株式会社ソフトフロントホールディングスの概要と沿革

まず、ソフトフロントホールディングスの基本情報は以下の通りです。

【ソフトフロントホールディングスの概要】

社名株式会社ソフトフロントホールディングス
本社所在地東京都港区赤坂4丁目2-19 赤坂SHASTA・EAST 3F
設立年月日1997年(平成9年)4月18日
代表取締役社長阪口 克彦
株式公開ジャスダック上場(証券コード:2321)
資本金39億8936万円
事業内容持株会社
ソフトフロントホールディングスHP:会社概要より引用


ソフトフロントホールディングスは東京都港区に本社を置いているソフトフロントグループをまとめる持株会社です。新体制以前のソフトウェアの開発、販売、受託開発事業や物品販売事業はソフトフロントジャパンが引き継いでいます。設立は1997年にネットワークに関連するソフトウェアの開発を目的に設立され、その後独自開発のシステムを販売するなど成長を続けてきました。そして現在では日本のみならず海外にも事業展開しており、ベトナムでの事業はグループ会社であるソフトフロントR&Dが行なっています。

それではソフトフロントホールディングスの歴史を沿革で見ていきましょう。

【ソフトフロントホールディングスの沿革】

1997年株式会社ソフトフロント設立(ネットワークに関連するソフトウェア製品の企画・設計・開発・販売を主たる目的として設立。本社を札幌市北区に、資本金10,000千円にて設立)
株式会社ビジョン・コーポレーションと株式会社コアシステムを吸収合併。VoIPの研究開発を開始
1998年東京都千代田区神田に東京事務所を開設
1999年独自開発したVoIPエンジン「ノスキ・エンジン」の基礎技術を特許出願
2000年東京事務所を移転、「東京オフィス」に名称変更(東京都千代田区神田から東京都新宿区新宿へ)
ITU(International Telecommunication Union、国際電気通信連合)の専門機関、ITU-Tへ正式加盟
2001年本社を札幌市中央区に移転
2002年大阪証券取引所ナスダック・ジャパン市場(現 東京証券取引所「JASDAQ」市場)に株式を上場
2003年「SIPパートナープログラム」事業にビジネスモデルを特化、販売開始
2004年SIP拡販に向けた「SIPセールスパートナープログラム」を開始
株式分割(1対4)の実施
2005年二本社体制へ移行
東京オフィスを移転し、「東京本社」に名称変更 (東京都新宿区新宿から東京都港区赤坂へ)
2009年日本電信電話株式会社、NTTインベストメント・パートナーズ株式会社(現 株式会社ドコモ・ベンチャーズ)と業務・資本提携
2010年イスラエル RADVISION社と、日本国内における業務提携に基本合意
2012年共同事業として次世代向け郵便事業(デジタルポスト株式会社)を開始
2013年ベトナム(ホーチミン)に100%子会社のベトナム法人SOFTFRONT VIETNAM CO., LTD.を設立
2014年株式分割(1対100)の実施、単元株制度の採用
札幌本社を廃止し、東京本社へ集約
2015年ベトナム子会社ホーチミンシティ事務所の移転及びハノイ事務所の開設
2016年株式会社筆まめの株式を取得(完全子会社化)
デジタルポスト株式会社を子会社化
株式会社ソフトフロントを株式会社ソフトフロントホールディングスに商号変更し持株会社化
新設分割により、株式会社ソフトフロントジャパン、株式会社ソフトフロントR&Dを設立
株式会社AWESOME JAPANの株式を取得(完全子会社化)
有限会社グッドスタイルカンパニーの株式を取得(子会社化)
ソフトフロントホールディングスHP:会社沿革より引用

株式会社ソフトフロントホールディングスの企業理念

次に、ソフトフロントホールディングスの企業理念をまとめていきます。グループ全体を通して通信技術分野をコア事業として行なってきたソフトフロントホールディングスですが、常に新しい技術の開発によって豊かな社会の実現に貢献する事を第一に考えています。そして様々なモノを繋げる企業でありたいという思いも書かれており、世界中の情報通信の発展により、もっとコミュニケーションで繋がれる世界にしたいという姿勢も感じました。

【企業理念】

技術を愛し、技術を提供することによって、社会変革の牽引役となり、豊かな社会を実現すること

ソフトフロントが核として取り組んできた通信技術分野は、従来の技術からあらゆるものをIP化してネットワークに繋げていくという時代に大きく変化しました。この変化は、私達の暮らしや活動を劇的に変化させ、かつてない、より豊かな社会を実現させようとしています。
当社も時代や環境の変化への対応と将来への新たな進化を目指して、「技術を愛し、技術を提供することによって、社会変革の牽引役となり、豊かな社会を実現すること」を企業理念とし、活動しております。
ソフトフロントホールディングスHP:企業理念より引用

