株式会社丹青社の企業概要と沿革
まず、丹青社の企業概要についてご紹介します。これを見れば、丹青社の事業内容や企業規模についてざっくりと把握できます。
株式会社丹青社の企業概要
社名 | 株式会社丹青社 |
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本社所在地 | 〒108-8220東京都港区港南1丁目2番70号 品川シーズンテラス19F |
設立年月日 | 1959(昭和34)年12月25日 |
代表取締役社長 | 青田 嘉光 |
株式公開 | 東京証券取引所市場第一部 (証券コード:9743) |
資本金 | 40億2,675万657円(2016年1月31日現在) |
事業内容 | 商業空間・パブリック空間・ホスピタリティ空間・文化空間・ビジネス空間・イベント空間の調査・企画、デザイン・設計、制作・施工、運営
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1946年に丹青社は展示装飾業を行う企業として創業しました。現在は空間づくりのプロフェッショナルとして、時代の移り変わりやお客さまのニーズの変化に応える事業を展開し、企画から施行まで丹青社は手がけています。
株式会社丹青社の沿革
丹青社のおもな沿革は以下の通りです。
1946年 10月 | 渡辺正治、東京都下谷区谷中清水町で展示装飾業を創業 |
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1959年 12月 | 株式会社丹青社に改組 本社を千代田区神田司町におく |
1961年 11月 | 本社を東京都文京区湯島に移転 |
1964年 2月 | 大阪営業所設置(1984年7月支店登記、現:関西支店) |
1966年 9月 | 建設業者登録(都知事登録) |
1967年 3月 | 株式会社丹青社工作所(現:株式会社丹青TDC)設立 |
1969年 5月 | 建設業者登録(都知事登録から建設大臣登録に変更) |
1971年 1月 | 札幌営業所設置(1984年7月支店登記、現:札幌支店) |
1972年 12月 | 福岡営業所設置(1984年7月支店登記、現:九州支店) |
1974年 4月 | 東北営業所設置 |
1975年 6月 | 一級建築士事務所登録(都知事登録) |
1978年 11月 | 株式会社アール・ビー(現:株式会社丹青ビジネス)設立 |
1978年 12月 | 東京都台東区上野に社屋を建設、本社を移転 |
1983年 9月 | 社団法人日本証券業協会東京地区協会に株式店頭登録 |
1984年 4月 | 株式会社丹青総合研究所(現:株式会社丹青研究所)設立 |
1984年 12月 | 名古屋営業所設置(1989年4月支店登記、現:名古屋支店) |
1987年 3月 | 東京証券取引所市場第二部に上場 |
1997年 2月 | 株式会社丹青ディスプレイ設立 |
1997年 4月 | 宅地建物取引業者都知事免許取得 |
2000年 3月 | 東京証券取引所市場第一部に指定 |
2001年 8月 | ISO14001の認証を取得 |
2002年 4月 | 株式会社ゲーム(現:株式会社JDN)を子会社化 |
2003年 6月 | 丹青創藝設計咨詢(上海)有限公司設立 |
2004年 3月 | 株式会社丹青ヒューマネット設立 |
2005年 8月 | 北京丹青嘉輝建築装飾有限公司設立、10月営業開始 |
2006年 10月 | 株式会社ティーアンドティー設立 |
2006年 12月 | プライバシーマーク使用許諾の認定を取得 |
2015年 9月 | 東京都港区港南(現住所)に本社を移転 |
2016年 4月 | 監査等委員会設置会社へ移行
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株式会社丹青社の経営への考え方
丹青社は経営理念として、「より良い空間創造を通じて豊かな社会と生活の実現に貢献する」をかかげています。集まる人びとに喜びや安らぎが感じられる空間、気持ちよく使え、事業の活動を支える空間を作り、ひとびとの生活や社会を丹青社は支えています。
このような、「こころを動かす空間」をつくることを丹青社は目標としています。時代とともに、お客さま・社会のニーズは変化します。そのような、お客さま・社会のニーズに応えるために、丹青社は培ってきたノウハウを生かし、創造性を高め、成長を続けています。
そして、「社会交流空間」づくりを丹青社の事業の領域と考え、人と人、人とモノ、人と情報が交流を実現する空間づくりに丹青社は取り組んでいます。
株式会社丹青社の事業内容
丹青社の提供する空間づくりはさまざまな要素を考えて作られます。事業を行う人・集まる人びとの想い・環境への配慮・法律を守ること・コスト・デザインなど、さまざまな要素に最適な空間をつくることを丹青社は大切にしています。
丹青社がお客さまに提供するのは、「空間づくりによる課題解決力」です。空間づくりのプロフェッショナルである丹青社は専門性の高い技術と、豊富なネットワークを持っています。
それと培ってきた経験・ノウハウを合わせることで、丹青社はさまざまな要素を自由な発想で結びつけることができます。それにより、お客さまの課題解決をサポートし、新たな価値のある空間を丹青社は生みだしています。
株式会社丹青社の事業ポートフォリオ
丹青社の課題解決と空間づくりへの取り組みの代表的なプロジェクトについてご紹介します。
小江戸蔵里(こえどくらり)
小江戸蔵里(こえどくらり)は埼玉県川越市にあり、川越の名産品や食を提供する場所として、旧鏡山酒造の建築物を丹青社も参加し再生した施設です。
川越市の事業者公募・企画立案コンペにおいて、「観光客だけでなく地元の人も楽しめる、川越ならではの商品のワンストップショッピングができるショーケース的な商業施設にしてはどうか」という丹青社の提案により、株式会社まちづくり川越が事業者に選定されて実施したプロジェクトです。
上記の丹青社の提案を実現するにあたり、課題となったのは「既存不適格の建物」であることです。現在の法律では既存不適格の建物で、火気の使用を可能にし、空調と給排気を整備することが必要となり、丹青社とお客さまがひとつになって整備を行いました。
また、デザインにおいても、補強のための新構造材と古い味わいのある素材を対比的に生かすことで、丹青社はモダンな空間を実現しました。
渋谷ヒカリエ ShinQs Switch Room
ShinQsは、渋谷ヒカリエにある「大人の女性のためのショッピング施設」です。丹青社はそのShinQsのそれぞれのフロアに設置されている大人の女性のON/OFFを切り替えるSwitch Roomを企画構想の段階からサポートしました。
女性のためのこれまでにないレストルームを目指したのがSwitch Roomです。「女性による、女性のためのレストルームづくり」のプロジェクトとしてはじまったSwitch Roomは、女性のお客さまと丹青社の女性スタッフにより、自身の体験や、あったらいいなという何気ない思いをもとにアイディアをふくらませて作られました。
それにより、Switch Roomは多くのメディアに取り上げられ、ブログやSNSで大きな反響を呼び、これまでにないレストルームを実現に丹青社は貢献しました。
この他にも丹青社は下記をはじめとする、さまざまなプロジェクトに関わっています。あなたが利用したことがある施設もあるのではないでしょうか?
• 北九州市立自然史・歴史博物館 いのちのたび博物館
• バーゼルワールド セイコースタンド 2008-2015
• インターメディアテク
• 静岡市こどもクリエイティブタウン ま・あ・る
• ONE PIECE展
• リニア・鉄道館
• SHINAGAWA GOOS
株式会社丹青社のまとめ
今回は、空間のプロフェッショナルとしてお客さまに最適な空間を提供する丹青社をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
このように、丹青社は人・事業・環境・デザインなど、さまざま要素を考え、求められる課題を解決する空間づくりをサポートすることで、多くのお客さまの信頼を得て、成長を続けている企業です。