株式会社大庄の概要と沿革

■株式会社大庄の概要

社名株式会社大庄
本社住所東京都大田区大森北1丁目1番10号大森シティービル
設立年月日創業1968年4月1日 設立1971年11月2日
代表者平 了寿
株式公開東証1部(9979)
資本金8,626百万円
売上高68,537百万円(連結)
従業員2,707名
事業内容大衆割烹「庄や」「やるき茶屋」「日本海庄や」などの飲食店チェーンの展開
       漁師料理専門店「大庄水産」
       大衆割烹「中の濱」「榮太郎」「呑兵衛」「鮮乃庄」
       しゃぶしゃぶ「大和路」欧州料理「マ・メゾン」
       カラオケスタジオ「歌んだ村」
       館山自動車道市原SA総合レストラン等、他、フランチャイズ事業及び経営指導、食材の卸売り販売など
株式会社大庄HP参照

株式会社大庄の沿革

1968年(昭和43年)4月創業、東京都大田区池上にて6坪の若鳥焼「とき」を開店
1971年(昭和46年)11月東京都千代田区三崎町にて「株式会社朱鷺」を設立
1973年(昭和48年)3月東京都千代田区に大衆割烹「庄や本家店(庄や1号店)」を開店
1976年(昭和51年)7月有限会社大庄設立
1978年(昭和53年)4月大庄社内研修センターとして日本料理専門学校を開設
1982年(昭和57年)10月大庄が株式会社やる気茶屋を設立
1985年(昭和60年)6月大庄が東京都調理高等職業訓練校を設立
1989年(昭和元年)9月株式会社大庄誕生
1989年(昭和元年)9月大庄本店を東京都大田区に移転
1989年(昭和元年)12月大庄が居酒屋949チェーンを展開する株式会社イズ・プランニングを買収
1990年(平成2年)5月大庄が衛生管理・食材検査等のため食品衛生研究所を開設
1992年(平成4年)4月大庄が株式会社やる気茶屋を吸収合併し、直営店110店舗となる
1993年(平成5年)8月大庄が水産物、水産加工物販売のために米川水産株式会社に資本参加
1993年(平成5年)12月大庄が食材配送の効率化を図るため物流センターを東京都品川区に移転
1994年(平成6年)7月大庄が東京証券取引所店頭市場に公開
1996年(平成8年)12月大庄が欧州家庭料理レストラン「マ・メゾン」を買収
1997年(平成9年)5月大庄が東京証券取引所市場第2部に株式上場
1999年(平成11年)2月大庄が株式を東京証券取引所市場第1部に指定替え
2003年(平成15年)1月大庄が独自の食材安全基準の確立を目指して大庄総合科学新潟研究所を開設
2003年(平成15年)3月大庄が居酒屋「榮太郎」チェーンを展開する株式会社榮太郎と合併
2005年(平成17年)2月大庄が中部地区の物流拠点として名古屋物流センターを開設
2007年(平成19年)9月大庄が佐渡C50を製造する新潟県佐渡海洋深層水株式会社を子会社化
2008年(平成20年)12月大庄が株式会社壽司岩より本格江戸前寿司築地寿司岩の事業譲渡を受ける
2009年(平成21年)3月大庄が職業能力開発大学校日本調理アカデミーを設立
2011年(平成23年)9月大庄が株式会社イズ・プランニング並びに株式会社壽司岩を吸収合併
2014年(平成26年)9月大庄の代表取締役社長に平 了寿が就任
2015年(平成27年)10月大庄が店舗メンテナンス業務を行う株式会社ミッドワークを子会社化

株式会社大庄HP参照

株式会社大庄の理念

「店は食の病院」「従業員は食の医師」を目指し、日本の食文化を担う庄やグループは、人を幸せに導く人間産業を自負し、常にお客様の喜びと従業員の幸せを追求しています。
企業理念:我が社の事業は、人類の健康と心の豊かさに奉仕いたします。我々は、自らの隣人を愛し、社会を愛し、会社を愛し、あくなき人々の幸せを追求いたします。
経営理念:愛の経営

大庄基準(食の安全、安心への取組)

大庄の食の安全、安心に関する理念は、崇高な哲学と行動力で示されています。大庄の食への安
全、安心意識の高さは、そのこだわりも相まって群を抜いた充実した安全基準が設定されていま
す。既に平成20年から運用されています。
その概要を記しておきます。