【ビジョン】

「InterconnectExpert」
あらゆる『モノ』をつなげるプロフェッショナルとして、グローバルで頼られる企業に


あらゆるモノがつながり、情報を送りあうことが求められる社会のなか、さまざまな環境で、さまざまな情報を安定的かつ円滑にコネクトし、世界中の人々が、環境の制約にしばられずに、一緒になって価値を生み出せるコミュニケーションを実現する企業を目指し、邁進していきます。
ソフトフロントホールディングスHP:企業理念より引用

株式会社ソフトフロントホールディングスの事業内容

最後にソフトフロントホールディングスのグループ会社が行っている事業内容をいくつかまとめてみます。以下の通りです。

【株式会社筆まめ】

ソフトウェア事業・Web/クラウドサービス

ビジネス向けソフトウェア
顧客管理アプリケーションを中心に、ビジネスの円滑化と効率化を実現する製品を企画・開発しています。また、ソフトウェアのOEM提供、弊社製品の「バンドル」などをご提案します。
コンシューマ向けソフトウェア
パッケージソフト製品の代表格である、はがき・住所録ソフト「筆まめ」シリーズをはじめ、画像・動画編集ソフト、家庭・生活ソフト、素材集ソフトなど、暮らしの新しいスタイルを提案する製品を企画・開発・販売しています。
筆まめHP:事業紹介より引用

【株式会社ソフトフロントジャパン】

ソフトウェア販売事業・受託開発事業・物品販売事業

LivyTalk Smart Office
LivyTalk Smart Office(リビートーク スマートオフィス)は、テキストチャットと音声通話がシームレスに連携するビジネス向けチャットサービスです。
シャドーIT利用を防ぎながら、様々なビジネスシーンで社内外とのコミュニケーションを活性化させ、ワークスタイル変革に伴うチームの生産性向上を強力にサポートします。

LivyTalk Pro
LivyTalk Pro(リビートーク プロ)は、LivyTalk(リビートーク)をさらに法人向けに進化させた、ビジネスでも安心して使えるクラウド型テレビ会議ツールです。
特に、業務プロセスの効率化や迅速な判断を促すための改善を求める企業様の社内や顧客向けサービス・業務でご活用頂けます。

LivyTalk
LivyTalk (リビートーク) は、スマートフォンやタブレットにて様々な利用シーンで使えるマルチネットワーク対応のビデオコミュニケーションアプリケーションです。

HelloMeeting Pro
HelloMeeting Pro シリーズは、最大4地点の 高精細(HD品質)多地点テレビ会議 が可能な ソフトウェアでNTT東日本/西日本 の「フレッツ 光ネクスト」「フレッツ 光ライト」の「ひかり電話」にも対応した安心安全な簡単操作のテレビ会議ソフトウェアです。

telmee
コールセンタ等の複雑な呼制御システム(IVRやPBX機能)を、お客様のご要望に応じて安価に且つスピーディに提供するためのクラウドサービスです。
ソフトフロントジャパンHP:製品サービスより引用

【株式会社ソフトフロントR&D】

研究開発関連事業・ソフトフロントベトナム関連事業

高品質メディア通信技術
飛躍的に高品質なメディア通信体験を目指し、研究開発活動を進めています。研究開発成果のひとつ、超高音質VoIP技術 「REAFSVC」 をツールキットとして販売中!

ベトナムオフショア開発
ベトナム現地子会社SOFTFRONT VIETNAMによるオフショア開発事業。ソフトウェア受託開発をプロジェクト管理システムとともに提供する「squadia」を展開中!

通信ミドルウェア
優れた実績を持つSIP/VoIP通信プロトコルミドルウェアを開発しています。スマホから組込み機器、サーバーまでさまざまなシステムに対応するミドルウェア「SUPREE」シリーズを販売中!
ソフトフロントR&DHPより引用

【株式会社コロコニ】

IT支援サービス事業・次世代保育付ワークスペースサービス事業

IT支援サービス「コロサポ」
ややこしくて分かりづらい、めんどうなITのことを、何でも相談できて自分はアイデアを試すことに専念できる
働き方のひとつとして選んだ「起業」そんなIT支援サービス「コロサポ」月額2万円で、あなたの立場に寄り添ったパートナーになります
コロコニHPより引用

【その他】

【株式会社 AWESOME JAPAN】
海外進出支援事業(クールジャパン事業)

【株式会社グッドスタイルカンパニー】
エステティックサロン「Belle Iumiere」の経営・化粧品の販売

【デジタルポスト株式会社】
ネットから手紙を送るWeb/Asp/APIサービス事業
ソフトフロントホールディングスHP:事業より引用

持株会社としてグループ全体をソフトフロントホールディングスはまとめていきます!

昨今では通信事業分野でも大手通信事業者の方向転換により大きな変化が求められる時期が来ています。そのような状況の中でソフトフロントホールディングスは単独新設分割を行なうことで新しい経営体制の構築を行う事が必要と考えました。これから先の将来、通信事業分野は更に発展を遂げていくと予想できます。その大きな常に変化を続ける流れに上手くフィットする事でソフトフロントホールディングスは更なる発展を遂げていくでしょう。ますますの発展と成功に期待したいですね!