マックスバリュ中部株式会社の企業概要と沿革
マックスバリュ中部の企業概要をご紹介します。この概要を見れば、マックスバリュ中部のおおよそのことはご理解いただけると思います。
マックスバリュ中部株式会社の基本情報
社名 | マックスバリュ中部株式会社 |
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本社所在地 | 名古屋市中区錦一丁目18番22号 |
設立年月日 | 1973(昭和48)年8月21日 |
代表取締役社長 | 鈴木芳知 |
株式公開 | 名証2部(証券コード:8171) |
資本金 | 3,950,490,000円 |
事業内容 | スーパーマーケットチェーン経営 |
マックスバリュ中部社長の鈴木芳知氏は、1988年にイオンに入社していますが、2011年にイオンが山陽ヤマナカを子会社化した際に一旦山陽ヤマナカの専務に就任しています。マックスバリュ中部社長は、イオン時代に食品調達や企画などの重要ポストを歴任してきましたので、食品スーパーマーケットを知り尽くした人物と言えるでしょう。
またマックスバリュ中部の設立は1973年ですが、創業は1947年と戦後の激動期に生まれている息の長い会社です。
マックスバリュ中部株式会社の沿革
マックスバリュ中部の沿革はこちらになります。
1947年 2月 | 中西久雄が松阪市船江町に青果店を開業 |
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1959年 2月 | 有限会社八百久食料品店を設立 |
1967年 5月 | 有限会社八百久食料品店を有限会社八百久フードセンターに商号変更 |
1973年 8月 | 有限会社八百久フードセンターから営業権の譲渡を受け株式会社八百久を設立 |
1983年 2月 | 株式会社八百久の社名をフレックス株式会社に商号変更 |
1987年11月 | 名古屋証券取引所市場第二部に上場 |
1999年10月 | フレックス株式会社と株式会社アコレ及び中部ウエルマート株式会社が合併し、フレックスアコレ株式会社に商号変更(三重県最大のスーパーマーケットが誕生) |
2000年10月 | マックスバリュ中部株式会社に商号変更 |
2007年10月 | 子会社 マックスバリュ名古屋株式会社を吸収合併 |
2013年 3月 | マックスバリュ中京株式会社と合併 |
2013年 5月 | 本店所在地を三重県松阪市から愛知県名古屋市に移転 |
マックスバリュ中部のルーツを見ると、元々は三重県の地元スーパーだった八百久と主婦の店、八百為商店がそれぞれ名前を変えるなどして、最終的に合併してできたのがフレックスアコレ株式会社です。そのフレックスアコレ株式会社がマックスバリュ中部株式会社として名前を変えて生まれ変わっています。マックスバリュ中部が正式にイオングループ入りしたのは2002年になります。
本体は三重県にありましたが、その後マックスバリュ名古屋とマックスバリュ中京を合併しているため、2013年に本社が名古屋に移りました。マックスバリュ中部が三重県最大のチェーンを展開している理由はこれだったんですね。
マックスバリュ中部株式会社の経営理念
マックスバリュ中部の経営理念はこちらになります。
「お客様」「地域社会」「お取引先様」「株主様」「働く仲間」という5つの「社 会」の「お役に立つ」ことが喜びである個人情報保護方針 | マックスバリュ中部 愛知、三重、岐阜、滋賀の食品スーパー
大元にはイオングループの理念もありますが、このマックスバリュ中部自体が多くの地元企業を合併してきたため、経営の形態も他のマックスバリュとは違い、オリジナルな部分があります。
たとえば店内に流れるテーマ曲も他のマックスバリュで流れているテーマソングではなく、三重テレビでマックスバリュ中部のCMとして流れている曲を使用しています。このように、マックスバリュ中部は、地元三重をはじめとする中部地方の地域に合わせた経営をすることで、地元の顧客をつかんでいます。
マックスバリュ中部株式会社の店舗ブランド
マックスバリュ中部の店舗ブランドについて詳しく見ていきましょう。
マックスバリュ | 食品中心のスーパーマーケット |
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マックスバリュ・エクスプレス | 都市型小規模店舗業態 |
マックスバリュ グランド | 通常のマックスバリュに比べて品ぞろえを強化した業態 |
ザ・ビッグ・エクスプレス | ザ・ビッグの品数を絞った形態 |
ミセス・マート | マックスバリュよりも小規模なコンビニエンススーパーマーケット(CSM) |
マックスバリュ中部も他のマックスバリュ企業とおおよそ同様のブランドを展開していますが、通常見られるエクスプレスのつかない「ザ・ビッグ」は、この地方ではイオンビッグという別会社が運営しています。また、愛知県内においては、マックスバリュ東海の店舗も存在していて、マックスバリュ中部の店舗と競合しています。
そういったイオングループ内の競争にも負けず、成長を続けているマックスバリュ中部の今後にもますます期待がかかりますね。
地域のニーズを敏感に感じ取るマックスバリュ中部株式会社
マックスバリュ中部のご紹介はいかがだったでしょうか?
マックスバリュ中部は、地元に根付いた経営で成長を続けてきました。また、マックスバリュ中部ではここ10年近く認知症患者やその家族が安心して買い物できるように「認知症サポーター養成講座」などを従業員が受講しています。こうした取り組みが、高齢化社会を支えるスーパーマーケットとしてマックスバリュ中部が評価されている秘密なのではないでしょうか。
お客様の立場に立ってきめ細かい接客を心がけているマックスバリュ中部。中部地方でスーパーマーケットに関連する仕事がしたいという人には最適の企業です。