清水建設株式会社の企業概要

社名清水建設株式会社
本社所在地東京都中央区京橋二丁目16番1号
設立年月日1937年(昭和12年)8月24日
代表取締役社長井上 和幸
株式公開東証一部
資本金743億6,500万円
事業内容建設事業・開発事業

清水建設株式会社の沿革

1804年初代清水喜助 江戸神田鍛冶町で創業
1838年 江戸城西の丸造営に参加
1859年開港場横浜に進出 洋風建築技術を修得
1868年 わが国初の本格的洋風ホテル 築地ホテル館竣工
1872年 わが国の銀行第一号 三井組ハウス(第一国立銀行)竣工
1874年 為替バンク三井組竣工
1887年 澁澤榮一を相談役に迎える
1891年 設計部の前身である製図場を設置
1910年 日本初の本格的鉄骨造建築日本橋丸善本店ビルを施工
1915年 個人営業を改めて合資会社清水組に改組
1917年 横浜市開港記念会館竣工
1920年 日本工業倶楽部会館竣工
1937年 株式会社清水組設立
1944年 設計部内に研究課(現:技術研究所)を設立
1948年 清水建設株式会社に社名変更
1951年 歌舞伎座改修
1957年 日本初の日本原子力研究所原子炉第一号炉施工
1962年 東京証券取引所市場第1部に上場
1964年 東京オリンピック国立屋内総合競技場竣工
東海道新幹線静岡駅高架橋竣工
日本初の商業用原子力発電所 日本原子力発電所東海発電所を施工
1966年 経団連会館竣工
1970年 日本初の地下式LNG貯蔵タンクを施工
1972年 東京都江東区に技術研究所完成
1973年 コンスツルトーラ・シミズ・ド・ブラジル社設立
これより本格的な海外での事業展開開始
1980年 大容量LNG地下式貯槽の開発・実用化
(内閣総理大臣賞・日本産業技術大賞を受賞)
奈良東大寺大仏殿昭和大修理完成
1982年 日本初のロックオイルタンク竣工
1989年 千葉市幕張新都心に幕張メッセ完成
1991年 シーバンスへ本社移転
1995年 戦前の名建築を再生したDNタワー21(第一・農中ビル)竣工
1997年 東京湾アクアライン開通 トンネル部、海ほたるなどを施工
国内でISO9001の認証取得
1998年 国内最先端のサイバー実験棟を技術研究所に新設
1999年 国内でISO14001の認証取得
日本初のPFI事業を受注(東京都水道局金町浄水場 常用発電事業)
2001年 国内最先端の音響実験棟を技術研究所に新設
2002年 世界初のコンクリート資源循環システムを開発・実用化
2003年 創業200年
技術研究所新本館完成
2005年 世界で初めて水の浮力を利用した免震構造「パーシャルフロート」実用化
2006年 一面吊りPC斜張橋として世界最長の支間を持つベトナム・バイチャイ橋を施工
2007年 延床面積55万m2におよぶチャンギ国際空港第3ターミナル(シンガポール)竣工
2009年 大手町一丁目再開発事業における連鎖型都市再生プロジェクト 日本経団連会館・日本経済新聞社本社ビル竣工
シャープグリーンフロント 堺 液晶パネル工場竣工
2010年 長期ビジョン「Smart Vision 2010」を策定
東京国際空港D滑走路竣工
2011年 JR博多シティ竣工
2012年 京橋本社営業開始
以上、公式サイトより引用

清水建設株式会社の事業ビジョン

清水建設のビジョン及びコーポレート・メッセージは「子どもたちに誇れる仕事」というもの。子どもたちは次世代の社会を担う存在。そんな子どもたちに財産となるようなものを残していくことが清水建設の目標です。清水建設は社会人として恥じず、専門家として誇れるような仕事をしようと考えています。

