あの「餃子の王将」を経営する株式会社王将フードサービスとは？ ～株式会社王将フードサービス（以下、王将フードサービス）は、あの「餃子の王将」を経営する企業です。誰もが一度は目にしたことがあるのではないかと思われる王将ブランドをどのように確立して成長させてきたのか、株式会社王将フードサービスの秘密について探ってみました。～

株式会社王将フードサービスの企業概要と沿革

王将フードサービスの企業概要をご紹介します。この概要を見れば、王将フードサービスのおおよそのことはご理解いただけると思います。

株式会社王将フードサービスの基本情報

これだけ全国チェーンを展開している王将フードサービスですが、本社は京都にあります。王将フードサービスのように北から南まで全国の店舗を管理するにはちょうどよい場所なのかもしれません。

また、現株式会社王将フードサービス社長の渡邊直人氏は、2013年の前社長大東隆行氏射殺事件を受けてその日のうちに後継として就任したことで有名です。もともと渡邊直人氏は王将フードサービス新人研修の教育担当で、スパルタ上司として有名でしたので、就任後はあの渡邊氏ということで注目を浴びました。ただ、その後時代の流れもあり、王将フードサービス名物スパルタ研修は行われないことになりました。

株式会社王将フードサービスの沿革

王将フードサービスの沿革はこちらになります。

王将フードサービス設立時はベビーブームにより子供の数が増え、バブルに向けて経済も上向きでした。その波に乗って店舗数を拡大し、成長した王将フードサービス。ただ、バブル崩壊により投資事業などが裏目に出て、多額の借金がふくれあがりました。

その赤字時代に就任したのが王将フードサービス前社長である大東氏です。その後大東氏の経営戦略により、黒字転換した王将フードサービス。地域ごとに異なる好みなどを配慮して各店舗に任せるという店舗主導型や、大赤字の際もリストラせず逆に従業員を大切にするといった姿勢で乗り越えました。

最近でも王将フードサービスは、食材の国産化や女性目線の店作りなど、さらなる戦略を打ち立てています。

株式会社王将フードサービスの企業理念

王将フードサービスの企業理念はこちらになります。

「当社は、女性・男性参画による多様性を尊び、より美味しく健康に、より安心・安全・衛生的に、心地よいスピーディーなおもてなしを追求進化し、常に真摯に行動し、人間力向上に精進し、顧客満足を創造し、日々の実践とその成果を通じて、全従業員の幸せを実現し、広く社会進化に貢献します。」

2014年には食の安全･安心を第一に、食材の国産化に踏み切った王将フードサービス。王将フードサービスは、国内の農家と直接提携することによって安全な食材を確保しています。

また、2015年には王将フードサービス初の女性役員を迎えています。これは、王将フードサービスが従来の男性中心の会社から脱却して女性も受け入れやすい職場にすることで、人材不足を解消していきたい考えを反映しています。さらにこれは、女性が王将フードサービス社内で活躍することにより、女性にも親しまれる店を増やしていきたいという意向もあります。

株式会社王将フードサービスの事業案内

王将フードサービスの事業内容について詳しく見ていきましょう。

 餃子の王将直営店
 餃子の王将フランチャイズ制度

王将フードサービスのフランチャイズは、一般加盟の募集もありますが、社員が独立するための社内独立制度からの加盟もあります。この社内独立制度は王将フードサービスのバックアップ体制が充実しているため、多くの元社員が独立しています。

店舗数増や女性目線の店作りなどさらに飛躍する株式会社王将フードサービス

王将フードサービスのご紹介はいかがだったでしょうか？

王将フードサービスの餃子の王将は年々全国に店舗を増やしていて、2020年に1000店舗達成を目指しています。また、女性による女性のための店舗など新しい工夫を数々打ち出していますので、王将フードサービスは今後も引き続き成長が予想されます。

将来はフランチャイズとしての独立も王将フードサービスがバックアップしてくれますので、いずれは独立したいという人にもおすすめの職場です。