飯田グループホールディングス株式会社の概要と沿革

飯田GHDの概要

社名     飯田グループホールディングス株式会社
本社所在地  〒163-0246 東京都新宿区西新宿二丁目6番1号 新宿住友ビル46階
登記上の本店 〒188-0003 東京都西東京市三丁目2番22号
TEL03-5989-0923 FAX03-6911-4506
設立年月   2013年11月01日
取締役社長  西河洋一
株式公開   東証(1部)
資本金    100臆円(2016年3月31日現在)
事業内容   戸建分譲事業、マンション分譲事業、請負工事事業及び、これらに関連する事業を行う子会社及びグループ会社の経営管理並びにこれらに付帯する業務
『以上、飯田グループホールディングス株式会社HPより参照』


 飯田GHDは、2013年11月に設立されましたが、一建設の会長であった飯田一男や、その一族会社などの6社が経営統合して創った共同持株会社です。

経営統合前の6社は、東証1部(飯田産業、東栄住宅、タクトホーム、アーネストワン)とジャスダック(一建設、アイディホーム)に上場していましたが、全て上場廃止して、新規に飯田GHDを共同持株会社として設立することにしたのです。

この経営統合によって、飯田GHDは、グループの各社が持っている技術力やスケールメリットをフルに活用して、品質の良い家を、リーズナブルな価格で提供することで、分譲住宅の国内シェアNo.1を達成し、さらに成長を続けています。

飯田GHDの主な沿革

-経営統合前-

1967年02月  総合建築請負業を目的として飯田建設工業(現 一建設)を設立
1975年07月  飯田建設工業が不動産分譲事業に進出
1976年12月  飯田建設工業が建築業及び不動産売買・仲介を目的とする東栄住宅(1951年3月設立)の株式を取得し子会社化
1977年07月  飯田建設工業が不動産分譲事業を行う子会社として飯田産業を設立
1981年05月  飯田建設工業が総合建築請負業を行う子会社として伏見建設工業(現:アーネストワン)を設立
1983年11月  伏見建設工業が伏見建設(現:アーネストワン)へ商号変更
1985年10月  飯田産業が注文住宅の建築を主たる業務とするタクトホーム(1984年設立)の株式を取得し子会社化
1986年05月  飯田建設工業がタクトホームの株式を取得し子会社化
1994年01月  飯田建設工業及び飯田産業がタクトホームの株式を売却し、資本関係解消
1995年07月  飯田建設工業のマンション事業撤退に伴い、伏見建設の株式売却、資本関係解消。伏見建設は不動産分譲事業を開始
1995年09月  飯田建設工業が戸建住宅のアフター工事及び請負工事を行う子会社としてアイディホームを設立
1995年12月  飯田建設工業が東栄住宅、飯田産業の株式売却、資本関係解消
1999年09月  東栄住宅が株式を店頭公開(2002年1月に東証1部指定)
2000年02月  飯田産業が株式を店頭公開(2002年4月に東証1部指定)
2000年09月  伏見建設がアーネストワンへ商号変更
2002年02月  アーネストワンがジャスダック市場へ上場(2005年3月に東証1部指定)
2003年08月  タクトホームがジャスダック市場へ上場(2004年11月に東証1部指定)
2004年02月  飯田建設工業が一建設へ商号変更
2009年12月  一建設がジャスダック市場へ上場
2011年03月  アイディホームがジャスダック市場へ上場
2013年06月  一建設、飯田産業、東栄住宅、タクトホーム、アーネストワン、アイディホームが経営統合契約を締結

-経営統合後-

2013年11月  共同株式移転の方法により、東京都西東京市に当社(飯田グループホールディングス株式会社)を設立。東証第1部へ上場
2014年05月  ファーストウッド株式会社の株式を取得し子会社化(非連結)
2016年03月  本社を東京都新宿区西新宿に移転
2016年03月  ファーストウッドを2015年度より連結化
2016年05月  IFRS基準の2017年3月期予算を開示(2016年03月期の有価証券報告書からIFRSを任意適用)
『以上、飯田グループホールディングス株式会社HPより参照』

飯田グループホールディングス株式会社の経営理念

飯田GHDの経営理念は、次のように制定されています。

『飯田GHDの経営理念』

より多くの人々が幸せに 暮らせる住環境を創造し、 豊かな社会作りに貢献する
経営理念|飯田グループホールディングス

飯田GHDの経営方針

■時代の変革をいち早く読み、素早く対応できる企業集団となる。
■(飯田GHD)グループ企業の強みやノウハウを活かして、業務の効率化と、新しい価値 の創造を追求する。
■法令を遵守するとともに社会正義・社会規範を尊重し、公正な企業活動を展開する。
■(飯田GHD)社員が挑戦でき、働き甲斐のある、生き生きとした魅力的な職場にする。
■(飯田GHD)グループ企業は、お互いよきライバルとして、グループ企業の自主性を尊重するとともに、グループ全体の成長・拡大を図る。
■(飯田GHD)グループ企業は、万全な危機管理体制を構築し、どのような事態においても迅速・誠実に対応する。
経営理念|飯田グループホールディングス

