ジョルダン株式会社の概要と沿革

ジョルダンの概要

社名     ジョルダン株式会社
本社所在地  〒160-0022 東京都新宿区新宿2-5-10成信ビル
TEL03-5369-4051 FAX03-5369-4057
設立年月   1979年12月
取締役社長  佐藤俊和
株式公開   東証JASDAQスタンダード
資本金    2臆7,737万5,000円(2016年9月30日現在)
事業内容   パッケージソフトの開発・販売、システム設計・製造、デジタルコンテンツ制作、インターネットコンテンツの提供、形態コンテンツの提供、旅行業法に基づく旅行業
『以上、ジョルダン株式会社HPより参照』


 ジョルダンと言えば、フランスの数学者(1838年-1922年)のカミーユ・ジョルダンが知られています。数学者のジョルダンは、現代数学の形成期に活躍した学者で、ジョルダン名の概念や定理は様々なものがあり、解析学の基礎概念の明確化や有限群論の体系化等で貢献しています。

一方、ジョルダン株式会社は、システム設計やデジタルコンテンツの制作、ゲームソフトの開発など、IT技術を駆使する技術者集団を主体とする会社です。

ジョルダン株式会社の社名は、数学者のジョルダンから由来したとされています。これは、数学の理論を使うことの多い、IT技術会社ということで、数学者のジョルダンに敬意を表して社名にしたと思われます。

ジョルダンの主な沿革

1979年12月  株式会社ジョルダン情報サービスとして設立[Jorudan Information Service Co.,Ltd.]
1989年12月  ジョルダン株式会社に社名変更[Jorudan Co.,Ltd.]
1994年03月  「東京乗換案内 for Windows 3.1」
1996年04月  インターネット上に「乗換案内全国版」公開
2002年08月  モバイル版電子書籍サービス開始
2003年04月  大阪証券取引所「ヘラクレス」市場(現 東京証券取引所 JASDAQ)に上場
2008年06月  ジョルダンブックス 出版事業開始
2012年06月  Jorudan Transit Directory, Inc.設立
2013年04月  株式会社グルメぴあネットワークを吸収合併
2014年11月  悟空出版 事業開始
『以上、ジョルダン株式会社HPより参照』

ジョルダン株式会社の基本理念

 ジョルダングループは、「自社こそが最強の開発集団である」を基本スタンスとする「もの作り」の集団であり、IT技術に基づく独創的な構想力を持った「もの」を世に問い、社会の進展に貢献することを目指しています。

ここで、ジョルダングループが言っている「もの」とは、ライフスタイルを大きく変える「道具(=ソフトウェア)」のことで、思考に大きな影響を与える「情報(=コンテンツ)」、あるいは「仕組(=プラットフォーム)」を意味しています。

『ジョルダンの基本理念』

『ジョルダンの基本理念』 「『個』を大切にする」 「最新の技術に敏感である」 「持てるエネルギーのすべてを商品にぶつける」
ジョルダン株式会社:企業・IR情報:IR情報:経営方針

ジョルダンの基本理念の意味は次のようなものです。
「『個』を大切にする」とは、ジョルダンでは、個性を活かせるワークスタイルを尊重し、かつ、学習・コミュニケーションの場を提供することです。

そして、ジョルダンの構成員は、「最新の技術・商品に敏感である」ことを主体にして、「持てるエネルギーのすべてを商品にぶつける」ことにより、各個人の自己実現にトライしながら、ジョルダングループの発展を目指すものです。

ジョルダン株式会社の事業

 ジョルダンの事業は、「乗換案内」、「マルチメディア」、「その他」に区分されています。

ジョルダンの主な事業は、鉄道、バスなどの経路検索・運賃計算ソフトウェア「乗換案内」の製造と販売です。

ジョルダンでは、ホームページやモバイルでの「乗換案内」、そして、それに付随するサービスの提供や、旅行の取扱、その他インターネット向けのコンテンツの提供や、受託ソフトウェア開発も行っています。

乗換案内事業

 「個人向け」
ジョルダンでは、「乗換案内」のPC向け製品の販売と、バージョンアップサービスなどの提供を行っています。
 「法人向け」
ジョルダンは、「乗換案内」等の法人向け製品などの販売と、法人内のイントラネットへの旅費精算システムへの組み込みや、他企業・団体のウェブサービス向けの提供などの対応をしています。
 「インターネット」
ジョルダンは、インターネットで「乗換案内」や飲食店情報の提供をしています。ここでは、モバイル向け「乗換案内」の有料サービス、広告スペースの販売、そして旅行の企画や手配、販売等が主な収益源になります。

マルチメディア事業

 ジョルダンのマルチメディア事業では、モバイル向けコンテンツの提供や、書籍の出版等を行っています。

その他事業

 ジョルダンの、その他の事業では、受託ソフトウェア開発や情報関連機器リース等の事業を行っています。

ジョルダン株式会社の特徴

 ジョルダンには、次のような特徴があります。

フレキシブルな開発体制

 ジョルダンは、新規事業を行う際に部署や役職、年齢などにしばられないで必要な技術や個性を持つメンバーが集まって取り組みます。

この柔軟性と機動性はジョルダンの特徴です。

社員の「やってみたい」を実現

 ジョルダンの社員は、「やってみたいこと」や「アイデア」があれば、直ぐに行動するツールを自由に提供してくれます。

ジョルダンは、世の中を動かす新しいものを創りたいと考えています。そのため、ジャンルや形態にとらわれません。

個人の意見を重視

 ジョルダンは、目標を実現するためのやり方には固執しません。「こうしたい」という意見や意思を大切にしています。ジョルダンは、豊かな個性と主体性が社員を成長させて、社会貢献につながることを目指しています。

ジョルダン株式会社の今後の対応

 ジョルダンは、情報・通信産業に属していて、アプリケーション・コンテンツの開発は中核事業になります。このような分野では、新規ツールや新規サービスなどの新しい事業が突然登場することは珍しくありません。

そのため、ジョルダンは、新技術やノウハウを他社に先行して蓄積し続けることを可能にする体制の構築が重要と考えています。

 ジョルダンに必要な人材は、各種ネットワーク端末やサーバー関連の技術力、インターネット関連のソフトウェアに関する技術力および、高品質なサービスの企画・開発力です。ジョルダンは、人材の発掘と育成に注力しています。

優秀な人材の発掘と育成

組織の柔軟性と機動性の確保

 ジョルダングループは、事業の特性から、変化への素早い対応が求められます。そのため、ジョルダンでは、事業展開に応じて、組織の組み替えが簡単にできるような組織の柔軟性を確保することと、意思決定の迅速化によって機動性の確保を図っています。

ネットワーク関連設備への投資

 今後、増々インターネット関連の事業拡大や通信速度の向上が求められます。ジョルダンは、安定的なサービス提供のため、サーバー等のネットワーク関連設備への投資を行い、インターネットサービス環境の整備に努めます。

情報セキュリティの強化

 ジョルダングループが提供する製品やサービスの拡大に伴って、外部からの不正侵入による情報の操作、或いは外部への情報の流出なども懸念されます。

そのため、ジョルダンは、役職員の情報取扱いに関する教育訓練等を含めて、情報セキュリティ管理体制を継続的に強化していきます。

このように様々な視点で、ジョルダンの体制を強化するための試みが進められ、上記以外にも、ジョルダンは、「社会的責任の体制強化」、会社規模拡大に備えて「内部体制の充実」、継続的な事業の成長のための「新規事業の立ち上げ」、開発スピードアップ化のための「他企業との連携」、グローバル化対応の「海外展開」等を重点ポイントとしています。