株式会社サンテックの会社概要と沿革
まず、サンテックの概要についてご紹介しします。この基本情報を見れば、サンテックの企業の規模感や、どういった事業を展開しているのかがざっくりと把握できます。
株式会社サンテックの企業概要
社名 | 株式会社サンテック |
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本社所在地 | 大阪市鶴見区諸口6丁目15番10号 |
設立年月日 | 1948年10月28日 |
代表取締役 | 八幡 欣也 |
株式公開 | 東証2部上場(株式コード1960) |
資本金 | 11億9025万円 |
事業内容 | 「電気設備」を中心とした各種設備建設ならびに機器製作・販売
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サンテックは独立系会社の強みを生かして、自由な発想と、それを確実に実行することで着実に成長を続けてきた会社です。
電気工事を中心として総合設備工事を行い、電力、民間、公共と幅広い分野でサンテックは活躍しています。
株式会社サンテックのおもな沿革
サンテックのおもな沿革をご紹介します。
1937年 (昭和12年) 1月 | 広島市において八幡貞一が「満長組」として創業 |
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1946年 (昭和21年) 9月 | 「満長組」から「山陽電機工業所」に改称 |
1948年 (昭和23年)10月 | 「山陽電気工事株式会社」(現「株式会社サンテック」)を設立 |
1956年 (昭和31年) 3月 | 本社を東京都千代田区六番町1番地に移転 |
1958年 (昭和33年) 4月 | 大阪営業所を大阪支社に昇格改称 |
1967年 (昭和42年) 4月 | 広島電機工場を設置 |
1973年 (昭和48年) 5月 | 東京証券取引所の市場第二部に上場 |
1974年 (昭和49年)12月 | 本社を東京都千代田区二番町9番地に移転 |
1975年 (昭和50年) 1月 | シンガポール支店を設置 |
1978年 (昭和53年) 6月 | 仙台、名古屋(中部)、九州、各営業所を支社に昇格改称 |
1979年 (昭和54年) 2月 | 札幌営業所を北海道支社に昇格改称 |
1986年 (昭和61年) 2月 | 千葉電機工場を設置 |
1987年 (昭和62年) 4月 | SEC MASHIBAH SDN.BHD.(ブルネイ)を設立 |
1990年 (平成 2年) 1月 | SECM SDN.BHD.(マレーシア)を設立 |
1992年 (平成 4年)10月 | 「山陽電気工事株式会社」から「株式会社サンテック」に商号変更 |
1992年 (平成 4年)10月 | 仙台支社を東北支社に改称 |
1995年 (平成 7年) 3月 | ハノイ駐在員事務所(ベトナム)を設置 |
1996年 (平成 8年) 2月 | ホーチミン駐在員事務所(ベトナム)を設置 |
1996年 (平成 8年) 6月 | 本社を東京都千代田区二番町3番地13(現住所)に移転 |
1996年 (平成 8年) 8月 | ミャンマー支店(ヤンゴン)を設置 |
1997年 (平成 9年) 6月 | 本社内線部門がISO9001認証を取得 |
1998年 (平成10年) 9月 | 本社電力部門がISO14001認証を取得 |
1999年 (平成11年) 1月 | 蘇州日空山陽機電技術有限公司(中国)を設立 |
2000年 (平成12年) 3月 | S.E.C.T. COMPANY LIMITED(タイ)を設立 |
2000年 (平成12年) 9月 | 台北支店(台湾)を設置 |
2002年 (平成14年) 4月 | NPO環境・エネルギーマネジメント協会(EEMA)を設立 |
2003年 (平成15年) 8月 | 山陽機電技術(上海)有限公司(中国)を設立 |
2004年 (平成16年) 7月 | 株式会社システック・エンジニアリングを設立 |
2007年 (平成19年) 1月 | PFIさくらんぼ東根学校給食サービス株式会社を設立 |
2008年 (平成20年)10月 | 会社創立60周年 |
