株式会社タダノの企業概要と沿革
タダノの企業概要をご紹介します。この概要を見れば、タダノのおおよそのことはご理解いただけると思います。
株式会社タダノの基本情報
社名 | 株式会社タダノ |
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本社所在地 | 香川県高松市新田町甲34番地 |
設立年月日 | 1948年8月24日 |
代表取締役社長 | 多田野 宏一 |
株式公開 | 東証1部(証券コード:6395) |
資本金 | 13,021,568,461円 |
事業内容 | 建設用クレーン、車両搭載型クレーン及び高所作業車等の製造販売
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タダノ現社長多田野宏一氏は、創業者の孫であり6代目の社長です。一橋大学卒業後、いったん丸紅に就職し、10年ほど経てタダノに入社しました。丸紅当時はタダノを継ぐといったことは考えていなかったということですが、かえって丸紅という商社を経験したからこそ今があるという仕事ぶりもうかがえますので、貴重な経験だったのではないかと推測されます。
株式会社タダノの沿革
タダノの沿革はこちらになります。
1919 | 創業者 多田野益雄 創業 |
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1948 | 株式会社 多田野鉄工所を設立、初代社長 多田野益雄 資本金50万円 |
1950 | 鉄道保線機械を発明、特許権を得てその生産を開始 日本国有鉄道へ納入 |
1954 | 油圧式産業機械の開発着手 |
1955 | 油圧式トラッククレーン1号機 OC-2 型完成油圧式トラッククレーン1号機 OC-2 型完成 |
1957 | 港湾荷役機械展示会に全油圧式トラッククレーン OC-5 型を出品 |
1959 | 本社工場を現在地の香川県高松市新田町に新設移転 |
1960 | 油圧式トラッククレーン( OC-5A 型4台)をインドネシアへ初輸出 |
1962 | 大阪証券取引所市場第2部に上場 |
1963 | カーゴクレーン TM シリーズを発売高松市新田町に本社社屋完成 カーゴクレーン TM シリーズを発売 |
1964 | トラッククレーン TS シリーズを発売 |
1966 | トラッククレーン TL シリーズを発売 |
1970 | ラフテレーンクレーン TR シリーズラフテレーンクレーン TR シリーズを発売 |
1971 | トラッククレーン TG シリーズを発売 東京証券取引所市場第2部に上場 |
1972 | 東京・大阪両証券取引所各市場第1部に指定替上場 |
1973 | 最初の海外子会社として TADANO International(Europe)B.V. をオランダに設立 |
1980 | 香川県志度町に志度工場新設 |
1983 | 高所(活線)作業車を発売 |
1987 | 東京両国にタダノ両国ビル完成・東京事務所移転 |
1989 | 四国機工(株)、(株)ニューエラーが子会社となる 株式会社 タダノに社名変更 |
1990 | ドイツ FAUN GmbH を買収 国際機械商事(株)が子会社となる |
1991 | イースター島アフ・トンガリキのモアイ像修復計画 TADANO FAUN GmbHをドイツに設立 イースター島アフ・トンガリキのモアイ像修復計画着手(1993/08 当社の支援終了) |
1992 | オールテレーンクレーン AR シリーズを発売 |
1994 | 高所作業車スーパーデッキシリーズを発売 環境関連製品の開発に着手 |
1995 | ラフテレーンクレーン CREVO シリーズを発売 高架・橋梁点検車ブリッジチェッカーを発売 |
1996 | ISO9001 認証取得、カーゴクレーン生産30万台を達成 |
1997 | 香川県高松市林町に技術研究所を新設移転 |
1998 | 国内最大550tつりオールテレーンクレーン AR-5500M を発売 「ファジー制御を用いた高性能高所作業車の開発」が機械振興協会賞受賞 |
1999 | カーゴクレーン ZR シリーズを発売 |
2000 | 協和興業(株)<現:(株)タダノアイメス>が子会社となる 石膏ボード分別機を発売 |
2002 | 木材チップ化装置を発売 |
2003 | 中国初の建設用クレーンの合弁会社「北起多田野(北京)起重機有限公司」を設立 中東事務所をUAEに設立 |
2004 | グローバルシリーズタダノグループ『中期経営計画(04-07)』を発表 オールテレーンクレーン グローバルシリーズ(ATF110G-5、ATF160G-5)を発売(国内発売は'06年) |
2006 | タダノグループ「CSR憲章」「CSR規範」を制定 |
2007 | 香川県多度津町に多度津工場新設 部品合弁会社 京城多田野(北京)液圧機器有限公司を中国に設立 |
2008 | カーゴクレーン(ZE360、ZE300)を発売[Zestシリーズ] ISO14001認証取得 タダノグループ『中期経営計画(08-10)』を発表 ブランドメッセージ「 Lifting your dreams 」を制定 部品製造合弁会社 TADANO FAUN Stahlbau GmbHをドイツに設立 |
2010 | 部品合弁会社 金天利多田野(河北)金属加工有限公司を中国に設立 TADANO Oceania Pty Ltd.をオーストラリアに設立 環境対応シンボルマーク「エコすけ」が登場 |
2011 | タダノグループ『中期経営計画(11-13)』を発表 TADANO Brasil Equipamentos de Elevacao Ltda.をブラジルに設立 |
2012 | 多田野(北京)科貿有限公司を中国に設立 TADANO INDIA PVT.LTD.をインドに設立 TADANO (Thailand) Co.,Ltd. をタイに設立 FAUN GmbHとTADANO FAUN GmbHが合併(新社名 TADANO FAUN GmbH) |
2013 | 世界最大級の吊上げ能力を誇るラフテレーンクレーン(GR-1600XL-2、GR-1450EX-2)を発売 |
2014 | タダノグループ『中期経営計画(14-16)』を発表 TADANO Panama S.A.をパナマに設立 イギリスのCranes UK Ltd.<現TADANO UK Ltd.>を買収 |
2016 | TADANO France SASをフランスに設立 ラフテレーンクレーン CREVO G4シリーズを発売
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タダノはそれ以前にも海外進出していましたが、やはりイースター島のモアイ像修復プロジェクト以降海外での仕事が激増したのではないでしょうか。現在はタダノの海外での売上が約5割ということですから、かなりのグローバル化が進んでいます。これも現社長がタダノに入社してからのことで、商社で培われた経験が生かされての結果でしょう。
株式会社タダノの経営理念とビジョン
タダノの経営理念とビジョンはこちらになります。
株式会社タダノの経営理念
「 創造:工夫による前進と誇りうる品質のために創造しましょう。奉仕:顧客の利益と住みよい社会の建設のために奉仕しましょう。協力:私達の幸福と堅い心の結びつきのために協力しましょう。」タダノのビジョン | 株式会社タダノ
株式会社タダノのビジョン
「世界に、そして未来に誇れる企業を目指して」タダノのビジョン | 株式会社タダノ
創業一家の経営が100年近く続くタダノですが、社員も一緒になって家族のように働く会社であるという声を耳にします。何よりタダノの社会貢献は規模が大きく、自己の利益ではなく皆のために働く姿を見せてくれます。そんな中、福利厚生や手当も充実しているようですし、タダノは社員も大切にしているということはおのずとよくわかるのではないでしょうか。