伊藤忠食品株式会社の会社概要とあゆみ
まずは、伊藤忠食品の会社概要について説明していきます。
社名 | 伊藤忠食品株式会社 |
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大阪本社 | 〒540-8522 大阪府大阪市中央区城見2-2-22 |
東京本社 | 〒107-8450 東京都港区元赤坂1-2-7 赤坂Kタワー |
創業年月日 | 1886年2月11日 |
設立年月日 | 1918年11月29日 |
代表取締役・社長執行役員 | 濱口 泰三 |
上場証券取引所 | 東証一部(証券コード:2692) |
資本金 | 4,923,464,500円 |
事業内容 | 酒類・食品の卸売及びそれに伴う商品の保管、運送ならびに各種商品の情報提供、商品流通に関するマーチャンダイジング等を主とした事業 |
伊藤忠食品株式会社のあゆみ
続いて、以下は伊藤忠食品のあゆみです。
1875年 | 鈴木洋酒店=鈴木恒吉が洋酒罐詰直輸出入商の鈴木洋酒店を創業(東京都中央区日本橋)(9月) |
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1886年 | 松下善四郎商店=大阪高麗橋にて松下善四郎が武田長兵衛商店から洋酒食料品部門を譲り受け、同店の番頭であった桜井勝蔵と共に松下善四郎商店を開業(大阪市中央区高麗橋)(2月) |
1887年 | 鈴木洋酒店=鈴木洋酒店の創業者鈴木恒吉が、渋沢栄一、浅野総一郎、大倉喜八郎等と共に札幌麦酒株式会社を創立 |
1888年 | 鈴木洋酒店=鈴木洋酒店が札幌麦酒の設立に際し重役を派遣し、同時にサッポロビールの特約店となる |
1892年 | 松下善四郎商店=大阪麦酒が麦酒の製造販売を開始すると同時に西日本の主要特約代理店となる(5月) |
1893年 | 鈴木洋酒店=矢印牛肉大和煮 発売 |
1910年 | 松下善四郎商店は関西、鈴木洋酒店は関東の赤玉スイートワインの一手特約店となる
味の素の販売に伴い、松下善四郎商店は関西、鈴木洋酒店は関東の一手特約販売店となる(8月) |
1913年 | 鈴木洋酒店=ジョニーウォーカー、ヘネシー、チンザノなどの取扱いを始める。松下善四郎商店=カゴメケチャップの特約代理店。ミツワ石鹸の特約代理店となる |
1918年 | 松下善四郎商店を松下商店に改組 桜井勝蔵が番頭となる(11月) |
1924年 | 松下商店=モミジ印牛肉宝来煮 発売 |
1927年 | 松下商店=岩井清七 社長就任(2月) |
1928年 | 鈴木洋酒店=本社社屋完成 |
1929年 | 松下商店=取引先の営業を引き継ぎ、京都出張所として開設 |
1934年 | 乾物問屋の4社が手を組み、名古屋乾物株式会社(後のメイカン)創立。名古屋水産市場で営業を開始(9月) |
1941年 | 松下商店=宝来商店設立(11月) |
1945年 | 松下商店=松下善一 社長就任 |
1949年 | 松下商店=酒類配給公団の廃止に伴い本店及び京都支店共に国税庁指定酒類卸売業の認可を受け全酒類の卸売業を開始。油糧公団、食糧公団等の廃止に伴い、味の素、缶詰、食油、醤油等は再び自由販売となり、これらの卸売を開始。松下商店=カルピスの特約店となる(5月) |
1953年 | 松下商店=岩井感吾 社長就任。名古屋乾物=第30回定期株主総会にて佐藤良嶺が代表取締役社長に就任(11月)。松下商店=福岡出張所開設(現:九州支店) |
1954年 | 松下商店=本社社屋完成(延べ908坪、地下1階、地上5階)(8月) |
1963年 | 名古屋乾物=社名をメイカンに変更(7月) |
1965年 | 松下商店=ドイツ産インスタントコーヒー「クライス・カフェ」の発売元となる |
1966年 | 松下商店=創業80周年(2月) |
1969年 | 松下商店=今井重太郎 社長就任 |
1970年 | 鈴木洋酒店=冷凍食品販売強化の為、日本冷蔵との合弁で冷凍食品の販売会社スターバナーを設立 |
