カネ美食品株式会社の企業概要と沿革

カネ美食品の企業概要をご紹介します。この概要を見れば、カネ美食品のおおよそのことはご理解いただけると思います。

カネ美食品株式会社の基本情報

社名カネ美食品株式会社
本社所在地愛知県名古屋市緑区徳重三丁目107番地
設立年月日1971年(昭和46年)3月
代表取締役社長三輪 幸太郎
株式公開東証JASDAQ(証券コード:2669)
資本金2,002,262,000円
事業内容寿司・揚物・惣菜等の小売店舗の展開、CVS弁当の製造・販売

カネ美食品の設立は1971年ですが創業は69年で、名古屋の惣菜屋として始まりました。カネ美食品の本社が名古屋にあるのもそのせいですが、関西から北は福島県まで多くの店舗を経営しています。

カネ美食品社長の三輪幸太郎氏は、創業者である三輪信昭氏の孫にあたり、2009年の創業40周年を機に若返りを図るという名目で社長に就任しています。三輪家は親子3代にわたってカネ美食品の社長を務めてきた一家ですから、幸太郎氏も小さな頃から経営者の仕事を目の前で見てきたはずです。実際、カネ美食品では幸太郎氏が就任してからも、利益を伸ばしています。

カネ美食品株式会社の沿革

カネ美食品株式会社の沿革はこちらになります。

1971年 3月 「カネ美食品株式会社」設立
1972年 5月 総合惣菜店舗のチェーン展開スタート
1975年 10月 「本社工場」新設
1980年 3月 外販事業スタート、サークルK1号店に弁当納品スタート
1983年 4月 「十一屋工場」新設
1985年 10月 外食店舗「寿司御殿赤池本店」オープン
1986年 7月 「配送センター」新設・移転
1990年 3月 「十一屋工場」新設・移転
1991年 6月 寿司専門店舗1号店「御殿 上和田」オープン
1992年 4月 「本社工場」を改装、「天白工場」に名称変更
1992年 10月 「多治見工場」新設
1993年 8月 「本社」および「配送センター」新設・移転、「調理センター」新設
1993年 10月 総合惣菜店舗「金沢文庫店」オープン(関東地区1号店)
1994年 11月 「津工場」新設
1996年 11月 「袋井工場」新設
1997年 1月 「岡崎工場」新設・移転
1997年 11月 「京都工場」新設
1999年 3月 「羽島工場」新設
2000年 4月 子会社「株式会社港炊飯センター」設立
2000年 10月 JASDAQ上場
2000年 10月 「新潟工場」新設
2001年 9月 洋風惣菜店舗1号店「K−STAGEアピタ知立店」オープン
2002年 5月 「東海工場」新設
2002年 7月 「横浜工場」新設
2002年 10月 eashion1号店「eashionオアシス21店」オープン
2002年 11月 回転寿司1号店「回転割烹 寿司御殿 竹の山店」オープン
2002年 11月 コムサ・デリ1号店「コムサ・デリ渋谷店」オープン
2005年 4月 子会社「株式会社エスジーダイニング」設立
2007年 4月 「京都南工場」新設
2007年 6月 伊藤忠商事株式会社と業務提携契約の締結
2007年 6月 「埼玉工場」新設
2007年 6月 「松戸工場」および「三田工場」を譲受け
2010年 4月 ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場
2011年 4月 100%子会社の「株式会社港炊飯センター」を吸収合併
2013年 7月 大阪証券取引所と東京証券取引所の統合に伴い、東証JASDAQに上場
2013年 9月 名古屋市緑区に「本社」を新設・移転
2013年 10月 100%子会社の「株式会社エスジーダイニング」を吸収合併
2016年 12月 「秋田工場」を譲受け
(以上、カネ美食品株式会社HPより引用)

カネ美食品はもともと惣菜屋として始まっていますが、急成長を遂げることができた理由の一つは、コンビニエンスストアのサークルKとの提携ではないでしょうか。80年代にコンビニ企業が成長するとともに、カネ美食品も急成長したのです。また、その後もカネ美食品はデパ地下などへの出店を増やし、業績を上げてきました。

最近では、提携先のサークルKがファミリーマートに統合され、ファミリーマートとの取引も始まったため、今後のカネ美食品はさらなる成長が期待されます。実際にも2016年にナガイの秋田工場を譲り受けていますので、カネ美食品東北地方展開の足がかりになると思われます。

カネ美食品株式会社の経営理念

カネ美食品株式会社の経営理念はこちらです。

1.カネ美は社会に通用する企業人育成の場とする 1.カネ美は社会発展の一翼となるべく経営の拡大をする 1.カネ美はその社業に誠意をもって専念する社員の生活環境の向上に努力する 1.カネ美は品質の向上・生産性の向上・ロスの撲滅に対しあらゆる可能性に挑戦する 1.カネ美は社業に対し誠意をもって経営できる経営集団を作る 発展・向上とはチームワークと実行なくして得難し、各員が誠意をもって一致団結し商売人の本分に徹し、社務に服し、その目的を完遂する事
経営理念|カネ美食品について|カネ美食品株式会社

カネ美食品では、接客業としてお店に立つ販売員もいますが、工場で食品を作る作業員も数多く存在します。そのような大工場を運営していくことは難しいと思われますが、カネ美食品ではよりよい職場環境を作るための工夫や改善を行っていて、交代勤務の時間見直しなどにより従業員が早く家に帰ることができるようにしました。

カネ美食品の経営理念にある「チームワーク」に関しては、このような取り組みが評価されますし、研修などでもチームワークを重んじた教育がされています。

カネ美食品株式会社の店舗ブランド

カネ美食品株式会社の店舗ブランドについて詳しく見ていきましょう。

総合惣菜店舗「kanemi」 スーパーマーケットにテナント出店
洋風惣菜店舗「eashion」 スタイリッシュな内装で百貨店に展開するブランド
総合惣菜店舗「e'z mart」 従来の総合惣菜店舗に洋風惣菜店舗のコンセプトを取り入れ融合させた新しいスタイルの店舗として、首都圏の東急ストア店舗内などに出店
総合惣菜店舗「ease deli」 首都圏の小規模スーパーマーケット内に出店する総合惣菜店舗で、現在は東京都内のスーパーマーケット「オオゼキ」へ出店
洋風惣菜店舗「K-STAGE」 「デパ地下の明るくおしゃれな雰囲気と味を演出」することをテーマにアピタ・ピアゴ店舗にテナント出店
寿司専門店舗「寿司御殿」 寿司のテイクアウト専門店として、全国のアピタ・ピアゴ店舗にテナント展開
外食店舗「寿司御殿」 豪華生け簀で泳ぐ新鮮な魚と本格握り寿司が自慢

カネ美食品の店舗は今までユニー系のスーパーやデパートにテナント出店していましたが、2016年にユニーがファミリーマートに吸収されたため、現在はユニー・ファミリーマートホールディングスとの取引となっています。そのため、今後はカネ美食品の店舗がますます増えるのではないかと予想されます。

様々なブランドを展開するカネ美食品株式会社

カネ美食品株式会社のご紹介はいかがだったでしょうか?

カネ美食品の本社は名古屋ですが、現在は首都圏での展開も多いので、地域にこだわらず働くことができそうです。また、高齢化社会などにより中食産業は今後もますます需要が高まりそうですので、カネ美食品の将来性も高いと予想されます。

そしてチームワークが強みというカネ美食品。販売にしても工場にしてもより多くの人と接する機会が多い職場だと考えられます。カネ美食品は、そうした人とのコミュニケーションが好きな人が輝ける職場なのではないでしょうか。