雪印メグミルク株式会社の企業概要と沿革

まず、雪印メグミルクの企業概要についてご紹介します。これを見れば、雪印メグミルクの事業内容や企業規模についてざっくりと把握できます。

雪印メグミルク株式会社の企業概要

社名雪印メグミルク株式会社 MEGMILK SNOW BRAND Co.,Ltd.
本社所在地東京都新宿区本塩町13番地
設立年月日平成21年(2009年)10月1日
代表取締役社長西尾啓治
株式公開平成21年(2009年)10月1日
資本金200億円
事業内容牛乳、乳製品及び食品の製造・販売等
同社HPより参照


雪印メグミルクはコーポレートスローガンとして「未来は、ミルクの中にある。」をかかげ、お客さまに安全・安心してご利用いただける牛乳・ヨーグルト・バター・チーズといったさまざまな乳製品を提供しています。

雪印メグミルクは酪農乳業界の発展を考え、お客さまのニーズにあった「ものづくり」の実現を目標としています。そして、雪印メグミルクは「乳」(ミルク)にこだわり、「乳」の新たな価値の創造を行う事業に取り組んでいます。

このような活動を通して、未来を創造する企業を雪印メグミルクは目指しています。

雪印メグミルク株式会社の沿革

雪印メグミルクは大正14年に創業をはじめた雪印乳業株式会社が、日本ミルクコミュニティ株式会社と経営統合を行い、共同持株会社として平成21年に設立されました。

雪印メグミルクとしては新しい会社ですが、その背景としては長い歴史をもった企業が雪印メグミルクです。平成23年に雪印メグミルクが上記の2社を吸収して、新たな企業として総合乳業メーカーとしてさまざまな事業を展開しています。

雪印メグミルク株式会社の企業理念

雪印メグミルクは企業として果たすべき3つの使命を定めています。この3つの使命と、コーポレートスローガンである「未来は、ミルクの中にある。」を合わせて雪印メグミルクの企業理念としています。

雪印メグミルクの3つの使命は以下の通りになります。

(1)消費者重視経営の実践 雪印メグミルクグループは、消費者基本法に定められた「消費者の権利」と「事業者の責務」をしっかりと認識し、 ◇ 安全で安心していただける商品・サービスを提供すること ◇ 可能な限りの情報提供、情報開示を行うこと ◇ 消費者の声を傾聴し、経営に反映していくこと ◇ 危機管理の体制を整え、不測の事態に迅速且つ適切に対応していくこと を基本姿勢として、消費者重視経営を実践していきます。 (2)酪農生産への貢献 私たち雪印メグミルクグループは、日本の酪農を基盤として成り立っています。私たちは、酪農生産者の良きパートナーとして信頼関係を深め、乳の価値をしっかりと伝えていくことで生産者の想いに応えていきます。 そして、牛乳・乳製品の需要拡大を実現することで、国内酪農生産の基盤の強化と持続的発展に貢献していきます。 (3)乳(ミルク)にこだわる 私たち雪印メグミルクグループは、ミルクの持つ無限の可能性を信じミルクに向き合い、ミルクにこだわり続けることで、ミルクの持つ可能性を「深め」、ミルクの価値を「高め」、世界に「拡げていく」ことを実現していきます。
グループ企業理念|会社情報|雪印メグミルク株式会社

雪印メグミルク株式会社の事業案内

雪印メグミルクではさまざまな商品を製造・販売を行っています。まず、雪印メグミルクの代表的な商品として、乳製品があげられます。

その中でも、雪印メグミルクのバターの歴史は古く、製造販売をはじめたのは1925年です。それ以来、雪印メグミルクのバターは変わらぬおいしさをお客さまにお届けしています。その他にもマーガリン・チーズ・練乳・スキムミルクなどさまざまな商品を雪印メグミルクは提供しています。

次に、雪印メグミルクが自信を持ってつくっている飲料・デザート類があります。雪印メグミルク牛乳やナチュレ 恵といった商品を利用したことがある方も多いと思います。その他にジュースなどの飲料やクリームといった商品も雪印メグミルクは取り扱っています。

そして、原材料にこだわったデザートも雪印メグミルクの魅力的な商品のひとつです。雪印メグミルクではこのような食品だけでなく、乳を生みだす酪農生産に関わる飼料・種苗などの事業も行っています。

雪印メグミルクの飼料・種苗の事業では、牛用飼料・牧草・飼料作物種子・野菜種子などの製造・販売を手がけています。また、未来へとつながる事業を展開するために「環境保全型農業」の支援にも雪印メグミルクは意欲的です。

雪印メグミルク株式会社のミルクサイエンス研究所

雪印メグミルクはミルクの価値と可能性を追求するために研究機関を設立しています。その雪印メグミルク研究機関の中心となっているのが、ミルクサイエンス研究所です。雪印メグミルクの研究開発の歴史は古く、1933年から始まっています。

雪印メグミルクの研究の成果として、乳酸菌研究(ガセリ菌SP株)や重ねドルチェに使われている、おいしさ重ね製法などがあげられます。このように、研究機関は商品開発や味わいの追求といったさまざまな形で雪印メグミルクの事業に生かされています。

雪印メグミルク株式会社のまとめ

以上のように、雪印メグミルクは「未来は、ミルクの中にある。」をスローガンとしてかかげ、お客さまのニーズに応えるさまざまな乳製品を提供し、乳の可能性を追求している企業です。

また、現状の良質な製品に満足せず、よりよい製品を雪印メグミルクは研究を続けています。このように、雪印メグミルクは誰もが目にしたことのある総合乳業メーカーでありながら、さらに現在も事業の拡大に意欲的な企業です。