清水建設株式会社の経営理念

清水建設がもつ経営理念は5つ。まず第一に地球社会への貢献。そして人間尊重。革新志向、顧客第一、情熱です。日本や地域という範囲ではなく、地球という広い範囲に貢献することこそが清水建設の願いなんです。

人間を尊重する清水建設は従業員のニーズも考慮に入れます。清水建設は社員のひとりひとりが快適に働き、のびのびとアイデアを出し合える環境作りをしています。

Innovation(革新志向)というのも清水建設の3つ目の理念です。ただ単に毎日の業務を機械的にこなすのではなく、新しい技術、ものを生み出すという観点で仕事に携わるのが清水建設の姿勢です。営業活動だけでなく、研究・開発、業務・経営革新など、広範囲に渡って、清水建設のためになる事を考えます。

どの企業にも求められるのが顧客第一という考え方。清水建設もまた、正当な利潤を得ることに励み、常にお客さんの立場で物事を考えます。

清水建設株式会社の事業ポートフォリオ

清水建設株式会社研究所のビオトープ

清水建設株式会社は技術研究所を所有しています。イノベーションによって10年後を準備することが清水建設のねらい。常に時代の流れを汲むには研究活動が欠かせません。この清水建設の研究所は都心に置かれており、みんなが気軽に足を運べる場所なんです。

この研究所にはビオトープが作られており、そこには多くの生き物が生息しています。グリーンコリドーと呼ばれ、季節毎に様々な生き物が訪れるんです。清水建設研究所のビオトープに飛来する鶏にはカワセミ、カルガモ、ハイタカなどがいます。

清水建設研究所の中央にあるビオトープの大きさはなんと2000平米。ここでは自然生態系の再生や資源の再生が試みられています。環境教育の場としても用いられることがあるんですよ。

資源の再生、循環利用の分野では、廃タイヤで作った浮島などを見ることができます。また、水質浄化等も検討されています。

清水建設研究所の屋上に設置されているのは「万葉の里」と呼ばれる屋上ビオトープ。100種類の昆虫が暮らすこのビオトープは清水建設の誇るビオトープです。

清水建設株式会社の研究所にある建設技術歴史展示室

清水建設の研究所には展示室もあります。現在の清水建設がもつ数々な技術がどのようにして開発されたのかをここで知ることができるんですよ。過去から未来へと発展し続ける清水建設の建設技術。清水建設は絶え間ない革新を続けているんです。

清水建設株式会社の事業案内、サービス紹介

清水建設のプロジェクトの中には人をワクワクさせるような未来のテクノロジーも含まれています。例えば深海と海面を繋ぐというオーシャンスパイラル。清水建設のこの発想は素晴らしいものです。

清水建設株式会社の発想「オーシャンスパイラル」

このオーシャンスパイラルという清水建設の建物は、海中に建設するもので、深海の未知のエネルギー、資源を開発しようという考えから生まれたものです。わたしたちが住むことができない海底にはまだ知られざる資源が多く眠っています。海の底へ向かって深海ゴンドラを発着させ、4000メートルほどの深さまで。海底に建設された「EARTH FACTORY」では海底資源の開発が行われます。

清水建設株式会社の他の事業

清水建設は他にも山岳トンネルや開削、橋梁・高架橋などの建設を行っています。清水建設はまたダムや空港・港湾建設に対する知識・経験も豊富で、多くの顧客を抱えているんです。

清水建設を支ええているのはコンクリート技術や地盤技術。清水建設の「短時間吹付けコンクリート」や耐酸性材料「アシッドガード」などの技術は他の企業にはなかなか真似のできないものです。

未来の新技術が支える清水建設株式会社の未来

常に新しいことに取り組もうとする清水建設。清水建設のプロジェクトはわたしたちの胸を躍らせます。子どもたちに誇れる企業として、清水建設は未来に技術を伝承し、本当に地球のためになることを推進していく企業なんです。今はアイデア段階の清水建設のプロジェクトも、これからどのように進展が見られるのか楽しみですね。