株式会社バッファローの企業概要と沿革
バッファローの企業概要をご紹介します。この概要を見れば、バッファローのおおよそのことはご理解いただけると思います。
株式会社バッファローの基本情報
社名 | 株式会社バッファロー |
---|---|
本社所在地 | 愛知県名古屋市中区大須三丁目30番20号 赤門通ビル |
設立年月日 | 1978年(昭和53年)8月5日 |
代表取締役社長 | 斉木 邦明 |
株式公開 | 東証JASDAQ(証券コード:3352) |
資本金 | 320,000,000円 |
事業内容 | デジタル家電及びコンピュータ周辺機器の開発、製造、販売及び 関連サービスの提供
|
現在は株式会社メルコホールディングスの子会社という位置づけですが、バッファロー本社は名古屋にあります。ビルのバッファローの看板は、名古屋に住む人なら誰もが知っているでしょう。
バッファロー社長の斉木邦明氏は、43歳の時に今の職場に平社員として転職し、入社2ヵ月後には品質管理、そして課長、部長と昇進し、4年後には取締役になったというすごい人物です。2004年に社長に就任し、現在は60台半ばですが、社長になってもなお現場に出てバッファローの営業などを行っているというバイタリティにあふれる方だけに、スピード昇進もうなずけます。
株式会社バッファローの沿革
バッファローの沿革はこちらになります。
1975年 5月 | 現取締役会長である牧誠は、名古屋市天白区に音響機器製品専業メーカー「メルコ」を創業、アンプ専門のメーカーとして設計製造を開始 |
---|---|
1978年 8月 | 音響機器製品の製造、販売を目的として株式会社メルコを設立 |
1981年 7月 | パソコン周辺機器市場へ本格参入のため、「コンピュータ事業部」を設置 |
1986年 7月 | 直営販売店「メルショップ」を分離し、株式会社メルショップを設立 |
10月 | 東京都千代田区に東京営業所(現:東京支店)を開設 |
1989年 12月 | 子会社として米国オレゴン州にBUFFALO PRODUCTS,INC.を設立 |
1990年 9月 | 物流部門を独立させるため、株式会社バッファロー物流を設立 |
1991年 3月 | アジアにおける部品調達、生産拠点として台湾台北市に台湾連絡事務所を設置 |
1992年 1月 | 生産・開発部門の充実を図るため、名古屋市南区にメルコハイテクセンター(現:(株)バッファロー本社)を開設 |
1994年 9月 | ラジオたんぱ店頭株式ブルーチップ賞において優秀賞を受賞 |
1998年 1月 | 米国のパソコン用メモリーモジュールメーカーのTechWorks,Inc.(現:BUFFALO TECHNOLOGY (USA), INC.)を子会社化 |
12月 | 英国のTeckWorks(UK)Limited(現:BUFFALO TECHNOLOGY UK LIMITED)、アイルランドのTeckWorks(Ireland)Limited(現:BUFFALO TECHNOLOGY IRELAND LIMITED)の株式を取得 |
2000年 2月 | 米国において販売力の強化・充実を図るため、BUFFALO TECHNOLOGY(USA), INC.を設立 |
2001年 1月 | SIや工事・設定業者と協業し、訪問設定サービス 「BUFFALO Service Alliance(バッファローサービスアライアンス)」を結成 |
3月 | 中古パソコンの再生事業を行う合弁会社、デジタルリユース株式会社を設立 |
2002年 11月 | 事業部をブロードバンド事業とパソコン関連事業に再編 |
2003年 3月 | 株式会社バッファローリースがブロードバンド関連機器のレンタル事業を開始 |
5月 | 株式会社バッファローが株式会社メルコホールディングスに商号変更、名古屋市中区に本店を移転 |
10月 | 株式会社メルコホールディングスと株式会社バッファローが株式交換、持株会社制に移行 株式会社メルコホールディングスが東京証券取引所及び名古屋 証券取引所市場第一部に株式をを上場 株式会社メルコが株式会社バッファローに社名変更、名古屋市南区に本店を移転 |
2004年 8月 | 株式会社バッファローと株式会社メルコファイナンスが合併 |
2008年 4月 | 欧州事業の拡大と効率化を図るため、欧州事業を統括する欧州本社として、BUFFALO EU B.V. を設立 |
7月 | 中東地区での販売強化を目的として、合弁にてドバイにBuffalo AdvanTec FZCOを設立 |
2012年 4月 | 株式会社バッファローコクヨサプライを経営統合 |
