フリービット株式会社の概要と沿革

まず、フリービットの基本情報は以下の通りです。

【フリービットの概要】

社名フリービット株式会社(FreeBit Co., Ltd.)
本社所在地東京都渋谷区円山町3-6 E・スペースタワー
設立年月日2000年(平成12年)5月1日
代表取締役社長田中 伸明
株式公開東証一部上場(証券コード:3843)
資本金45億14百万円(2016年4月30日現在)
事業内容インターネット接続事業者へのインフラ等提供事業
MVNE事業及びクラウド事業
インターネットビジネスに関するコンサルティング事業
フリービットHP:沿革より引用


フリービットは東京都渋谷区に本社を置くインターネット接続のインフラ提供などをおこなう電気通信事業会社です。主にインターネットサービスプロバイダ(以下、ISP)を運営している企業へのインフラや技術提供事業を展開しています。2000年に設立されたまだ若い会社ながら2016年には東証一部への上場を果たしており非常に有力な企業として注目もされています。

それではフリービットの歴史を沿革で見ていきましょう。

【フリービットの沿革】

2000年5月東京都渋谷区にインターネットビジネス支援等を事業目的とした株式会社フリービット・ドットコムを設立
2000年6月電気料金込みのダイヤルアップサービスをISP(インターネット接続事業者)に提供を開始
2000年9月非通信事業者でも無料インターネット接続サービスの事業化が可能となるOEM型ISPサービス「OpenBit.Net」の提供を開始
2000年11月ISPアウトソーシングサービス「YourNet」をISP向けに提供を開始
2002年12月株式会社フリービット・ドットコムからフリービット株式会社に商号を変更
2003年12月IPv6対応の法人向けIP電話サービス「FreeBit OfficeOne IP ビジネスホン」の提供を開始
2004年5月OverLay Internet技術「Emotion Link」の提供を開始
2006年9月多拠点、多店舗向けVPNサービス「MyVPN」の提供を開始
2007年3月東京証券取引所マザーズ市場に上場
2007年4月電話通話数による成果報酬型広告や広告掲載効果測定を実現する通話報酬型広告システム統合ソリューション「AdSiP」の提供を開始
2007年8月個人向けISP事業を展開する株式会社ドリーム・トレイン・インターネットを連結子会社化
2008年4月コールセンター事業を行う唐津「SiLK Hotlines」の稼働を開始
2009年2月モバイル機器等のサーバ化を実現するソフトウェア「ServersMan」シリーズの提供を開始
2009年3月メディアエクスチェンジ株式会社(現在は株式会社ドリーム・トレイン・インターネットに吸収合併)を連結子会社化
同時にその子会社でありマンションISP事業を展開する株式会社ギガプライズも連結子会社化
2010年3月仮想データセンターサービス(IaaS)「フリービットクラウドVDC」の提供を開始
2010年8月インターネット広告代理店の株式会社フルスピード、アフィリエイト広告事業を展開し独自プログラム「アフィリエイトB」などを提供する株式会社フォーイット、ITプラットフォーム事業を展開する株式会社ベッコアメ・インターネット等を連結子会社化
2010年11月株式会社ギガプライズが賃貸マンション居住者向けインターネットサービス「RentAgent」の提供を開始
2011年3月MVNO(仮想移動体通信事業者)事業に参入
2012年6月株式会社フルスピードが広告運用統合プログラム「AdMatrix」シリーズの提供を開始
2012年8月株式会社ドリーム・トレイン・インターネットがワンコインのモバイルサービス「ServersMan SIM LTE」の提供を開始(現在はトーンモバイル株式会社に移管)
2012年8月株式会社フルスピードが中国・上海に上海賦絡思广告有限公司を設立
2013年7月株式会社NTTドコモとのL2接続によるMVNE(MVNO支援事業者)サービス「freebit MVNO Pack」をMVNO向けに提供を開始
2013年11月株式会社ドリーム・トレイン・インターネットが端末開発からユーザーサポートまでの全てを一元的に行うMVNOサービス「freebit mobile」の提供を開始
2013年11月経営効率の向上を目的に、コールセンター事業を行う「SiLK Hotlines」を法人化しフリービットスマートワークス株式会社を設立
2014年1月株式会社フルスピードが「越境O2Oサービス(訪日インバウンド事業)」サービスの提供を開始
2014年10月インターネット接続関連事業の効率化を目的に、株式会社ギガプライズをフリービット株式会社の直接子会社に異動
2015年1月MVNO事業を展開するフリービットモバイル株式会社を設立
2015年1月コーポレートメッセージ「毎日、発明する会社」を策定し、フリービット株式会社の企業ロゴをリニューアリル
2015年2月株式会社ドリーム・トレイン・インターネットがNTT光卸モデルを導入した新サービス「DTI 光」の提供を開始
2015年2月カルチュア・コンビニエンス・クラブグループとの戦略的提携を実施
2015年3月フリービットモバイル株式会社がトーンモバイル株式会社に商号を変更
2015年3月トーンモバイル株式会社がカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社を割当先とする第三者割当増資を実施したことに伴い、同社が持分法適用関連会社に異動
2015年4月業容拡大のための投資を目的にフリービットインベストメント株式会社を設立
2015年5月SaaS型クラウドサービス「フリービットクラウド File Server & Security (Powered by VDC)」の提供を開始
2015年9月NTT光コラボレーション再卸モデルを採用した光アクセス回線サービス「YourNet 光」の提供を開始
2015年9月株式会社ドリーム・トレイン・インターネットがモバイル高速データ通信サービス「DTI SIM」の提供を開始
2015年10月SaaS型バックアップサービス「フリービットクラウド Backup Orchestra」の提供を開始
2015年10月株式会社ギガプライズがイオンハウジングのフランチャイズとして不動産仲介事業を展開する株式会社フォーメンバーズを持分法適用関連会社化
2015年12月株式会社フルスピードが株式会社アイレップとの合弁会社である株式会社シンクスを設立し、持分法適用関連会社化
2015年12月株式会社フルスピードが?智游(北京)信息科技有限公司の総経理との合弁会社である株式会社ゴージャパンを設立し、訪日観光客向けの日本旅行アプリ事業を開始
2015年12月IaaS型プライベートクラウドサービス「フリービットクラウド VDC Private」の提供を開始
2016年1月株式会社ギガプライズがジャパンベストレスキューシステム株式会社および株式会社コール&システムとポイント制クラウドサービス「住まいの掲示版」を共同開発し提供を開始
2016年2月株式会社ギガプライズが株式会社ミツウロコとOEM契約を締結し、インターネット接続サービス「ミツウロコnet」の提供を開始
2016年3月法人向けクラウド型PBXサービス「モバビジ」の提供を開始
2016年3月株式会社フルスピードがWEBサイトの改善コンサルティングサービス「WEB ARCHITECTURE」の提供を開始
2016年4月株式会社フルスピードがスマートフォン向け動画アドネットワーク「PolymorphicAds」の提供を開始
2016年7月東京証券取引所市場第一部に市場変更
2016年9月ヘルスケアソリューションサービスを提供する株式会社EPARKヘルスケア(現 株式会社フリービットEPARKヘルスケア)を連結子会社化
2017年2月株式会社EPARKヘルスケアから株式会社フリービットEPARKヘルスケアに商号を変更
フリービットHP:沿革より引用