2010年 (平成22年) 1月 | SANYO ENGINEERING & CONSTRUCTION VIETNAM CO., LTD.(ベトナム)を設立 |
2012年 (平成24年)10月 | 山口宇部ソーラー株式会社を設立 |
2014年 (平成26年) 8月 | 武蔵野工業株式会社の株式を取得(70%) |
2015年 (平成27年) 1月 | 株式会社システック・エンジニアリングの全株式を同社に譲渡 |
2016年 (平成28年)12月 | バングラデシュ支店を設置
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サンテックは、1937年に満長組として広島市で創業をはじめ、1948年に株式会社サンテックを設立しました。
海外事業にも意欲的で、1975年にシンガポール支店を開設し、現在ではアジア8カ国にサンテックの事業拠点があります。各国の技術力の向上、クリーンな環境づくりに貢献してきたことから、サンテックは国際企業として高い評価を得ています。
長い歴史を誇るサンテックは、培ってきたノウハウや実績を生かし、環境関連事業にも積極的に取り組んでいます。1997年に制定された地球温暖化対策やリサイクル関連の法令にもいち早く対応し、サンテックはISO認証を取得した環境方針を定めています。
そして、サンテックは2002年にはNPO環境・エネルギーマネジメント協会(EEMA)に参画して、省エネ技術の開発、省エネ診断・啓発・人材育成の活動を行っています。2014年には特別目的会社の山口宇部ソーラー株式会社の参画企業となり、メガソーラーの設置に携わりました。
『技術で創る未来(あす)へのかけ橋』というモットーを掲げていて、技術の向上だけでなく、環境や社会の未来を考えている国際企業がサンテックです。
株式会社サンテックの事業ビジョンと経営理念
サンテックは下記の3つの経営理念を掲げています。
• わたしたちは、自然環境をやさしくまもり、育てます。 • わたしたちは、顧客満足をたゆまずに追求します。 • わたしたちは、創造的に、積極的に行動します。株式会社サンテック - 経営理念
サンテックは、自然環境を守るために太陽光発電をはじめとするさまざまな事業に取り組んでいます。例えば、冷温水同時取り出し機能を持つ、「ecoマルチヒーポンシステム」という、サイエンス株式会社の「ecoマルチヒートポンプ」を計画立案・設計・施工・メンテナンスまで一貫して行う、総合設備企業としてのサンテックの強みを生かした事業を行っています。
顧客満足の追求のために、サンテックでは品質マネジメントにおいても、ISO認証を取得しています。変化していく社会の中で、豊かな経験と高度な技術を継続的に発展させること、それにより国内外のお客様のニーズに応えていくことをサンテックは目指しています。
また、サンテックは経営理念を実現するために、以下の企業行動憲章を定めています。
1. 法令等の遵守 私たちは、関係法令を遵守し、立法の趣旨に沿って公明正大な企業活動を行い、社会の信頼に応えます。 2. 社会との調和の促進 私たちは、社会の声に積極的に耳を傾け、必要な企業情報を幅広く適時、適切に開示し、「開かれた企業」として社会とのコミュニケーションの促進をはかります。 3. 地域との共存 私たちは、よき企業市民として、地域社会との交流を深め、地域の社会活動等への参加を通じ、広く社会貢献に努めます。 4. 環境保全の積極的な取り組み 私たちは、環境保全に配慮した企業活動を行い、環境と経済が調和した持続可能な社会の構築に寄与します。 5. 顧客の信頼確保 私たちは、顧客のニーズにかなう商品・サービスとそれらに関する正しい情報を提供するとともに、顧客情報等を適切に保護・管理し顧客の信頼を得られる企業を目指します。 6. 公正・透明な取引の保持 私たちは、公正なルールに則った取引関係を築き、円滑な意思疎通により取引先との信頼関係を確立し、相互の発展をはかります。 7. 人を大切にする企業の実現 私たちは、一人ひとりの人権を尊重し、不当な差別を行うことなく、お互いの個性を大切にし、それぞれの意欲・能力を最大限に発揮します。 8. 積極的な情報開示 私たちは、お客さま・株主・投資家をはじめステークホルダーに対して、適時・適切に情報開示を行います。 9. 誠実な企業体制の実現 私たちは、政治や行政との健全で正常な関係を保持し、贈賄、違法な政治献金・利益供与を行いません。また、社会の秩序や企業の健全な活動に悪影響を及ぼす反社会的な個人・団体には断固たる態度で臨みます。 10. 関係各国・地域の発展に貢献 私たちは、国際的な事業展開にあたり、各国・地域の法令を遵守することはもとより、文化・慣習を尊重し、現地の発展に貢献します。株式会社サンテック - 経営理念