9月 | 生産調達の更なるグローバル化を図る為、香港に「Buffalo Asia Ltd.」を設立 |
2013年 5月 | シンガポールに100%子会社としてMelco Capital Pte. Ltd.を設立
|
バッファロー創業者の牧誠氏は、父親が製麺大手のシマダヤ社長という人物。養子に出されたということもありましたが、それでも自身で新たな分野の企業であるバッファローを立ち上げたことは、さすがですね。バッファロー創業当初はオーディオ機器の販売を行っていましたが、大手の参入で違う道を歩まざるをえなくなり、苦しみの中で生み出したのがP-ROMライタやプリンタバッファというパソコン関連機器だったのです。こういった開発はすべて早稲田大学理工学部物理学科から大学院出身の牧誠氏によるものでした。
また、バッファローは近年海外進出に力を入れています。日本国内ではシェアNo1を誇る機器を持っていても、海外と比べると日本のPC関連事業はずいぶん遅れているそうで、バッファローは海外でさらに利益を伸ばせる算段です。バッファローではいずれは日本と海外の比率を50・50にしたいと計画を遂行しています。
株式会社バッファローの企業理念
バッファローの企業理念はこちらになります。
メルコバリュー ■ 千年企業 私たちは、先人の教えを真摯に学び活用し、常に未来を見据え、メルコバリューを共有する全ての人たちと共に、メルコグループの永続的な成長を目指します ■ 顧客志向 私たちは、常にお客様の視点に立ち、より良い社会生活の実現に資する商品・ サービスを提供し続け、私たちの知恵と努力が社会の発展に寄与することを喜びとします ■ 変化即動 私たちは、世の中の変化に目をそむけず、誤りに気付いた時は引き返す勇気を持ち、常に自己研鑽に励み、自己変革を目指して行動します ■ 一致団結 私たちは、フェアアンドオープンの精神で、高い志と情熱を共有する人たちと共に、いかなる困難をも乗り越え、一丸となって目標を達成します この『メルコバリュー』をグループ全体で共有し実践することで永続的な成長を目指してまいります。 コーポレートステートメント 「つなぐ技術であなたに喜びを」 私たちはこれまでも「IT時代におけるお客様の利便性向上」を使命とし、使いやすさと快適さを感じていただける商品及びサービスの提供を行ってまいりました。 そしてこれからは、誰もが簡単にそして安心してインターネットに接続でき、より安全で快適にデジタルデータを保存・再生できる喜びを提供していきます。 これらの事業活動を通して、理念を共有するすべてのステークホルダーの幸せを実現していきます。会社の理念 : 経営姿勢 | BUFFALO バッファロー
バッファローのコーポレートステートメントは、今までも何度か変更されてきましたが、今回のものは2016年に改定されています。パソコンやインターネットに限定せず、事業を展開していきたいというバッファローの願いがこめられた改定です。もちろん主軸はこれからもPC関連機器ですが、テレビなどのAV機器に関しても、つなげる技術としての付加価値を高めることで、バッファローの独自性を出していく戦略です。
株式会社バッファローの事業案内
バッファローの事業内容について詳しく見ていきましょう。
メモリー製品 | メモリー、USBカード、メモリーカード |
---|---|
ストレージ製品 | SSD、ハードディスク(HDD)、ブルーレイ/DVD/、MO/FDドライブ、増設インターフェース |
ネットワーク製品 | 無線LAN、有線LAN |
デジタルホーム製品 | 映像・音響機器 |
サプライ製品 | PCサプライ、スマートフォン・タブレット用アクセサリー、ケーブル・液晶テレビ関連アクセサリー
|
バッファローでは、このような製品はもちろんですが、アパート一棟をまるごとwi-fi接続可能にしてしまう「アパートwi-fi」などのサービス事業にも力を入れています。
また、製品に関してはボタン一つで接続可能なAOSSシステムの開発をしたバッファローだけに、研究・開発分野にも力を入れています。
インターネット社会のパイオニアとして不動の地位を維持し続ける株式会社バッファロー
バッファローのご紹介はいかがだったでしょうか?
日本のインターネット社会幕開けから常に時代をリードしてきたバッファロー。バッファローの高い技術力はもちろんですが、社長自ら営業に出かけるというバイタリティが、社員にも反映されているに違いありません。バッファローでは、休日出勤はなく、自分の裁量で仕事をやりくりしやすいという声も聞かれますので、パソコン機器に興味があり、自ら進んで仕事をしたいという人にはおすすめの職場です。