フリービット株式会社の企業理念

次に、フリービットの企業理念をまとめていきます。

【企業理念】

Being The NET Frontier!
Internetをひろげ、社会に貢献する


◆技術指針
Inter Engineering.
技術を俯瞰し、組み合わせ、新たな「価値」を創造する

◆サービス指針
Zen Oh CS.
ITを活かし、お客さまとの継続的コミュニケーションと、顧客満足度を維持する

◆運用指針
Core Operation Engineering.
ネットワークサーバー、それらを統合したインフラを高効率で設計、構築運用する

インターネットは社会インフラとして既に多くの地域に浸透しつつあります。しかし、インターネットは、これまで想像もつかなかったような、快適で潤いのある生活を実現する可能性を秘めています。

フリービットは自らの利益を追求するだけではなく、インターネットをひろげることで社会に貢献する企業でありたいと考えています。
フリービットHP:企業理念より引用

フリービットの企業理念にはインターネットを広げることが社会への発展への貢献だと書かれています。現在でこそサービスが拡大しインターネットは社会に根付いており使える事が当たり前のモノになりました。これにはフリービットなどの通信事業分野の企業達の努力の賜物です。そしてより良い技術への追求も変わらず行ない続けています。今以上にインターネットが普及する事により無限大の可能性があると考え、今日も社会インフラの拡大に尽力しています。

フリービット株式会社の事業内容

最後にフリービットの事業内容は以下の通りです。法人向けから個人向けまで幅広い事業を展開している事がわかります。ネットワーク構築からセキュリティ関連、デジタルマーケティング事業による広告や動画配信、アプリ開発に至るまでフリービットにお願いしたらできない事はないのではないかと思うほどの多岐に渡るサービスには驚かされます!

インターネット関連の特許技術を強みとし、法人向けにライセンス提供事業やMVNE事業、ISP事業者向けサービス、クラウドサービスなどを展開

【法人向けサービス】

通信/ネットワーク
インターネット・ネットワーク構築・VPN・セキュリティ・M2M・音声・電話・IPv6・保守運用/監視

モバイル
セキュリティ・リモートアクセス・クラウド

セキュリティ
ネットワークセキュリティ・モバイルアクセス・診断・リモートアクセス

データセンター
データセンター・ホスティング・ハウジング・コロケーション・運用監視・仮想化

クラウド
IaaS・仮想サーバ・セキュリティ

Web/Mail
WEB・Mail・代行サービス(DNS/SSL/Domain)

デジタルマーケティング
広告・SEM・SEO・ソーシャルメディア・動画配信・スマートフォンソリューション・効果測定・コンサルティング・サイト構築・アプリ開発

ISP/通信事業者向け

ヘルスケア

不動産関連事業者向け

【個人向けサービス】

インターネット接続
モバイル・FTTH・ADSL

クラウド
M2M・オンラインストレージ・メール

Web/Mail

ヘルスケア
フリービットHP:サービスより引用

まだまだ無限大の可能性を持つインターネットの発展に力を注ぐフリービット株式会社!

近年のインターネットの爆発的な普及により、社会はまた一歩豊かになりました。場所を選ばず行なえるクラウドサービスから、安心して使えるようなセキュリティまで本当に便利なサービスです。この普及にはフリービットのような社会インフラ整備を行なう通信事業者の方たちがいたお陰だと感謝したいですね!そして今以上にサービスの向上を図るために更なる普及をフリービットは行ない続けています。わたし達の生活がより豊かになることを信じてフリービットにはますますの発展に期待したいですね!