日本マニュファクチャリングサービス株式会社の企業概要と沿革

日本マニュファクチャリングサービスの企業概要をご紹介します。この概要を見れば、日本マニュファクチャリングサービスのおおよそのことはご理解いただけると思います。

日本マニュファクチャリングサービス株式会社の基本情報

社名    日本マニュファクチャリングサービス株式会社
本社所在地 東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー45階
設立年月日 1990(平成2)年8月
代表取締役社長 小野 文明
株式公開  東証JQ(証券コード:2162)
資本金   500,690,000円
事業内容  ヒューマンソリューション事業、エレクトロニクスマニュファクチャリングサービス事業、パワーサプライ事業

日本マニュファクチャリングサービス現社長の小野文明氏は、東洋大学経済学部卒業後ロンシャンに入社しましたが、研修で教えた人たちの成長を見たいという思いから、紆余曲折を経て現在に至ります。2002年に日本マニュファクチャリングサービス社長に就任後は、ジャスダックへの上場も果たし、それまで売上も倍々に増やしてきました。

日本マニュファクチャリングサービス株式会社の沿革

日本マニュファクチャリングサービスの沿革はこちらになります。

1985年9月 製造分野を中心とした請負事業を目的に株式会社テスコを設立(資本金:4,000千円)
1999年10月 テクノブレーン株式会社アウトソーシング事業部の営業権を譲受
2000年9月 商号を日本マニュファクチャリングサービス株式会社に変更
2003年4月 中国北京市に北京オフィスを開設
2004年7月 北京日華材創国際技術服務有限公司を設立
2004年10月 NMSホールディング株式会社が当社の株式取得(資本金:360,000千円)
2005年4月 日本人技術者派遣事業を開始
2007年10月 JASDAQ証券取引所へ上場(現東京証券取引所JASDAQ市場)
2008年7月 ベトナムホーチミン市に駐在員事務所を開設
2010年7月 株式会社志摩電子工業を子会社化
2010年8月 日本マニュファクチャリングインターナショナルベトナム有限会社(外資初の構内製造請負事業許認可を取得)を設立
2010年12月 北京中基衆合国際技術服務有限公司(外資初の中国国内労務派遣営業許認可を取得)を設立
2011年7月 株式会社テーケィアールを子会社化
2011年9月 北京中基衆合国際技術服務有限公司無錫分公司を設立
2012年1月 北京中基衆合国際技術服務有限公司深圳分公司を設立
2012年7月 北京中基衆合国際技術服務有限公司が中国河南省政府系機関と採用業務において業務提携
2013年3月 北京中基衆合国際技術服務有限公司が政府系人材サービス会社である無錫市濱湖人力資源服務有限公司を子会社化
2013年10月 株式会社日立メディアエレクトロニクスから一部事業を譲受
2014年8月 日本通運株式会社と業務提携
2014年9月 タイにnms(Thailand)Co.,Ltd.を設立 派遣事業を開始
2014年10月 パナソニック株式会社から一般電源事業を譲受
2014年12月 カンボジア人材会社2社とタイへの派遣事業で業務提携
2015年3月 兼松株式会社と資本業務提携締結
(以上、日本マニュファクチャリングサービス株式会社HPより引用)

日本マニュファクチャリングサービスは、国内はもちろんですが、日本の優秀な人材を海外に送り込むという事業を行っていて、現在60%以上の売上が海外からによるものとなっています。海外事業の主力となる国はその時々で異なりますが、現在日本マニュファクチャリングサービスの海外事業の大きな収入源は香港で約40%を占めています。

