株式会社プラネットの企業概要と沿革

まず、プラネットの企業概要についてご紹介します。これを見れば、プラネットの事業内容や企業規模についてざっくりと把握できます。

株式会社プラネットの企業概要

社名株式会社プラネット (英文名:PLANET,INC.)
本社所在地〒105-0013 東京都港区浜松町1-31 文化放送メディアプラスビル3階
設立年月日1985年8月1日
代表取締役社長玉生 弘昌
株式公開JASDAQスタンダード (証券コード:2391)
資本金4億 3,610万円
事業内容EDI基幹プラットフォームの構築・提供・運用
同社HPより参照


プラネットは日本ではじめてのVAN運営会社として、さまざまな企業の出資により1985年に創業をはじめました。VAN(Value-Added Network)とは通信サービスのひとつで、プロトコル変換やデータ処理などの付加価値を加えた通信網のことです。

このVANを利用し、プラネットは流通業界において、EDIネットワークを提供しています。このプラネットが提供するEDIネットワークは、流通業界においてなくてはならないビジネスの基盤となりつつあります。

このような、事業を通して、プラネットは流通業界の業務の効率化を目指している企業です。

株式会社プラネットの沿革

プラネットのおもな沿革は以下の通りです。

1985年 8月 (株)プラネット発足 資本金:240百万円
出資会社:ライオン(株)、ユニ・チャーム(株)、(株)資生堂、サンスター(株)、ジョンソン(株)、十條キンバリー(株)(現:日本製紙クレシア(株))、エステー化学(株)(現:エステー(株))、牛乳石鹸共進社(株)、(株)インテック
1987年 2月
日経・年間優秀製品賞の「日経流通新聞賞」を受賞
1995年 10月 全国家庭用品卸商業協同組合ネットワークを受託
1998年 1月 「 業界サプライチェーン構想 (VOES) 」の発表
2004年 2月 ジャスダック市場へ株式公開
2004年 9月 情報セキュリティマネジメントシステム(lSMS)適合性評価制度の認証を取得
2007年 2月 情報セキュリティマネジメントシステム国際規格「ISO27001」認証を取得
2008年 9月 カスタマー・コミュニケーションズ(株)を関係会社化
2010年 1月 第8回「ハイ・サービス日本300選」を受賞
2011年 8月 クラウド型新システムの稼動を開始
2016年 11月 中国で越境流通プラットフォーム事業を行う合弁事業会社設立に合意
同社HPより参照

株式会社プラネットの企業理念

プラネットは流通業界における、情報インフラストラクチャーの構築・運営を目指し、さまざまなサービスの提供を行っています。そのような事業のもととなるのが、下記のプラネットの企業理念です。

1. プラネットは、流通機構全体の機能強化を目指し、流通業界を構成する各企業(製造者・配給者・販売者)が合理的に利用できる情報インフラストラクチャーの構築・運営を通じて業務効率化を進め、ひいては国民生活の向上に貢献します。 2. プラネットは、情報インフラストラクチャー・サービスを提供するにあたり、流通業界を構成する各企業(製造者・配給者・販売者)の役割を尊重するとともに、公平に便益を享受できるよう配慮します。 3. プラネットは、常に社員の人間性を尊重して社員の創造性の伸張を促し、また、仕事を通じて社員の自己形成を支援します。
経営理念 : 会社案内 _ 株式会社プラネット

株式会社プラネットが目指す情報インフラストラクチャー

プラネットの事業の根底にあるのが、「企業は社会のためになるサービスを提供してこそ存在価値がある」「標準化による業務効率化」という2つの理念です。プラネットは流通業界に携わるお客さまに対して、役立つサービスを提供する価値ある企業であるためにこの2つの理念をもとに事業を行っています。

プラネットはEDIサービスと呼ばれる、企業間のデータ交換サービスを提供しています。インターネットが普及し、現代社会ではデータ通信はあたりまえに使われています。しかし、その当たり前を確実に提供することがビジネスにおいて、重要であるとプラネットは考えています。

それにより、流通業界の効率的で円滑な取引を支えることで、日本の流通を支える基盤を提供している企業であるという責任感を持って、プラネットは事業を発展させています。このように、プラネットは日本の流通における情報インフラストラクチャーを提供する企業といっても過言ではない存在です。

株式会社プラネットの事業内容・サービス

流通業界全体の標準化を行っているプラネット

プラネットは流通業界全体の「標準化」する事業を行っています。企業間でデータ交換を行う場合には、両方のシステムが同じものでなければ連動することができません。そのシステムの標準化を企業はプラネットに接続するだけで実現することができます。

プラネットを利用すれば、お客さまは自社でデータ交換のためのシステム構築を行う必要がありません。このように、リソースを最小限に抑えて、スムーズに他の企業とデータ交換が行える環境をプラネットは提供しています。

プラネットのEDI事業

EDI(Electronic Data Interchange)は企業がコンピューターを使い、ネットワーク経由でデータのやりとりを行うことを指します。

プラネットでは標準化を実現する環境を提供し、企業における基幹EDI・資材EDI・Web発注などに利用される安全・確実なサービスを実現しています。

プラネットのデータベース事業

企業の取引先の情報をはじめ、商品の文字情報・画像・説明などの情報を管理するデータベース事業をプラネットは行っています。合わせて、データベースを利用することで企業の商品マスタ登録業務の効率化を実現するサービスの提供もプラネットは行っています。

プラネットのバイヤーズネット

メーカー・卸売業・小売店の連携した事業を支援する情報提供サービスがプラネットのバイヤーズネットです。商品情報をはじめ、業界ニュース・各企業のキャンペーンといった情報を知ることができます。

また、企業を指定した情報発信もでき、取引を行っている企業との情報共有の効率化もプラネットのバイヤーズネットは実現しています。

株式会社プラネットのまとめ

以上のように、日本の流通業界を支える基盤として、プラネットのEDI事業は重要な役割を担っています。今後も確実な企業間のデータ交換をサポートする企業として、さまざまなサービスの提供をプラネットは行っていくでしょう。