三協フロンテア株式会社の概要と沿革
三協フロンテアの概要(2016年4月1日現在)
社名 | 三協フロンテア株式会社 |
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本社所在地 | 〒277-8539 千葉県柏市新十余二5番地 TEL:04-7133-6666
FAX:04-7131-3289 |
設立年月日 | 1969年12月5日 |
代表取締役社長 | 長妻貴嗣 |
株式公開 | 東証JASDAQスタンダード |
資本金 | 15臆4,545万円 |
事業内容 | ユニットハウスの製造・販売・レンタル 、 トランクルームの製造・販売・レンタル 立体式駐車装置の製造・販売・レンタル、 植物工場の製造・販売・レンタル |
三協フロンテアは、1969年に建設用設備機材の製造と販売を目的に設立されています。
現在の三協フロンテアは、独自の技術力を誇り、業績を伸ばして、社員数も増えてしまいましたが、今でも、三協フロンテアには「家族主義」という言葉が残っていて、人と人の繋がりが強い会社です。
三協フロンテアでは、出産後も不安なく女性が正社員で活躍し続けているのも、そんな社風のおかげかもしれません。
三協フロンテアの主な沿革
1969年 | 建設用設備器材の製造・販売を目的として三協フロンテア株式会社を設立 |
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1970年 | 第1号商品となるコンテナバスの製造、販売を開始 |
1971年 | 米国Space-O-Matic社との技術提携により、2段立体式駐車装置の製造、販売を開始 |
1973年 | 建設現場の仮設事務所として、ユニットハウス「コスモCT」の製造・販売を開始 |
1975年 | 折りたたみ式ユニットハウス「コスモCT-S」を開発。販売を開始 |
1977年 | ユニットハウスのレンタルサービスを開始 |
1986年 | 茨城工場を新設 |
1990年 | 新潟工場を新設 |
1992年 | 茨城工場敷地内にユニットハウス展示場1号店を開設 |
1993年 | 日本証券業協会に株式を店頭登録(証券コード9639)ユニットハウス等の配送及び建方・解体工事を目的として、関連会社 有限会社フロンテア流通(現 フロンテア流通株式会社)を設立 、本格的な常設展示場として千葉県柏市に柏展示場を開設 |
1995年 | 関連会社 広州番禺三協豪施有限公司を設立阪神・淡路大震災の復興支援として応急仮設住宅を建設 |
1996年 | カナダのユニットハウスメーカー ブリッコ社と業務提携 |
1997年 | ロシア メハノーブルテクニカ社との技術提携により静電分離機の試作機完成。リサイクル事業に進出 |
1999年 | ドイツのクルーテ社と業務提携。介護機器事業に注力 |
2000年 | オランダのユニットハウスメーカー デミュー社と技術提携、セミパーマネント事業に進出 |
2001年 | トランクルーム事業に進出。名称を「U-SPACE」と統一し全国展開 |
2002年 | ユニットハウス「COSUMO CT-54H」がグッドデザイン賞を受賞 |
2003年 | リサイクルタイルカーペットの「Friendly Carpet」がカーペット業界で初となるエコマークを取得 |
2004年 | 新潟県中越地震の復興支援に応急仮設住宅359戸を建設 |
2005年 | 福岡県西方沖地震の復興支援に、応急仮設住宅を建設 |
2007年 | 能登半島地震、新潟県中越沖地震の復興支援に、応急仮設住宅を建設 |
2008年 | 10年ビジョンを発表 |
2009年 | 学生を対象にした建築コンペ「モバイルアーキテクチュアコンペティション」を開催
植物工場を商業施設「ららぽーと柏の葉」に設置。約3ヶ月間の実証実験を実施 |
2010年 | 植物工場事業に参入 |
2011年 | 東日本大震災の復興支援に応急仮設住宅約2000戸を建設 |
2013年 | 宮城県気仙沼市に建設作業員向け宿泊施設をオープン |
2014年 | 宮城県気仙沼市に法人向けマンスリーアパートをオープン |
2016年 | 平成28年熊本地震の復興支援に応急仮設住宅を建設、次世代モバイルスペース「MS1」が2016年度グッドデザイン賞を受賞 |
三協フロンテア株式会社の企業理念
企業理念
