キャラクター以前にギフトを売る店としてスタートしています。ハロー・キティなどのサンリオキャラクターは、ギフト商品として生まれたものということになります。
サンリオの扱う商品の特性もあって、販売を担当している場合は、お店に訪れるお客様の笑顔を見るのが励みになるという声が多数聞かれます。その点でサンリオは世界中に笑顔を届けている企業という位置づけになります。
株式会社サンリオの事業案内
サンリオの事業内容について詳しく見ていきましょう。
リテールビジネス | サンリオショップ |
---|---|
エンターテイメントビジネス | テーマパーク |
インターネットビジネス | サンリオオンラインショップ、サンリオBB |
ライセンスビジネス | 国内外の企業とのコラボレーションなど |
ソリューションビジネス | 企業のメッセンジャー役 |
コンシューマビジネス | サンリオグッズ
|
サンリオといえばキャラクターグッズの販売というのが大方の考えですが、ピューロランドやライセンスビジネスなど事業の幅も広がっています。
また、意外にもサンリオの売上げの約4割が海外からのものとなっていて、今後もかなりの伸びしろが見込まれます。
グローバルに夢を売る株式会社サンリオ
サンリオのご紹介はいかがだったでしょうか?
絹製品、そしてギフトショップから始まったサンリオがいまや海外でも有名な企業へと成長しています。サンリオ創業者である辻信太郎氏のカリスマ性がなせるわざという声も聞かれますが、やはり世界中に夢を売る素敵な事業を手がけてきたからこそではないでしょうか。