日本精工株式会社の企業概要と沿革
日本精工の企業概要をご紹介します。この概要を見れば、日本精工のおおよそのことはご理解いただけると思います。
日本精工株式会社の基本情報
社名 | 日本精工株式会社 |
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本社所在地 | 東京都品川区大崎1-6-3 (日精ビル) |
設立年月日 | 1916(大正5)年11月8日 |
代表取締役社長 | 内山 俊弘 |
株式公開 | 東証1部(証券コード:6471) |
資本金 | 67,200,000,000円 |
事業内容 | 軸受、自動車関連製品、精密機器関連製品等の製造・販売
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日本精工現社長の内山俊弘氏は、早稲田大学政治経済学部卒業後入社し、3年目にして大学院への留学、その後アメリカに駐在など国際関係の経験豊富な人物です。
日本精工株式会社の沿革
日本精工の沿革はこちらになります。
1916年11月 | 東京都品川区に資本金350千円で日本精工株式会社を設立。日本で初めて軸受の生産を開始 |
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1937年11月 | 神奈川県藤沢市に藤沢工場を設立 |
1953年11月 | 滋賀県大津市に大津工場を設立 |
1959年11月 | 滋賀県湖南市に石部工場を設立 |
1960年 6月 | 群馬県前橋市に北日本精工株式会社(現 NSKステアリングシステムズ株式会社)を設立 |
1962年12月 | 米国 ニュージャージー州ニューアーク市にNSKコーポレーション社を設立。以降、米州各地に販売拠点 を設立 |
1963年 1月 | 群馬県高崎市にエヌエスケー・トリントン株式会社(現 NSKニードルベアリング株式会社)を設立 |
1963年10月 | ドイツ デュッセルドルフ市にNSKドイツ社を設立。以降、欧州各地に販売拠点を設立 |
1964年 8月 | 米国の自動車部品メーカー、ボルグワーナー社と合弁で、東京都品川区にNSKワーナー株式会社を設立 |
1970年12月 | ブラジル スザノ市にNSKブラジル社スザノ工場を設立 |
1974年 4月 | 英国 ダーラム州にNSKベアリング・ヨーロッパ社ピータリー工場を設立。以降、欧州各地に製造拠点を 設立 |
1975年 6月 | 埼玉県羽生市に埼玉工場を設立 |
1975年11月 | 米国 アイオワ州クラリンダ市にNSKコーポレーション社クラリンダ工場を設立。以降、米国各地に製造 拠点を設立 |
1975年11月 | シンガポールにNSKシンガポール社を設立。以降、アセアン地域各地に販売拠点を設立 |
1984年 8月 | 福島県東白川郡に福島工場を設立 |
1987年 9月 | 韓国 昌原市にNSK韓国社を設立。以降、韓国に製造及び販売拠点を設立 |
1990年 3月 | 英国 ノッティンガム州の英国最大の軸受メーカー、UPI社の100%の株式を取得 |
1990年 6月 | 福岡県うきは市に日本精工九州株式会社を設立 |
1994年 4月 | インドネシア ベカシ県にNSKベアリング・インドネシア社を設立。以降、アセアン地域各地に製造拠点 を設立 |
1995年 7月 | 中国 江蘇省昆山市にNSK昆山社を設立。以降、中国各地に製造及び販売拠点を設立 |
1997年 6月 | インド タミルナドゥ州チェンナイ市にラネーNSKステアリングシステムズ社を設立。以降、インド各地 に製造及び販売拠点を設立 |
1998年 1月 | ポーランド 国有企業FLTイスクラ社の70%の株式を取得し、子会社化(現 NSKベアリング・ポーランド 社) |
2004年 4月 | 委員会等設置会社へ移行 |
2006年 3月 | 大阪府門真市の株式会社天辻鋼球製作所の100%の株式を取得し、子会社化 |
2008年 2月 | 神奈川県藤沢市に藤沢工場桐原棟を竣工 |
2010年 9月 | 株式会社東芝と合弁で、東京都品川区に株式会社ADTechを設立 |
2011年 7月 | システム製品事業部を分社し、東京都品川区にNSKテクノロジー株式会社を設立 |
2013年 4月 | メキシコ グアナファト州シラオ市にNSKベアリング・マニュファクチュアリング・メキシコ社を設立 |
2015年 6月 | NSKテクノロジー株式会社の株式を神奈川県横浜市の株式会社ブイ・テクノロジーに譲渡
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日本精工創業者の山口武彦氏は、現東京工業大学卒業後、農商務省に勤務していた際欧米各国の視察を命じられ、日本の工業技術がいかに遅れているかを痛感し、創業に至ったということです。その後日本精工は日本初のベアリングを生産し、産業機械のパイオニアとなりました。
