億単位の受注実績を持つ元証券マンの「期待のルーキー」が明かす、仕事をする上で重要な3つのキーワードとは ~株式会社キッズライン 永富 佳~

即日予約も可能なベビーシッターサービスを運営する株式会社キッズライン。利便性の高さだけではなく、バイリンガル英語や家庭教師の依頼にも対応するなど、利用シーンの幅の広さも同社サービスの特徴の1つである。2017年夏、同社に入社した永冨佳氏は、現在、期待の若手社員として営業・マーケティングの最前線で活躍している。そんな永冨氏が実践する、仕事への向き合い方について話を伺った。

1年間の早朝掃除で掴んだ億単位の受注

―新卒で入社された証券会社では約3年半お勤めになられたと伺っておりますが、その中でご自身のキャリアに大きな影響をもたらした出来事はどんなことがありましたか?

永冨 佳:
新規開拓をしていた時に、ある上場企業の食品会社の創業者の方が公道を長年掃除されているという話を聞きました。それで、すぐにジャージを買って、翌日朝5時半に現地に行き、創業者の方が来るのを待ちました。そして名刺を渡し、「今日から一緒に掃除させてください」とお願いしたんです。それを1年間続けました。その結果、その方からの繋がりでご紹介いただいた企業様から、何億という金額の受注を受け、大きな実績をつくることができました。


―そうしたことをやり遂げるために肝心なことは何ですか?

永冨 佳:
例えば、一般的に企業の上層部の方々はお話することも恐れ多いというイメージを持たれている方々が多いと思いますが、私は過剰に気にしないようにしていました。やはり同じ人間ですので、1年目でも今でも、ちゃんと自分の想いや信じることは全て伝えるようにしています。ある意味、そういった臆さない姿勢が大切かなと思います。

未来に希望を持って働ける社会の実現に向けて

―その後、コンサルティング会社に転職されますが、これはやはり将来を見越してのご判断だったのでしょうか?

永冨 佳:
そうですね。証券会社の時に磨かれたスキルは人の懐に入り込むような直感的なものでした。そこにきちんとしたロジックを加えたいと思い、コンサルティング会社へ転職を決めました。直感的なアクションが多かった証券会社時代と違って、コンサルティングはじっくり頭を使って考えることがベースです。今まで自分がいかに頭を使っていなかったのかを痛感しました。


―コンサルティング会社で2年ほど勤められて、御社へ転職されるわけですが、転職のきっかけについてお話いただけますか?

永冨 佳:
入社時は、少なくとも5年くらいは同じ会社にいようと思っていたのですが、あるプロジェクトで出会った個人事業主の方から、「将来、本当にやりたいことがあるなら、早めに動いた方がいい」と言われて、自分が何を目指したいのかということを考えるようになりました。その中でたどり着いた答えが、「世の中の働いている人たちが、未来に希望を持って働ける社会をつくること」でした。それまで、仕事を楽しめずに働いている人をたくさん見てきました。

人生の中で仕事をしている時間はとても長いものです。その長い時間をそんなかたちで過ごすのは人類として勿体ない。自分が死ぬまでにそれを何とか変えたいと思ったんです。そこで、最低限の考えるロジックは身に付いたと思えた時点で転職を決意し、その上で私が目指すゴールが弊社の社長のビジョンと似ていたので、キッズラインに入社することを決めました。

大手企業では数か月かかるようなシステム・仕組みを超短期間でつくるスピード感

―御社の第一印象はいかがでしたか?

永冨 佳:
社会課題を解決するというビジョンに本気で取り組んでいるなと思いました。育児を気軽にやりながら、女性が働きやすい世の中を真剣につくろうとしているという点が印象的で、弊社社長の気概を感じました。また、私が目指すゴールと社長のビジョンが似ている点も魅力的でした。

“誰のために”仕事をしているのかというところで、人は大きく考えが分かれると思います。コンサルティング会社時代ですと、「自分のスキルを磨くため」に働いていた方が多かった気がします。もちろん、それはそれで良いことだと思うのですが、私はどちらかというと、ユーザーやお客様のために仕事をしたいという思いの方が強いので、そういった考えの社長の元でなら仕事もしやすいと思えました。


―実際に御社のサービスを受けたユーザー様からはどんな声が聞かれますか?