この企業行動憲章からも、サンテックが顧客だけでなく、従業員の個性を尊重し、人を大切にしていること、また社会や地域に開かれている企業であることがよくわかります。
株式会社サンテックの事業ポートフォリオ
サンテックでは多くの施工実績があり、その中でも有名な事例をご紹介します。
• 官公庁 安全衛生総合会館
• オフィスビル ジャパンシステムエンジニアリング(JASE)本社ビル
• 医療・福祉 特別養護老人ホーム「けやき荘」太陽光発電設備
• ホテル・商業ビル 中目黒アトラスタワー
• 学校・研究所 芝浦工業大学芝浦キャンパス
• 海外工事 メープルツリー・ビジネス・シティ
これがサンテックの実績のほんの一部ですから驚きです。多くの有名な建築物にサンテックは携わっていますので、あなたも知らないうちに利用しているかもしれません。
株式会社サンテックの事業案内
サンテックの事業は7つの部門があります。各部門の説明を見ていただくと、いかにサンテックの事業が多岐に渡っているかがわかります。
1.内線部門
会社設立以来、幅広い分野における施工実績のがあるサンテックの豊かな経験、高い技術力、信頼性を生かして、電気および計装設備の設計施工を内線部門は行っています。
2.空調・菅工事部門
建物の空調換気設備や、給排水衛生設備、消火設備の設計、施工を通して、快適で安全な環境をお客様にお届けするのがサンテックの空調・菅工事部門です。
サンテックが提案、設計、施工、保守、改善まで、お客様の省エネルギーを実現するための包括的なサービスを提供するESCO事業や、ご紹介しましたecoマルチヒーポンシステムなどの事業も、空調・菅工事部門が手掛けています。
3.ファシリティサービス部門
「限りある資源を大切に」をモットーに、お客様のご要望に合わせて、各種施設の電気・空調・衛生設備のリニューアルや、省エネルギー対策に一括して対応するのが、サンテックのファシリティサービス部門です。
サンテックの他の部門とも連携して、最先端のソリューションでニーズに応えています。
4.電力部門
創業以来、サンテックの電力部門は、送電線工事を中心に技術革新に対応しながら発展してきました。現在では、北海道から沖縄までの国内の全電力会社の送電線工事をサンテックが施工しています。
また、海外では架空・地中送電設備を含む、すべての電力流通設備の設計から施工いたるまでの建設工事技術をサンテックは提供しています。
5.情報通信部門
高度情報化社会を迎え、増え続ける情報通信設備の需要に応えて、光ファイバー通信網の建設や、携帯基地局工事など情報通信関連の工事を幅広く手掛けているのがサンテックの情報通信部門です。長年にわたる送電線工事・内線工事で培ったノウハウを駆使し、通信のインフラ設備に構築にサンテックは貢献しています。
6.海外部門
サンテックの海外部門は文字どおり、海外における電気・機械設備工事の受注から、設計、施工、メンテナンスまで一貫したサービスを行っています。1975年のシンガポールのMSHI造船所建設工事への参加を機にスタートし、現在ではアジア地域の8ヶ国14都市にサンテックの海外事業拠点があります。
その40年以上に渡る実績を活かし、海外設備工事のリーティングカンパニーとして今も発展を続けています。
7.電機工場部門
サンテックの電気工場部門は、プラント設備、環境処理施設、レジャー施設などの電気制御を必要とするシステムの設計、製作を行います。そして、サンテックはお客様のニーズに応じたシステム開発と、ハードウェアとソフトウェアの両面からのたゆまぬ技術革新を図り、顧客満足の追求を行っています。
株式会社サンテックのまとめ
サンテックは電気工事を中心とした総合設備工事のリーディングカンパニーであり、長い歴史と多くの実績で培った高い技術に甘んじることなく、さらなる発展を目指しています。
その高い技術力によって、海外の発展にも貢献し、人と社会のよりよい未来を目指す国際企業がサンテックです。