大庄基準は、グループ内組織の大庄商品本部、総合科学新潟研究所、食品衛生研究所が中心と
なって大庄基準10の取組としてとりまとめたものです。

大庄基準の目的は、提供する料理に対する徹底した安全性の確保とお客様の信頼(安心)を確
保し、人々の健康と心の豊かさに奉仕するため、使用する農林水産物及び加工品等の食材の安
全確保の独自基準として大庄基準を定め、その検証を行い、お客様に積極的に情報を提供しま
す。

大庄基準の概要

1、 農産物の栽培に関する大庄基準
2、 農産物の残留農薬に関する大庄基準
3、 畜産物、水産物に関する大庄基準
4、 栽培(飼養)履歴の記帳及びトレーサビリティーの確保に関する大庄基準
5、 食品添加物に関する大庄基準
6、 品質確保、管理(微生物)に関する大庄基準
7、 化工品の品質に関する大庄基準
8、 放射能汚染の安全確保に関する大庄基準
9、 安全性に懸念のある国の品目に関する大庄基準
10、 遺伝子組み換え作物(GMO)の使用及びアレルギー表示に関する大庄基準
など

(株式会社大庄HPより引用)

大庄グループの事業展開ポートフォリオ

〇割烹部門
・庄や:271店舗 庄やグループの原点 新鮮な刺身と旬な手作り料理がうり。
・日本海庄や:134店舗 日本海の海の幸 ワンランク上の海鮮料理の店
・やるき茶屋:60店舗 ハイ!よろこんでの元気の良い居酒屋

〇カラオケ部門
・ 歌うんだ村:30店舗 カラオケ+おいしい料理
・ カラオケファンタジー:35店舗 My Best Preasure がコンセプト
・ Flat:4店舗 カラオケ+ダイニング
・ KARAOKE Hana:1店舗 カジュアルスタイリッシュカラオケ

〇カフェ
・ カフェ&ベーカリーミヤビ:3店舗 高級デニッシュ食パン

〇専門店部門
・ 大庄水産:36店舗 漁港直送の魚がうまい店
・ とり家 ゑびす:15店舗 うまい安いの鶏料理大衆酒場
・ バル寓:3店舗 ワインと肉のバル
・ PUMP CAP:4店舗 神田の肉バル
・ 銭函バーベキュー:1店舗 北海道スタイルバーベキュー
・ 羊肉酒場悟大:8店舗 ジンギスカンを食べる店
・ やきとん大喜利:1店舗 鮮度抜群の豚もつ
・ 大衆馬肉酒場三村:1店舗うまい馬肉料理専門店
・ 牡蠣喰い場:1店舗 ニュージーランド直送の生牡蠣
・ カラハイゴールド:1店舗 唐揚げ+ハイボールの店
・ 海鮮天ぷら中野屋:1店舗 串天スタイル
・ 99 Fresh NY Pizza:1店舗 ニューヨークスタイルピザ専門店
・ 東京酒バル塩梅:9店舗 創作和食のバル
・ 博多天神もつ鍋お多福:3店舗 本格博多もつ鍋の店
・ 呑兵衛:8店舗 地酒がうまい店
・ マ・メゾン:3店舗 欧州家庭料理専門店
・ 大和路:1店舗 しゃぶしゃぶ、すきやきの店

〇その他
ととや市場結、お好みもんじゃ、ジョン万次郎、北海の幸庄や、讃岐茶屋、築地日本海、築地寿司岩、みたかドラム缶横丁、立川肉市場旭喰横丁、魚馳走亭ちゃぽん、個室割烹日本海、市原サービスエリアフードコートBOSO FUN CLUB6
など。

株式会社大庄 まとめ

大規模に多店舗展開する大庄グループ、積極的な出店計画のベースメントは、食の安全、安心にこだわった大庄基準でしょう。これがあるから、食を通じたサービス事業を行う各部門の経営者は安心して新規の出店に携わることができます。膨大な数の店舗の維持はこの大庄基準に支えられていると言っても過言ではありません。近年益々、消費者は食の安全に注意をはらっています。安心、安全なら少々値段が高くてもそちらを選ぶ傾向にあります。そうした風潮に押されて、事業展開は今後も順調に進むことでしょう。

会社を選ぶ時、その会社の屋台骨になっているものは何か!をつかみ取ることは重要です。
短期的な会社の業績や口コミだけでは、判断は難しい。
株式会社大庄の屋台骨はまさに大庄基準でしょう。長期的な展望に繋がるポイントが明確になっているから分かり易い会社です。