1971年 | 松下商店=広島の鈴藤商店の商号を広島松下商店に変更(昭和47年猪原商店と合併)(1月)。スコッチウィスキー「ロング・ジョン」の発売元となる |
1971年 | 松下商店(本社:大阪市中央区)と鈴木洋酒店(本社:東京都中央区)が合併し、松下鈴木となる(4月)。スコッチウィスキー「ロング・ジョン」の発売元となる |
1973年 | 別府市の現金屋商店と合弁で現金屋を設立(2月)。日本冷蔵との合弁により関西スターバナー株式会社を設立(7月) |
1975年 | 大阪本社ビル地下一階にワインセラー「プチ・ボヌール」をオープン(3月)。創業100周年(9月)。高松出張所(現:中四国支店)新設 |
1976年 | 世界最大のグレープジュースメーカーのウエルチフーズ社のジャム・ゼリー・ジュース・ドリンクの日本全国総発売元となる。慶州法酒(韓国)の総発売元となる |
1977年 | 松下善四郎 社長就任 |
1978年 | サンヨー堂との共同出資により西浜本店(本社:和歌山市)を設立(4月) |
1979年 | 森田屋商店(本社:長崎市)と資本業務提携(昭和58年子会社化、平成5年1月商号をモリタヤに変更)(8月) |
1982年 | オリジナルワイン「シャトー・ドゥ・コニサー」、「シャトー・ボヌール(赤・白)」がモンドセレクションの金賞を受賞(8月)。伊藤忠商事(本社:大阪市)と資本・業務提携し、営業および管理機能の強化をはかる(10月) |
1983年 | ミネラルウォーター「エビアン」の発売元となる。メイカン=中部メイカン設立(6月)。メイカン=伊藤忠商事と全面提携(7月)。新日本流通サービス(本社:大阪市)を設立、当社の物流業務を委託(12月) |
1984年 | 豪州産オリジナルワイン商品であるセペルトワイン販売開始。地域卸との協力会「MRP(マープ)会」発足(10月) |
1985年 | 宇坪正隆 社長就任(12月) |
1986年 | 基幹システム「MACS」スタート(平成8年「I・MACS」に改称) |
1987年 | 受発注システム「PROFIT」を開発。冨江弘吉 社長就任(12月) |
1988年 | 松本産業(本社:熊本市)の全株式を伊藤忠商事へ譲渡(9月) |
1989年 | 伊藤忠商事横浜港北ビル(CTCC)にコンピューターセンターを移転。全社情報システムの統一化(3月) |
1990年 | 東京・大阪両本社制を採用(4月)。カタログ販売システム「PARDIS」開始(6月) |
1994年 | 進藤との共同出資によりシンドー(福岡県嘉穂郡穂波町)を設立(2月) |
1996年 | 松本産業の株式を譲受け、子会社化(3月) |
1996年 | メイカンと松下鈴木が合併し、商号を伊藤忠食品に変更(10月)。尾崎弘 社長就任(10月) |
1998年 | 北海道エリアの組織小売業向け加食・酒類配送会社 エイチ・アイ・コーポレーション設立(1月)。伊藤忠食品と西浜本店を合併(7月) |
1999年 | 伊藤忠食品の東京本社ビル建て替えの為、ネオカワイビルに一時移転(2月)。九州全域の酒類・食品販売強化のため、松本産業、森田屋、現金屋の3社が合併し、九州伊藤忠食品が誕生(10月) |
2001年 | 東京証券取引所市場第一部に上場(3月)。伊藤忠食品のホームページ開設(3月)。東京本社移転(東京都中央区日本橋室町)。従来の大阪開催にかえて東京では10年ぶりとなる「2001伊藤忠食品Foodフェスタ」を開催(6月)。一括物流センター専用システム「ILIS」スタート。ギフト装製専用センターとして城東アソートセンターを開設(大阪市城東区)(4月) |
2002年 | 東名配送センターの株式を譲受け子会社化、愛知地区の物流の効率化をはかる(4月) |
2004年 | 伊藤忠食品と関東メイカン(横浜市)を合併(4月)。濱口泰三 社長就任(12月) |
2005年 | 伊藤忠食品の大阪本社を移転(大阪市中央区城見2・2・22)(11月)。中期経営計画「NEXT 10」発表(11月) |
2006年 | 創業120周年(2月)。アイ・エム・シー設立(6月)。グレースコーポレーション設立(7月) |