この日本精工が持つベアリングの技術力はすぐに世界にも通用する技術となり、70年代から積極的な海外展開が行われてきました。
日本精工株式会社の企業理念
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日本精工株式会社の企業理念
NSKは、MOTION & CONTROL™を通じ、円滑で安全な社会に貢献し、地球環境の保全をめざすとともに、グローバルな活動によって、国を越えた人と人の結びつきを強めます。企業理念 | 日本精工(NSK)
日本精工株式会社の経営姿勢
1. 世界をリードする技術力によって、顧客に積極的提案を行う 基盤技術、基軸商品を一層強化するとともに、新技術を付加した新商品の研究開発で世界をリードし、顧客に積極的に提案します。 2. 社員一人ひとりの個性と可能性を尊重する 社員が誇りと自信をもって、自己革新、自己実現に挑戦することができる企業風土を育みます。 3. 柔軟で活力のある企業風土で時代を先取りする 既存の概念にとらわれることなく、時代の流れを先取りし、たえず柔軟に対応します。 4. 社員は地域に対する使命感をもとに行動する 地域社会に根ざした活動を通じて、地域と調和融合し、その繁栄に尽くすことをめざします。 5. グローバル経営をめざす グローバルな感覚をもった発想をもとに、地球規模での、研究、生産、販売を行い、それぞれの地域の特性を理解し、活発な交流を行います。企業理念 | 日本精工(NSK)
日本精工株式会社のコーポレートメッセージ
―しなやかに、限りなく MOTION & CONTROL™― 「しなやかに」は、弾力性、円滑性、粘り強さ、柔軟性、技術レベルの高さの5つを意味し、同時に企業および社員の姿勢も象徴しています。 「限りなく」は、価値を創造し続けること、成長し続けること、貢献し続けること、という企業としての目標、使命に対する姿勢を表わしています。顧客や一般の方々など広く社会に対して、NSKの在り方を示し、好感や共感を喚起する、NSKのキャッチフレーズともいうべきものです。 NSKの理念や活動領域、めざす企業像を集約しています。企業理念 | 日本精工(NSK)
日本精工株式会社の社内スローガン
個を越えて、今を超えて(Beyond Limits, Beyond Today) 個とは、単に現在の自己、個人ということに止まらず、個々の企業、業種、地域、国をも表わしています。従って、私たちは、さまざまな個を越えるとともに、現状(今)を超えることによって、常に既存観念にとらわれることなく自己革新の精神を持ち続け、NSKの未来を創造していきます。 サブスローガン グローバルな目を持とう (Beyond Frontiers) きょうの自分を乗り越えよう (Beyond Individuals) 常識という殻を破ろう (Beyond Imagination) 進んで変化を求めよう (Beyond Perceptions) 果敢に未知へ挑戦しよう (Challenging the Future) 企業理念を実現するための、日常における私たち一人ひとりの行動指針です。 自分を励まし、また後輩を指導し、それぞれに自己実現をはかっていける組織風土づくりにも生かしていきます。企業理念 | 日本精工(NSK)
日本精工現社長内山俊弘氏は、自らの体験を通してグローバルな人材育成が大変重要であると考えています。そのため、労働環境の整備はもちろんしっかりとされていますが、人材育成プログラムとして次世代リーダー選抜研修「NSK経営大学」や海外版の「グローバル経営大学」などを開催しています。
また、日本精工は社員の安全を第一に考え、日本の製造業平均が1を超える休業度数率(休業災害発生件数÷ 延べ実労働時間×1,000,000)を下げる努力をしている結果、日本国内では0.3というかなり低い数字を持っています。
日本精工株式会社の事業案内
日本精工の事業内容について詳しく見ていきましょう。
産業機械事業 産業機械軸受、精機製品、その他
自動車事業 自動車用軸受、自動車部品
日本精工の事業で大きな割合を占めるのが自動車事業です。また、日本精工では海外での売上もかなり大きくなっていて、全体の約7割に達しています。回転する機械には必須のベアリングですから、今までも安定した経営を続けてきましたが、日本精工はさらによいベアリングを作るべく日々改良のための試行錯誤を行っています。
世界に誇るベアリング技術と安定感を持つ日本精工株式会社
日本精工のご紹介はいかがだったでしょうか?
日本精工のベアリング技術は世界でもトップクラスですが、会社の安定感、安全度などを見てもトップクラスであるということがわかりました。ベアリングは機械には必須の部分ですから、今後も日本精工の経営は安定成長が見込まれるのではないでしょうか。
日本精工は機械に興味がある方はぜひ勤めたいという会社でしょうが、安定したグローバル企業に勤めたいという方にもおすすめです。