株式会社NIPPOの企業概要と沿革
NIPPOの企業概要をご紹介します。この概要を見れば、NIPPOのおおよそのことはご理解いただけると思います。
株式会社NIPPOの基本情報
社名 | 株式会社NIPPO |
---|---|
本社所在地 | 東京都中央区八重洲1-2-16 TGビルディング |
設立年月日 | 1960(昭和35)年8月1日 |
代表取締役社長 | 岩田 裕美 |
株式公開 | 東証1部、札証(証券コード:1881) |
資本金 | 15,324,000,000円 |
事業内容 | 道路・テストコース・空港・流通施設・スポーツ施設・水道施設・一般土木・一般建築の請負、調査、設計、監理、コンサルタント業務
|
NIPPO現社長の岩田裕美氏は、信州大学工学部卒業後に入社し、営業などを中心に活躍してきた人物です。
株式会社NIPPOの沿革
NIPPOの沿革はこちらになります。
昭和9年2月 | 設立。 |
---|---|
昭和24年10月 | 建設業法により建設大臣登録を受ける。 |
昭和24年12月 | 当社株式を東京証券取引所に上場。 |
昭和36年3月 | 三協機械建設株式会社(現 日鋪建設株式会社)に資本参入。 |
昭和43年8月 | 決算期を年1回(3月)に変更。 |
昭和44年3月 | アスファルト合材販売事業に進出。 |
昭和48年9月 | 建設業法改正により建設大臣許可を受ける。 |
昭和52年4月 | リサイクリングアスファルトプラント開発、千葉市にて第1号機稼働開始。 |
昭和52年7月 | インドネシア政府より中部ジャワ道路改良工事を受注し、海外事業に進出。 |
昭和52年7月 | 長谷川体育施設株式会社に資本参入。 |
昭和55年5月 | スポーツ関連事業に進出。 |
昭和60年6月 | 開発事業ならびに石油製品販売事業等に進出。 |
昭和61年4月 | 建築事業に進出。 平成11年1月 琴海土地開発株式会社を吸収合併。 |
平成13年4月 | 土壌・地下水浄化事業へ進出。 |
平成15年3月 | 大日本土木株式会社に資本参入。 |
平成15年10月 | 商号を株式会社NIPPOコーポレーションに変更。 |
平成15年10月 | 新日石エンジニアリング株式会社の工事・エンジニアリング部門を吸収分割。 |
平成16年12月 | 本社部門で環境ISO(ISO14001)の認証を取得。 |
平成21年7月 | 商号を株式会社NIPPOに変更。 |
平成24年4月 | プラントエンジニアリング事業をJXエンジニアリング株式会社に吸収分割。
|
NIPPOの設立は昭和9年ですが、前身となる中外アスファルト株式会社は、明治40年に設立されていますので、そこから数えると100年以上の歴史を誇ります。もともと道路舗装に使用されるアスファルトは、石油から作られているため、NIPPOは石油と密接なかかわりがあります。実際、NIPPOの設立は、日本石油の道路部門が浅野物産の道路部門と合併したことによります。
株式会社NIPPOの企業理念
NIPPOの企業理念はこちらになります。
わたしたちは 確かなものづくりを通して 豊かな社会の実現に貢献します企業理念・行動指針:NIPPO
「豊かな」という部分においては、NIPPOの給与は同業他社と比べて多くなっています。社員の豊かな生活を支えている点ではNIPPOの企業理念が生かされています。また、NIPPOではロードレースチーム、剣道部、テニス部などがそれぞれの大会で好成績をおさめています。
株式会社NIPPOの事業分野
NIPPOの事業内分野について詳しく見ていきましょう。
舗装・土木 | 空港、高速道路、一般道路、広場、歩道、テストコース、自動車競技場、サーキット場、テニスコート、陸上競技場、グラウンドなど |
---|---|
建築 | 集合住宅、商業施設、医療福祉施設、スポーツ施設、工場・倉庫など |
不動産事業 | 分譲マンション、賃貸オフィス・マンション、分譲・戸建・土地など
|
やはりNIPPOの主力となる事業は舗装・土木関連で、売上の8割弱を占めています。ただ、NIPPOは現在の地位に甘んじず、長年多角化につとめています。特にNIPPOは長年サイクル・レースチームへの支援を行っていて、2015年からジロ・デ・イタリアに参戦するなど、スポーツ部門にも力を入れています。
株式会社NIPPOの製品・技術
NIPPOの製品・技術について詳しく見ていきましょう。
多機能型すべり止め舗装 グリップサーフ
全天候・高耐久型アスファルト常温舗装材 レミファルトSTプラス(+)
アスファルト常温舗装材 ホームペーブ
間伐材チップを用いた木質系乳剤舗装 パーフェクトウッドチップ
NIPPOはこうした舗装分野の技術では最先端をいく製品を開発していて、今後も新たな技術が生み出されていくことが期待されます。NIPPOの研究・開発拠点は日本全国各地に存在し、新しい技術の開発だけでなく、既存技術の改良にも日々取り組んでいます。
日本の道路を支える株式会社NIPPO
NIPPOのご紹介はいかがだったでしょうか?
高い舗装技術を持つNIPPOは、様々な舗装工事を請け負ってきましたが、自動車競技場に関してはおおよそ100%のシェアを誇ります。日本の道路を長年作ってきたNIPPOの技術が、今後は海外でも生かされていくことが予想され、業績もまだまだ未知数です。