日本マニュファクチャリングサービス株式会社の経営理念

日本マニュファクチャリングサービスの経営理念はこちらになります。

経営姿勢 常に変革を好機と捉え、私心なき姿勢で、決して逃げず慌てず、前を向いて進み、その時の最善を 追求し、一歩先を読む、革新的存在としてのグローバル企業を目指す。 モノづくり 我々の根幹であるモノづくりは、人づくりから始まるマニュファクチャリングサービスである。 我々は日本の製造技術伝承の役割を担い、基本に忠実に、出来る方法を考え、主体的に モノづくりを実行する。 人づくり 我々の財産は人である。社員一人一人の成長が、会社の発展につながると信じ、多様な人材を 世界中から求め、公平公正な評価により、モノづくりに必要なプロを育成し、その魅力を高める。 社員満足 社員と家族が、健康・幸せ・自信・誇り・安心感をもてることを基本とし、社員一人一人と その家族に、生活の安定と向上をもたらし、希望と喜びを分かち合える、心豊かな生活をおくれる 企業を目指す。 顧客満足 我々は常にお客様の立場に立ち、多様化するニーズを円滑なコミュニケーションで受け止め、 タイムリーかつスピーディーにお応えすることで、安心と感動をもたらし、お客様からの信頼を 得ることを基本とする。その上で、永続的に相互の利益を追求し、お客様と共に成長していく、 真のビジネスパートナーを目指す。 組織風土 我々はあらゆる多様性を尊重し、明るく自由闊達な雰囲気で、社員同士が信じ合い、苦楽を共にし、 夢と生き甲斐のある仕事を創出できる、「Our Company」を実現する。 社員像 社員は「真面目にコツコツ」をモットーに、社会人として品位と良識のある言動を心がけ、 常に旺盛な好奇心と問題意識を持ち、自己の啓発・向上に努める。 社会貢献 コンプライアンスを基本に、グローバル社会の一員であることを意識し、世の人々に、 なくてはならない存在となることを目指す。そのために地球にやさしいモノづくりを通じ、 あらゆる人に適切な雇用の機会を提供することで、豊かな社会作りに貢献する。
日本マニュファクチャリングサービス株式会社

日本マニュファクチャリングサービスは、かなりのグローバル化が進んでいる会社ですが、国内の事業所に勤めている限りはそれほど感じないようです。近年、日本マニュファクチャリングサービスでは福利厚生なども充実してきたという声も聞かれますし、そのためにもこれからも安定した経営が期待されます。

日本マニュファクチャリングサービス株式会社のビジョン

日本マニュファクチャリングサービスのビジョンはこちらになります。

neoEMS これまでにない新しいモノづくりソリューションをグローバルに展開します。 モノづくりへのこだわり、それを支える人づくりの仕組み。 日本のモノづくりを支えるために、製造業の新たなステージを創造します。 従来のEMSとは違い、日本のモノづくりの特徴である質の高いモノづくりに人材ビジネスが有する 人材提供の機動性を融合させ、開発・設計から、物流、修理、カスタマーサービスまで、ワンストップで サービスを提供する新しい形のEMS。 それが当社のビジョンであるneo EMS(進化型のEMS)です。
日本マニュファクチャリングサービス株式会社

日本マニュファクチャリングサービスは人材会社ですから、やはり人ありきのモノづくりに力を入れています。日本人の持つ素晴らしい能力を製品と共に輸出している日本マニュファクチャリングサービスは、新しい形のビジネスを展開しています。

日本マニュファクチャリングサービス株式会社のロゴに込めた想い

日本マニュファクチャリングサービスのロゴに込めた想いはこちらになります。

コーポレートシンボル(社名ロゴタイプ)に投影したnmsの企業コンセプトは、 「モノづくり」と「ひとづくり」を従来の領域を越えたステージで展開してゆく企業 責任ある仕事に誇りを持ち、「できない」ことを「できる」ことに改革してゆく企業 社員と社会の将来を本気で真摯に考える企業 であることです。 シンボルのコーポレートカラーは、真摯なイメージを与える「鉄色の紺」。 直線(剛)的で曲線(柔)的なフォルムは、「確かな技術力」と「時代の変化に相応する柔軟性」を併せ持つ企業イメージの表現です。 また、小文字の書体には「初心を忘れず、真面目にコツコツと」の心が込められています。
日本マニュファクチャリングサービス株式会社

海外の製造ラインでは、日本のようなち密さが求められており、日本マニュファクチャリングサービスのロゴはそうした誠実で真面目な点を前面に押し出しています。

日本マニュファクチャリングサービス株式会社の事業案内

日本マニュファクチャリングサービスの事業内容について詳しく見ていきましょう。

ヒューマンソリューション事業 製造派遣/製造請負、修理カスタマーサービス、エンジニア派遣
エレクトロニクスマニュファクチャリングサービス事業 電子機器の設計・開発、受託生産
パワーサプライ事業 電源分野における設計開発・製造・販売

日本マニュファクチャリングサービスで大きな割合を占めるのはエレクトロニクスマニュファクチャリングサービス事業で約半分ですが、近年はヒューマンソリューション事業の伸びが著しいです。いずれは日本マニュファクチャリングサービスの主となる事業がヒューマンソリューション事業になる日も近いかもしれません。

世界の製造業を支える日本マニュファクチャリングサービス株式会社

日本マニュファクチャリングサービスのご紹介はいかがだったでしょうか?

普段こうした製造業などの専門的な職に就いているという人でなければなかなか耳にすることのない事業を展開する日本マニュファクチャリングサービスですが、実は世界の製造業・産業を支えていることがわかりました。製品というよりはむしろ日本の高い技術力を輸出するという日本マニュファクチャリングサービスは、今後も世界においてニーズが高いでしょう。