三協フロンテアは社会から信頼され、お客様から愛され、社員にとって誇りをもてる企業であるために、 以下の目的と基本的価値観を共有し、守り続けます。企業理念|企業情報|三協フロンテア株式会社
基本理念
目的(存在理由):社会への貢献企業理念|企業情報|三協フロンテア株式会社
私たち(三協フロンテア)は、社会に役立ち、人々の心や暮らしを豊かにし、よって社会に貢献することを目的とします。
三協フロンテアの基本的価値観(不変の主義)企業理念|企業情報|三協フロンテア株式会社
開拓の精神
私たち(三協フロンテア)は失敗を恐れず、情熱を持って未開の地(新しい分野)に挑戦することを誇りとします。
不断の努力
私たち(三協フロンテア)は、弛みない努力によって、困難に打ち勝ち目的の実現に至ることを喜びとします。
誠実な意思
私たち(三協フロンテア)は、私たちを支える人々(お客様、サプライヤー、株主・投資家、従業員とその家族など)に対して揺らぐことのない誠実な意思によって行動します。
三協フロンテア株式会社の事業内容
三協フロンテアは、創業時から受け継がれてきた開拓の精神に基づいて、自社製品で社会のために役に立つことを模索しています。
三協フロンテアのパネル方式は、創業以来のこだわりで、強靭なボックスフレームを活用していて、パネルやカプセルは全て独立設計のため、間取りを自由に選ぶことができます。
さらに、三協フロンテアのパネル方式は、使用後にパネルを交換することで、間取り変更にも対応できます。
このように、三協フロンテアは独自の技術力には自信があり、高性能で高品質な空間を安価に実現しています。
そして、現在の三協フロンテアは、「Mobile Space Frontier」を事業ビジョンにして、空間の価値を高める多彩な事業を行っています。
三協フロンテアの、事業の内容を次に紹介します。
「ユニットハウスのレンタル」
三協フロンテアのユニットハウスは、簡単につくれて、撤去も容易であることから、建設現場の事務所や、イベントの施設などのように、必要な期間が限られている場合などには、ユニットハウスのレンタルサービスは最も適しています。
「ユニットハウスの販売」
ユニットハウスは、仮設の建築物として利用されてきましたが、三協フロンテアでは、このユニットハウスの構造や仕様を改良することで、一般建築物として製品化しています。
三協フロンテアのユニットハウスは、事務所や店舗、倉庫などと用途は様々で、施工スピードの速い点や、移設可能な建物であるため、色々なお客様から高評価がでています。
この三協フロンテアのユニットハウスは、頑丈ですが、見栄えもいいため、会社の事務所や銀行の店舗などにも適しています。
「トランクルーム(ユースペース)」
三協フロンテアは、ユニットハウスで作ったトランクルームの店舗を「ユースペース」という名称で全国展開しています。
この、三協フロンテアのユースペースは、収納スペースをレンタルするサービスで、セキュリティや空調設備を装備しているため、安心快適に利用することができます。
「立体式駐車装置(パーキングシステム)」
三協フロンテアは、立体式駐車装置を国内で一番早く手掛けています。そのため、独自技術と豊富な実績をベースにして、市場からは多くの信頼を得ています。
また、三協フロンテアの立体式駐車装置は、限られたスペースを有効活用できるため、駐車場不足の解消にも貢献しています。
三協フロンテア株式会社が目指しているもの
三協フロンテアは、技術力と収益力で世界一のモバイルスペースメーカを目指しています。
三協フロンテアの「モバイルスペース」とは、再利用可能な動く不動産のことを指していて、建築現場の事務所や、イベント施設などのような「期間限定空間」のことを意味しています。
但し、最終的に、三協フロンテアが狙っているのは、地球環境にも配慮した「モバイルスペース」の可能性の追求です。三協フロンテアは、移動可能で、再組み立てもできて頑丈な住居を追求しています。
そして、三協フロンテアは、人々が暮らせる建築物を、できるだけ簡単な仕組みで作ることにチャレンジしています。三協フロンテアは、これを実現することで、資源循環型のビジネスモデルが完成して、地球環境に貢献できると信じています。
最近は地球のどこでも災害が発生していますが、もしも三協フロンテアの「モバイルスペース」が住居として役立てば、すばらしいことです。
三協フロンテアは、ユニットハウスを造る目立たない会社ですが、自分たちの技術を伸ばすことで、地球環境を救済することまで考えている素晴らしい会社です。