永冨 佳:
「助かった」という声が多いと思います。「ありがとう」ではなく「助かった」という言葉は、本当に困っていないと出てこない言葉ですよね。弊社の社長から教えていただいたのですが、サービスは「本当に困っている人たち」に届けるということをポリシーにしています。私自身、自分の目標である「世の中の働く人が未来に希望を持って働ける社会」を実現するための解決策はまだ見い出せていないのですが、一方で、育児中のママたちの中には、それを考える舞台にも立てないほど苦しんでいる人もいます。ですので、まずは子どもを安心して預けて働きに出られるという、希望を持って働くことができる舞台に上がれるお手伝いをしたいと思っています。


―初めてのベンチャー企業で、今までとどのような違いや特徴を感じましたか?

永冨 佳:
サービスをつくってユーザーに届けるまでのスピードが非常に速いという点がまず挙げられます。肌感覚ですが、通常、3ヶ月や半年かかってつくるようなサービスやシステムを数日間で仕上げていると思います。大手企業などではいくつもの決裁を通さないとならないため、組織の下の方の人間が良いアイデアを考えたとしても、それを早期に実現するのが難しい時もあると思います。その点、全てのことにおいてユーザー第一に考えることができ、更にユーザーにとって良いと思ったことをスピーディーに実行できるというのは、キッズラインに入社して良かったと思う点でもあります。

仕事をする上で心掛ける3つのこと

―永冨様が仕事をする上で心掛けていらっしゃることは何ですか?

永冨 佳:
1つは、「やりたいことは全てやり切る」と言う心掛けです。2つ目は、「自分の強みで仲間に最大限貢献する」ということですね。時には仲間に頼らなければならないこともあると思います。だからこそ、自分ができることで仲間にしっかりと貢献することが大切だと考えています。最後は「全て行動で示す」ということですね。この3つを心掛けています。

特に2番目に関しては、私は「ママ目線」を持ち合わせているわけでもありません。ただ、その点に強い社員もたくさんいます。私ならではの特徴を生かして仕事をすることで、相互補完するような関係性をつくることを意識しています。


―永冨様の得意な分野というのはどういったことですか?

永冨 佳:
僕の場合は、やはり“考えること”と“行動”ですね。数値を見て、「今どこがボトルネックになっていて伸びないのか」を考えたり、対外交渉や業務提携なども担当したりしています。私のミッションは“売上”ですので、法人営業に注力していますし、政府への活動やマーケティングのお手伝いなども行っています。

社会課題の解決に向けて真っすぐ突き進む

―最後に、人生のテーマである「世の中の働く人が未来に希望を持って働ける社会」を実現するために、今後ご自身で起業するということはお考えですか?

永冨 佳:
必ずしも起業をしなければならないとは考えていません。自分で起業をするのか、ある会社で1つのサービスに携わり続けるのかというのは、方法論の違いかなと考えています。ただ、弊社の社長は、その社会課題の解決に対して真っすぐに進んでいるので、私自身もそこで一緒にやることが、自分自身の目標を達成させるための最も早い方法だと思っています。

編集後記

「世の中の働く人が未来に希望を持って働ける社会」をつくるべく奮闘する永冨氏。自分自身の人生の目標と企業のビジョンが一致しているからこそ、高いモチベーションで仕事に臨むことができるのだろう。人生の様々なステージにおいて、得たいスキルや叶えたい夢を明確に持ってきた永冨氏だからこそ、成果を残せているのだと感じた。

永冨 佳:(ながとみ・けい)/1988年10月8日生まれ。
九州大学経済学部経営学科卒。新卒で証券会社に入社し、その後、株式会社ベイカレント・コンサルティングに転職。2017年夏、株式会社キッズラインに入社し、現在、マーケティングや営業を担当している。座右の銘は『やりたいことは全部やる』。 愛読書は『成功の実現』(日本経営合理化協会出版局)。

※本ページ内の情報は2018年3月時点のものです。

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