飯田グループホールディングス株式会社の事業

 飯田GHDの事業は、「戸建分譲事業」、「マンション分譲事業」、「請負工事事業」、「その他事業」の4つに分けています。

戸建分譲事業

 「戸建分譲事業」は、飯田GHDで土地を仕入れて、設計と施工をした戸建住宅をお客様に販売する(建売住宅)の販売事業です。

飯田GHDは、用地の仕入れから造成、企画、設計、施工、販売、そしてアフターサービスまでを全て自社で行う一貫システムと販売数のスケールメリットで、建築コストの低減を実現しています。

飯田GHDの建売住宅は、耐震性・耐久性に優れており、高品質で低価格の住宅のため、全国の分譲住宅販売数の凡そ、30%以上に相当します。

つまり、飯田GHDは、国内シェアNo.1の分譲住宅メーカーです。

マンション分譲事業

 飯田GHDの「マンション分譲事業」は、関東圏を中心に分譲マンションの販売を行っています。飯田GHDのマンションは、「プレシス」「センチュリー」「サンクレイドル」の3つのシリーズをブランド展開しています。

飯田GHDのマンションは、戸建住宅の開発事業で築いた全国ネットワーク力を活かした土地の取得や緻密なマーケティングで、快適でリーズナブルなマンション販売を行っています。

請負工事事業

 飯田GHDの「請負工事事業」では、自由設計の注文住宅と、規格型注文住宅の販売を行っています。飯田GHDの注文住宅は、自由設計と規格型の各々について、複数の注文ブランドを用意して対応しています。

その他事業

 飯田GHDでは、住宅ビジネスに関連する様々な業務を行っており、それらを「その他事業」に分類しています。

例えば、その他の木材加工事業では、良質な住宅を廉価で販売するために、飯田GHDのグループ企業が、集成材製造やプレカット加工などの木材加工を行う体制を整えて対応することで、コストの低減を実現しています。

また、飯田GHDは、フラット35等の住宅ローン貸付や融資の斡旋などの業務も行っています。飯田GHDの、この事業では、各種保険やファイナンシャルプランのサポート業務も行っています。

さらに、飯田GHDの「その他事業」では、不動産仲介や宅地造成・建物解体業務、リゾート施設の運営や旅行業者代理業も行っています。

飯田グループホールディングス株式会社の家へのこだわり

 飯田GHDは、いい家をリーズナブルな価格で提供するために、こだわりを持っている会社です。

飯田GHDの「良質」へのこだわり

 飯田GHDは、独自の工法・部品等で耐震性能や耐劣化性能の強化と、維持管理の対策、断熱性、省エネルギー性の実現を図っています。

飯田GHDの「いい土地」へのこだわり

 飯田GHDは、いい家のためには、どんな土地に建てるのかを重要なファクターと考えています。飯田GHDは、全国の地域密着ネットワークを活用して、様々なニーズに対応する土地を用意しています。

飯田GHDは、住みたい場所、便利な場所、安全な場所、子育てしやすい場所などを提供していますが、それらは、専門業者による地盤調査を行い、必要に応じて補強工事なども行っています。

飯田GHDの「好価格」へのこだわり

 飯田GHDは、誰もが買える家を目指しています。但し、家は一生のうちに何度も買えるものではないため、高品質でなければならないと考えています。

そのため、飯田GHDは、自社工場で木材を加工することで、高品質で、リーズナブルなコストを実現し、さらに日本一の住宅供給棟数のスケールメリットで、資材の一括仕入れによる価格の低減を図っています。

飯田グループホールディングス株式会社が目指すもの

 飯田GHDは、家へのこだわりを持って、良質で、好立地で、好価格の住宅を提供することを目指して日々取り組んでいます。しかし、飯田GHDのビジネス面での目標は、世界的企業を目指すことです。

飯田GHDの国内市場における戸建分譲事業では、既にシェアNo.1になっていますが、首都圏や政令指定都市などが中心です。そのため、飯田GHDでは、シェアNo.1の体制を維持するには、47都道府県の全てに営業拠点をおく必要があると考えて取り組んでいます。

又、飯田GHDが目指している、良質で、好立地で、好価格の住宅を国内だけで供給するビジネスモデルには限界があるかもしれません。

そのため、飯田GHDは、米国やアジア地区に進出することで、リーズナブルな価格で、高品質の家を供給して、世界を相手に活躍することで、さらなる会社の成長を目指しているのです。