【特別企画】 社長対談 Vol.1 老舗企業の伝統と挑戦 ~八海醸造/八海山×龍角散~

part.1 八海醸造/八海山×龍角散 出会い

社長対談 第1回のゲストは、清酒『八海山』を展開し、日本酒業界にイノベーションを起こす八海醸造株式会社/株式会社八海山の南雲二郎氏と、日本の喉を守り続けて260年、世界も注目する医薬品メーカー、株式会社龍角散の藤井隆太氏。
兼ねてから親交のあるお二人が語る、老舗企業の伝統と挑戦。その秘めたる想いに迫ります。

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八海山×龍角散 出会い

【南雲】
どうもお久しぶりです。

【藤井】
どうもどうも。お久しぶりです。
(『八海山』で乾杯)ああ、いいですね。どうですか?

【南雲】
まあうちの酒の特徴だね。

【藤井】
さすがですね。

【南雲】
いえいえ。

―2人の接点―

【藤井】
これはね、私よりも南雲さんに言ってもらった方が早いです。

【南雲】
僕は藤井さんのお父様とお付き合いというか、師事していたんですね。うちの父と藤井さんのお父様が顔見知りで。僕はあることをきっかけに藤井先生を師事するようになって、それからお世話になったのです。ですから藤井康男先生とは、心の師というか、人生の師というかそういう感じで、社会人になって初めて師と仰ぐ人でした。

【藤井】
そうなんですね。それはもったいないことを。

【南雲】
いやいや(笑)。月に1回か2か月に1回か先生を囲む会でお目にかかるんだけれども、そういうときにも藤井さんとは1回もお会いしていない。会社にも何回かお邪魔したことがあるんですけどね。

【藤井】
そうですね。その時僕はまだ三菱化学にいましたからね。なかなか親父と息子というのは難しい関係ですしね。

―出会ったきっかけ―

【藤井】
たまたま私のフルートの師匠、もとN響の小出信也先生もご存じだったということでね。

【南雲】
小出信也先生は富岡惣一郎の美術館でフルート演奏をやってもらうなど、色々とそういう関係がありまして、お付き合いさせていただいていました。

【藤井】
僕も学生のときは師匠と一緒に色々なところに演奏をしに行きました。そしたらなんと共通の知り合いで、ああそうですか、と。小出先生のところでお会いしましたよね。

【南雲】
お会いしましたね。その前にも1回、あちこち飲み歩いてきましたけど、初めて会ったくらいの時に(藤井さんと)飲み歩いたんです。

【藤井】
そうなんですよ。先生のご自宅に行くと、八海山のラベルが襖に何百枚も貼ってある。すごいなと思って。

【南雲】
あ、それを見に行ったじゃないですか!

【藤井】
そうそう、だから八海山以外飲んじゃいかんと怒られた。すごかったですよ。

【南雲】
その時に藤井さんも来るからってことだった。それでお父様の話もちょっとして。

【藤井】
出会いなんですよね。だからそういった意味じゃ僕の方はあらかじめ存じ上げていた。親父を通じて。私はそういう方がいらっしゃるんですねと思ったのでお会いした。

―お互いの第一印象―

【藤井】
最初会ったとき「この人飲むんだろうな」と思ったけどね、その通りでしたね。大したもんですよ。

【南雲】
僕も「あの人の息子だから飲むんだろうな」と思っていましたよ。そっくりでいらっしゃって。話の面白さとか頭の回転だとか。

【藤井】
そっくりですか?

【南雲】
そっくりですよ。

【藤井】
それは意外ですね。

【南雲】
みんな本当にそっくりだっておっしゃってますよ。

【藤井】
私はそんなつもりないけどね。やってることが全然違うからね。あの人は借金を作った。私は借金を返した。全然違う(笑)。

【南雲】
そういう意味では、僕は親父の方針をそのまま継いで、今でもそれを、ちょっとは進化させていますけど、引き継いでいる感じなんですよね。

【藤井】
そうですか。でも立派に進化させられていますよ。

八海醸造株式会社/ 株式会社八海山 代表取締役社長 南雲 二郎

1922年創業。清酒『八海山』を展開し、地酒ブームの火付け役として注目を浴びる。清酒以外にも麹やあまさけ等の発酵食品やハンドクリーム等のスキンケア商品の開発・販売も手がける。
現社長の南雲氏は1984年に八海醸造へ入社。97年に3代目社長に就任。日本酒を世界飲料にするべく、海外展開も精力的に行う。

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株式会社龍角散 代表取締役社長 藤井 隆太

1872年創業。「龍角散ののどすっきり飴」、服薬補助ゼリー「らくらく服薬ゼリー」等、のど領域に特化した医薬品を展開。現社長の藤井氏は1995年に8代目社長に就任。
当時の龍角散の売上とほぼ同額の負債を負った経営状況を目の当たりにし、倒産を覚悟するも、「過去の成功体験からの脱却」をテーマに方針転換を実施。
結果、わずか10年で40億の借金を完済し、社長就任当時の売上から2倍以上の規模に成長。奇跡の復活を遂げた。

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