株式会社ジャックスの企業概要と沿革
ジャックスの企業概要をご紹介します。この概要を見れば、ジャックスのおおよそのことはご理解いただけると思います。
株式会社ジャックスの基本情報
社名 | 株式会社ジャックス |
---|---|
本社所在地 | 東京都渋谷区恵比寿4丁目1番18号 恵比寿ネオナート |
設立年月日 | 1954(昭和29)年6月29日 |
代表取締役社長 | 板垣 康義 |
株式公開 | 東証1部、札証(証券コード:8584) |
資本金 | 16,138,180,000円 |
事業内容 | 総合消費者信用事業
|
ジャックスの設立は昭和29年ですが、設立当時の名前を「デパート信用販売株式会社」と名づけています。これは、ジャックスが今後函館の地域にとどまらず、広く事業を展開していくことを願って「函館」という名前を社名にあえて入れなかったということによるものです。
株式会社ジャックスの沿革
ジャックスの沿革はこちらになります。
1954年(昭和29年) 6月 | 函館に資本金330万円の「デパート信用販売株式会社」を設立。クーポン券を発行し会員を募集するデパート月賦事業を開始。取締役社長に伊部政次郎が就任、常務取締役に渡邊達弥・山根要が就任。 |
---|---|
1959年(昭和34年) 7月 | 創立5周年を機に社名を「北日本信用販売株式会社」へ変更。 |
12月 | 業界で初めて金融機関の融資保証業務を開始。 |
1961年(昭和36年) 1月 | 高額の耐久消費財向けに長期払い(6ヵ月)の「スペシャルクーポン」制度を導入。 |
1962年(昭和37年) 9月 | 利用代金を分割返済できる「信販小切手」を導入。 |
1965年(昭和40年) 5月 | 函館市末広町の土地・建物を買い取り、本社事務所を移転。 |
1969年(昭和44年) 3月 | 大手メーカーと提携し、債権買取業務(ショッピングクレジット)を本格的に開始。 |
1970年(昭和45年) 12月 | 札幌、仙台ではじめてカードを発行。 |
1972年(昭和47年) 7月 | 東京事務所(現・東京支店)を開設し、関東地区へ進出。 |
1973年(昭和48年) 4月 | 札幌証券取引所に上場。 |
10月 | 大阪支店を開設し、関西地区へ進出。 |
1974年(昭和49年) 5月 | 名古屋支店を開設。 |
1975年(昭和50年) 8月 | 本部機能を東京へ移転。 |
1976年(昭和51年) 2月 | 福岡・広島支店を開設し、九州・中国地区へ進出。 |
4月 | 社名を「株式会社ジャックス」へ変更。 |
11月 | 東京証券取引所第2部に上場。 |
1978年(昭和53年) 9月 | 東京証券取引所第一部に指定替え。 |
1981年(昭和56年) 6月 | 世界最大の免税店チェーンのDFS(Duty Free Shoppers)とカード業務で提携。 |
1982年(昭和57年) 1月 | 業界初の銀行カードローンの保証業務を開始。 |
1983年(昭和58年) 4月 | 住宅ローンセンター(現・東京住宅ローンセンター)を開設。 |
1989年(平成元年) 4月 | 国際カード「ジャックス・Visaカード」、「ジャックス・MasterCard」を発行開始。 |
6月 | 創立35周年記念として、旧本社ビルを函館市へ寄贈(現・函館市文学館)。 |
1991年(平成3年) 1月 | 「ジャックス・JCBカード」を発行開始。 |
1994年(平成6年) 2月 | 信販業界で初めてCP(コマーシャルペーパー)を発行。 |
11月 | 新本社ビル「恵比寿ネオナート」竣工、本部を渋谷区恵比寿へ移転。 |
1995年(平成7年) 10月 | 総額1億円のギフト券をプレゼントする「ジャックスカード1億円 COME HOME キャンペーン」を実施。 |
1996年(平成8年) 10月 | 「ジャックスカード半分持ちますキャンペーン」を実施。 |
1997年(平成9年) 2月 | カードキャッシング利率を業界最低水準となる実質年率18.0%へ引き下げ。 |