2008年 | ISCビジネスサポート(本社:東京都中央区)を設立、当社の財務、経理、債権債務管理等の業務を委託(4月)。わけあり商品の売り手と買い手を結ぶマッチングサイト、Eco-モッタイナイ.com開設(11月) |
2009年 | ビジョン「卸機能日本一のグッドカンパニーになる」発表(2月)。ISCビジネスサポート東京本社がISO27001の認証取得(11月)。九州伊藤忠食品の株式をヤマエ久野に譲渡(9月) |
2010年 | WEB事業部開設(10月) |
2011年 | 東海営業本部事務所移転(愛知県名古屋市熱田区新尾頭1-6-9)(6月)。ギフトカード事業開始(7月)。カネトミ商事の株式をヤマエ久野に譲渡(8月) |
2012年 | ISO14001の認証取得(2月)。ギフト交換サイト「ギフトカードモールexchange.com」を開設(2月)。北海道エリアにおける営業基盤強化を目的としてスハラ食品を連結子会社化(4月)。ISCプレゼンテーションFOODLIVE2012開催(11月) |
2013年 | 伊藤忠食品の京都支店を閉鎖し、営業機能を京都駐在として京都市下京区へ移転(3月)。新日本流通サービスが東名配送センターを合併(4月)。星秀一 社長就任(6月)。ISCプレゼンテーション2013開催(9月)。東京本社移転(東京都港区元赤坂1-2-7赤坂Kタワー)(9月) |
2014年 | ベトナムFPT子会社のFIS社とベトナムBPO事業で業務提携(2月)。UpTableの株式を取得し、セールスプロモーション領域におけるギフト事業の強化・拡大を図る(12月) |
2016年 | 創業130周年(2月) |
■伊藤忠食品のあゆみの要点
伊藤忠食品は、1875年9月に洋酒罐詰直輸出入商の鈴木洋酒店を創業したところから始まりました。その後伊藤忠食品は1975年9月に創業100周年を迎え、高松出張所(現:中四国支店)を新設します。そして伊藤忠食品は、2001年3月に東京証券取引所市場第一部に上場し、勢いを増していきます。2014年12月にはUpTableの株式を取得し、セールスプロモーション領域におけるギフト事業の強化・拡大を図り、さらに2016年2月に創業130周年を迎え、伊藤忠食品は現在もますます拡大しています。
伊藤忠食品株式会社のグループ会社
さらに、伊藤忠食品はグループ会社と共に食品関連の卸売、物流、サービス事業などを展開しています。 現在の伊藤忠食品を支えるグループ会社は、以下の通りです。
■新日本流通サービス株式会社
伊藤忠食品の連結子会社で、物流管理・運送業などを展開しています。
■ISCビジネスサポート株式会社
伊藤忠食品の連結子会社で、サービス業などを展開しています。
■株式会社スハラ食品
伊藤忠食品の連結子会社で、酒類・食品卸売業などを展開しています。
■株式会社アイ・エム・シー
伊藤忠食品の連結子会社で、サービス業などを展開しています。
■株式会社宝来商店
伊藤忠食品の非連結子会社で、酒類・食品小売業などを展開しています。
■株式会社中部メイカン
伊藤忠食品の関連会社で、食品卸売業などを展開しています。
■株式会社UpTable
伊藤忠食品の関連会社で、食品マーケティング業などを展開しています。
このようにしてグルー会社を一覧で見てみると、伊藤忠食品がいかに食品卸売業やサービス業に精通しているかがわかりますね!
「伝統と革新」の130年と「未来の歴史」にチャレンジする伊藤忠食品株式会社!
これまで紹介してきたように、伊藤忠食品は創業以来130年の歴史を刻み、事業を拡大してきました。伊藤忠食品の創業当初は、全国を歩いて販路を広げていました。その時から変わらず、伊藤忠食品は「商品」「お店」「お客様」の関係を大切にしてきました。現在では、情報革命時代の食品卸売として、伊藤忠食品はチャレンジとイノベーションを意識して取り組んでおります。伊藤忠食品は「価値」を追求し、「信頼」されるグッドカンパニーを目指して現在も邁進しています。これからも伊藤忠食品は信頼と実績を積み重ねていくことでしょう。
お客様第一を貫き130年の間信頼を獲得し続けてきた、伊藤忠食品の今後の活躍に注目ですね!