株式会社松風の企業概要と沿革

松風の企業概要をご紹介します。この概要を見れば、松風のおおよそのことはご理解いただけると思います。

株式会社松風の基本情報

社名    株式会社松風
本社所在地 京都市東山区福稲上高松町11
設立年月日 1922(大正11)年5月15日
代表取締役社長 根來 紀行
株式公開  東証1部(証券コード:7979)
資本金   4,474,640,000円
事業内容  歯科材料及び歯科用機器の製造・販売

松風現社長の根來紀行氏は、関西大学大学院工学研究科を修了後に入社し、研究・開発の分野で活躍してきた人物ですから、かなりプロフェッショナルな知識をお持ちです。

株式会社松風の沿革

松風の沿革はこちらになります。

1922(T11)年 初代社長松風嘉定(三代)が、松風陶歯製造株式会社を設立。人工歯の製造販売及び歯科材料の研究開発を開始。
1955(S30)年 墨田区吾妻橋に東京営業所を開設。
1956(S31)年 研究所棟を落成。
1957(S32)年 文京区湯島に東京営業所を開設。
1963(S38)年 日本証券業協会大阪地区協会に株式を店頭登録。
1965(S40)年 世界初の球状アマルガム「松風スフェリカルアマルガム」を発売。大阪市中央区博労町に大阪営業所を開設。
1971(S46)年 アメリカ カリフォルニアに現地法人 ショウフウ・デンタル・コーポレーション を設立。
1973(S48)年 滋賀県甲賀郡信楽町(現:滋賀県甲賀市信楽町)に株式会社滋賀松風を設立し、人工歯(レジン歯)生産の一部を移管。
1976(S51)年 松風歯科クラブを発足。
1978(S53)年 ドイツ デュッセルドルフに現地法人 ショウフウ・デンタル・ゲーエムベーハー を設立。
1979(S54)年 福岡市博多区に福岡営業所を開設。
1980(S55)年 シンガポールに現地法人 ショウフウ・デンタル・シンガポール を設立。 名古屋市千種区に名古屋営業所を開設。
1983(S58)年 商号を「株式会社松風」に変更。経営改革を行う。 株式会社昭研に資本参加。
1985(S60)年 日本初の光重合型コンポジットレジン「ライトフィル」を発売。仙台市宮城野区に仙台営業所を開設。
1986(S61)年 新世代の人工歯である硬質レジン歯「エンデュラ」を発売。
1987(S62)年 ショウフウ・デンタル・シンガポール を シンガポール営業所 とする。札幌市中央区に札幌営業所を開設。第三者割当増資を実施。
1988(S63)年 硬質レジン歯「エンデュラ」が銘柄指定で健康保険に適用。
1989(H1)年 公募増資を実施。大阪証券取引所市場第二部並びに京都証券取引所に株式上場。
1991(H3)年 イギリスの歯科材料メーカー アドバンスド・ヘルスケア・リミテッド を買収。
1992(H4)年 イギリスに販売拠点 ショウフウ・デンタル・プロダクツ・リミテッド を設立。
1993(H5)年 SHOFU ESTビル(東京営業所)が竣工。
1994(H6)年 スイス・フラン建新株引受権付社債を発行。
1996(H8)年 咬合器の製造会社として、株式会社プロメックを設立。
1997(H9)年 CEマーキングの認証を取得。歯科業界トップの水準にある新研究所竣工。
1998(H10)年 国内初の変色歯漂白剤「松風ハイライト」を発売。
1999(H11)年 ジョンソン&ジョンソン製品の発売を開始。福岡営業所を福岡市博多区内で移転。
2000(H12)年 東京営業所を東京支社に昇格。生産管理センター竣工。札幌営業所を札幌市中央区内で移転。名古屋営業所を名古屋市名東区に移転。
2001(H13)年 ショウフウ・デンタル・コーポレーション がカリフォルニア州サンマルコス市に移転。
2002(H14)年 環境マネジメントシステムの国際規格「ISO14001」の認証を取得。ナノテクノロジーを応用した世界初の人工歯「NCベラシア」を世界同時発売。株式会社プロメックを川口市内で移転。
2003(H15)年 新たな海外生産拠点として、中国に上海松風歯科材料有限公司を設立。
2004(H16)年 株式分割を実施(普通株式1株を1.5株に分割)。
2005(H17)年 株式交換により株式会社昭研を完全子会社化。中国における販売子会社として 松風歯科器材(上海)有限公司を設立。1単元の株式数を1,000株から100株に変更。
2006(H18)年 京都本社に研修センター竣工。
2007(H19)年 東京証券取引所市場第二部に株式上場。
2008(H20)年 プロフェッショナル用ネイル材料・機器の輸入・販売を行う 株式会社ネイルラボを子会社化。仙台営業所を仙台市青葉区に移転。
2009(H21)年 三井化学株式会社及びサンメディカル株式会社と業務・資本提携。大阪証券取引所の上場廃止。大阪営業所を大阪府吹田市に移転。
2012(H24)年 東京証券取引所市場第一部に株式上場。
2013(H25)年 株式会社プロメックのデンタル関連事業を株式会社昭研へ吸収分割。株式会社ネイルラボが株式会社プロメックを吸収合併。
2014(H26)年 松風S-WAVE CAD/CAM加工センターが竣工。株式会社昭研が本社移転及び株式会社松風プロダクツ京都に社名変更。
2015(H27)年 ドイツの人工歯メーカーのメルツ・デンタル・ゲーエムベーハーを子会社化。インプラント器材の販売を行う松風バイオフィックス株式会社を設立。
(以上、株式会社松風HPより引用)

やはり松風を語る上では創業者松風嘉定氏を抜きにはできません。もともと実家が瀬戸の陶工で、養子として松風家に入り、事業を大きくした人物です。松風嘉定氏は、高圧ガラスや人工歯など幅広い分野の製品を海外に輸出し、京都では有名な五龍閣を建てた人物でもあります。

株式会社松風の経営理念

松風の経営理念はこちらになります。

創造的な企業活動を通じて世界の歯科医療に貢献する
CSR・環境活動 -株式会社松風-

松風は歯科器材の分野ではパイオニアですから、長年大変安定した経営を続けていて、京都に本社があるということもあるかもしれませんが、のんびりとした雰囲気の会社です。そのため、松風の社員は皆優しく、人間関係はよいという声が聞かれます。

株式会社松風の事業案内

松風の事業内容について詳しく見ていきましょう。

デンタル事業 人工歯、研削材、化工品、セメント、金属、機械器具など
ネイル事業 つけ爪など
その他の事業 歯科用ゴム製研磨材、工業用研磨材など

松風は長年デンタル事業を専門に行ってきましたが、2013年からはネイル事業に進出するなど多角化も進めています。また、現在松風の海外比率は40%ほどですが、今後はさらに海外の比重を大きくするために努力しています。

歯の健康を支える分野で今後も成長が期待される株式会社松風

松風のご紹介はいかがだったでしょうか?

高齢化社会の流れにより、松風の扱う歯科器材は今後も需要が増える見込みですが、海外での売上をさらに伸ばす努力もしているところなので、安定した経営に変わりは無さそうです。

歯科の専門分野を生かすことができる職場として松風はおすすめの会社です。松風ではグローバルな活躍もできますし、また女性社員の割合も年々増えています。