石井食品株式会社の概要と沿革
まず、石井食品の基本情報は以下の通りです。
【石井食品の概要】
社名 | 石井食品株式会社 |
---|---|
本社所在地 | 千葉県船橋市本町2-7-17 |
設立年月日 | 1945年(昭和20年)5月 |
取締役会長 | 石井 健太郎 |
代表取締役社長 | 長島 雅 |
株式公開 | 東証2部上場(証券コード:2894) |
資本金 | 9億1960万円 |
事業内容 | 調理済食品の製造及び販売 |
石井食品は、千葉県船橋市に本社を置いている調理済みの食品の製造、販売を行なっている会社です。扱っている製品の中にはロングセラーを果たしている製品も少なくありません。そんな石井食品の設立は1946年と半世紀以上も前になります。大手食品メーカーとしての顔を持つ石井食品の人気の秘密は、食品添加物を使わずに無添加調理にこだわっているところにもあると思います。更には原材料を明確にしており、製品番号から様々な情報を石井食品のWebサイトから確認できるなど安全、安心には最新の注意を払っている優良企業としても知られているんです。
それでは石井食品の歴史を沿革で見ていきましょう。
【石井食品の沿革】
1946年1月 | 佃煮の製造を開始 |
---|---|
1961年8月 | 真空包装煮豆の工場を八千代市に建設 |
1962年12月 | 東京証券取引所第二部に上場 |
1970年4月 | 業界初の調理済みハンバーグ「チキンハンバーグ」(チルド)を発売 |
1973年6月 | 九州工場として佐賀県唐津に(株)イシイフード[現・石井食品(株)唐津工場]を設立 |
1974年7月 | 「ミートボール」(チルド)を発売 |
1977年6月 | 千葉県船橋市に本社ビルを建設 |
1978年9月 | 八千代工場内にハンバーグ工場を建設 |
1979年 | 「ミートボール」をおべんとクンシリーズにリニューアル |
1986年1月 | 関西工場として京都府丹波に(株)関西石井食品[現・石井食品(株)京丹波工場]を設立 |
1987年12月 | 「中華丼の具」(フローズン)を発売 |
1988年10月 | 八千代工場内にデリカ工場を建設 |
1997年4月 | 「おいしさ」「安全」「ヘルシー」な食の提供を目指して、食品添加物を使用しない取り組みを開始。新しいCI戦略として「チキンハンバーグ」「ミートボール」など主力商品をリニューアル発売 |
1999年2月 | ホームページ開設 |
2000年4月 | 「二次元データコード」と「品質保証番号」を組み合わせた原材料履歴管理システムを導入 |
2000年8月 | 「わくわくヘルシー倶楽部」発足 |
2001年10月 | 八千代デリカカンパニー[現・商品価値創造部デリカ]においてISO9001-2000年版を認証取得 |
2001年12月 | ホームページから製品の原材料、アレルゲン等の情報を調べられる情報開示サービス「OPEN ISHII」開始 |
2002年10月 | 石井食品グループ3社においてISO9001-2000年度版を認証取得 |
2004年1月 | 石井食品グループ3社においてISO14001-1996年度版を認証取得 |
2005年2月 | 全社にてISO14001-2004年度版を認証取得 |
2005年9月 | 石井食品関西(株) [現・石井食品(株)京丹波工場]に太陽光発電導入 |
2005年12月 | 八千代工場に太陽光発電導入 |
2006年3月 | 石井食品九州(株) [現・石井食品(株)唐津工場]に太陽光発電導入 |
2006年11月 | ハンバーグ・ミートボール群をリニューアルし、乳・卵を使用していない製品に切り替え |
2008年1月 | わくわくヘルシー倶楽部NEWSをWEB配信に完全切り替え |
2008年2月 | 株主様向け工場見学会を初めて実施 |
2008年4月 | 製品の箱の中に原材料品質保証書の同封を開始 |
2008年5月 | 石井食品グループ全社においてISO22000-2005年度版を認証取得(チルド ミートボール) |
2008年6月 | 石井健太郎 代表取締役会長 就任 |
2008年7月 | 一般のお客様向け工場見学 受入開始(3工場) |
2008年10月 | 各工場近辺のお客様向け工場見学会を初めて実施 |
2009年1月 | 八千代工場 直売店オープン |
2010年3月 | 「原材料履歴提供システムおよび原材料履歴管理方法」の特許取得 |
2010年4月 | ISO22000-2005年度版において、製品の範囲としてチルドミートボールにごぼうサラダを追加し認証取得 |
2010年7月 | 連結子会社2社(石井食品関西(株)[現・石井食品(株)京丹波工場]・石井食品九州(株)[現・石井食品(株)唐津工場])を吸収合併 |
2011年6月 | 長島雅 代表取締役社長 就任 |
2012年2月 | 連結子会社(株)イシイトレーディングを吸収合併 |
2012年2月 | 東京女子医科大学やNPO法人イムクルスなどと連携し、若松河田クリニックに隣接する「GENKI HOUSE Luce(ルーチェ)」を開所 |
2012年7月 | 京丹波工場に食物アレルギー配慮食品専用の設備を増設 |
2013年3月 | ホームページリニューアル |
2013年4月 | 石井健太郎 代表取締役会長 退任、取締役会長に就任 |
2014年8月 | 本社「コミュニティハウス ヴィリジアン」オープン |
石井食品株式会社の企業理念
次に、石井食品の企業理念をまとめていきます。わたし達の生活には欠かせない食を扱う企業として、安全と徹底した衛生管理を石井食品は行なっています。そして無添加にもこだわっており、わたし達の健康面へのサポートも考えている非常に優しい企業でもあるんです!