1999年(平成11年) 5月 | 創立45周年の感謝を込めて「ジャックスカード旅行ご招待キャンペーン」を実施。 |
2001年(平成13年) 5月 | 業界最新鋭の基幹システム「JANET」を稼働、業界で初めて24時間365日稼働のオンラインシステムを実現。 |
2002年(平成14年) 6月 | ジャックスカード会員向けインターネット総合サービス「インターコムクラブ」開始。 |
2004年(平成16年) 6月 | 創立50周年を迎える。 |
2006年(平成18年) 2月 | 「プライバシーマーク」の認証を取得。 |
11月 | 業界初の携帯電話完結型ショッピングクレジットシステム『WeBBy mobile(ウェビーモバイル)』を開発。 |
2007年(平成19年) 9月 | 三菱UFJフィナンシャル・グループ、三菱東京UFJ銀行、三菱UFJニコスと業務・資本提携に係る基本合意を締結。 |
2008年(平成20年) 3月 | 第三者割当増資により株式会社三菱東京UFJ銀行の持分法適用関連会社へ。 |
4月 | 三菱UFJニコス株式会社の個品割賦事業を承継(JNS管理サービス株式会社)。 |
2010年(平成22年) 6月 | 海外子会社 JACCS International Vietnam Finance Co.,Ltd. を設立。 |
2012年(平成24年) 11月 | インドネシアの二輪車販売金融事業へ参入。 |
2014年(平成26年) 4月 | 創立60周年を機にコーポレートロゴをリニューアル。 |
2015年(平成27年) 4月 | 中期3カ年経営計画「ACT-Σ」がスタート。
|
創業時のジャックスはクーポンを販売して顧客はそのクーポンで提携デパートの商品を購入でき、クーポンの代金は3ヶ月分割で支払うという内容でした。当時は高度経済成長期の日本ではありましたが、ジャックス創業2年後には月の売上げが20万円から800万円に躍進したそうです。
その後ジャックスは、クーポン制からより高額な信販小切手の販売に踏み切ったところ、こちらも大きく売上げを伸ばし、高額商品の販売に拍車がかかりました。
株式会社ジャックスの経営理念
ジャックスの経営理念はこちらになります。
「夢のある未来」「豊かな社会」の実現に貢献する経営綱領|企業情報|株式会社ジャックス
ジャックスは銀行ではありませんが、お金を扱う金融業として信頼や誠実さを重要なポイントに置いていますので、おのずと社員もきっちりとした仕事内容が評価されるようです。また、ジャックスの福利厚生もしっかりしており、有給休暇などもとりやすく、女性にとっても働きやすい職場です。
株式会社ジャックスの事業案内
ジャックスの事業内容について詳しく見ていきましょう。
クレジット事業 | オートローン、リフォームローンなど |
---|---|
カード事業 | ジャックスカード、社会貢献カード、地域貢献カード、ジャックス提携カード |
ファイナンス事業 | 銀行個人ローン保証、住宅ローン保証、集金代行サービス |
ペイメント事業 | 家賃保証 |
海外事業 | ベトナム、インドネシア
|
ジャックスの主軸事業は、カード事業とファイナンス事業です。そこを追う形でクレジット事業があり、ジャックスはこの3つの事業でうまくバランスを取っているといえます。今後は海外事業やジャックスの新規事業である後払いシステムも期待されます。
社会貢献にも力を入れる信販会社株式会社ジャックス
ジャックスのご紹介はいかがだったでしょうか?
ジャックスのカード事業の特徴として挙げられるのが、社会貢献や地域貢献に寄付できるクレジットカードです。たとえばジャックスの入会金や利用金額の0.5%を寄付できる盲導犬協会カードなどが有名です。これは金融関連業でもこのような貢献ができるのだという良い例で、ジャックスは発祥の地である函館にも旧社屋を寄付するなど貢献を常に行いながら成長してきた企業です。
銀行など金融業に興味がある方にはジャックスはぜひおすすめの会社です。