【企業理念】
地球にやさしく、石井食品HP:企業理念引用
おいしさと安全の一体化を図り
お客様満足に全力を傾ける。
【石井食品の三大原則】
品質保証番号 ~情報を管理し、安心の提供~石井食品HP:企業理念引用
製品のひとつひとつに責任をもち、品質管理を徹底します。
二次元データコードを使用した「品質保証番号」システムを活用し、製造工程を管理しています。
一つひとつの製品の原材料情報を公開しています。
厳選素材 ~おいしさと安全の源~
素材の良さがおいしさを決める無添加調理。だからこそ素材選びが肝心です。
一つひとつ吟味し、こだわりを持ち、管理をする。
厳選された素材もまた、石井食品のおいしさを作り出しています。
無添加調理 ~素材本来の味を生かすため~
当社での製造過程においては、食品添加物を使用しておりません。
私たちは「引き算」の考えのもと製品作りを行っています。
良い素材にこだわり、原材料をシンプルにすることでおいしさを追求しています。
石井食品株式会社の事業内容
最後に石井食品の厳選素材へのこだわりをまとめていきます。これまでに石井食品は「イシイのチキンハンバーグ」や「イシイのおべんとクンミートボール・とりそぼろ」など数々のヒット製品を世に出してきました。これには美味しい上に安全である事が理由であり、現在に至るまでそのこだわりは維持しています。
【おいしい「厳選素材」】石井食品HP:厳選素材より引用
素材の良さがおいしさにすぐに反映してしまう無添加調理だからこそ、素材選びが大切です。お母さんが素材の一つひとつをじっくり吟味するように、私たちも素材の良さにこだわります。
肉や野菜は社員が現地に出向いて確認した素材を使っております。担当者が直接、産地を選び、育て方を確認した上質なもののみが素材として使われるのです。
調味料などの加工原料についても原材料の原産国情報や遺伝子組み換え情報、アレルギー物質、食品添加物の有無についての詳細確認を行うとともに、生産工場の点検を定期的に行っています。
松茸・栗といった食材はいちばん旬なものを手に入れるために、産地を選び、新鮮さを保つための工夫をして仕入れています。
厳選された素材もまた、石井食品のおいしさをつくりだしています。
■鶏肉
石井食品グループでは、主原料である鶏肉について
飼育方法が徹底管理されたものだけを 使用しています。
・産地の履歴を確認しています。
・抗生物質等の投与履歴を確認しています。
・抗生物質の検査を実施しています。
<岩手県より仕入の鶏肉管理>
鶏肉メーカーが自社で種鶏から採卵、孵化、飼育、食肉処理までを一貫して管理しています。 植物由来原料中心の飼料を使用し、合わせて、清らかな地下水を与えることにより、鶏肉特有の臭みが軽減されています。
さらに、鶏肉メーカーでは、飼育日報の記載を義務化し、天候・温度・飼料の種類と量・作業内容・飼育状況を記録し、製品に疑問点があった場合は、農場までさかのぼり、迅速に答えられる体制で飼育され、出荷(食肉処理)の10日以上前からは、抗生物質及び抗菌剤を添加しない飼料で飼育しています。(飼料安全法では7日間以上とされています)
<佐賀県より仕入の鶏肉管理>
佐賀県産の鶏肉は、飼育管理が徹底された「骨太有明鶏」です。
有明海産を中心としたカキガラ(カルシウムが豊富)を食べさせているため、骨が丈夫で健康な鶏に育ちます。健康な鶏だから、全飼育期間抗菌性物質を含まないとうもろこしを中心とした飼料で飼育されています。
■農作物
当社社員が原産地に赴き、栽培状況や品質を確認しています。
農薬の4段階検査(国内産は3段階検査)を実施しています。
■遺伝子組換え農作物の使用について
石井食品では、遺伝子組換の原材料については極力使用しないようにしています。
しかし、加工原材料で遺伝子組み換えでないものの入手が困難であり、遺伝子やたんぱく質が原材料に残らない、なたね油など一部の原材料は不分別です。
■加工原材料
次の事項が明確な原材料しか使用しません。
・使用原材料及びその原産国
・加工助剤(表示義務なし)を含む食品添加物
・食物アレルギー物質
・遺伝子組換えの有無
・生産工場
当社の社員が生産工場に赴き工場調査を実施します。
安心安全の食品をこれからも石井食品株式会社はわたし達に届けてくれます!
お弁当のおかずから、近年では注目されている非常時の際の保存食品まで徹底した安全管理のもと造られている石井食品の製品はどれも本当に美味しいです。そしてどこか懐かしい味を感じれるのは長年培ってきた経験と想いが込められているからかも知れません。今後も一目でわかる製品に使用されている食材の産地や製造過程などの情報提供を続け、安全で安心できる食品をわたし達に届け続けていって欲しいですね!ますますの石井食品の発展と活躍に期待していきましょう!