パラカ株式会社の概要と沿革
まず、パラカの基本情報は以下の通りです。
【パラカ株式会社の概要】
社名 | パラカ株式会社(Paraca Inc.) |
---|---|
本社所在地 | 東京都港区麻布台1-11-9 CR神谷町ビル9F |
設立年月日 | 1997年(平成9年)8月22日 |
代表取締役社長 | 駒井 雄一 |
株式公開 | 東証一部上場(証券コード:4809) |
資本金 | 17億26百万円 (2016年9月30日現在) |
事業内容 | 駐車場事業(賃借駐車場・保有駐車場)、太陽光発電事業 |
パラカは東京都港区麻布台に本社を置いています。
創業は1997年に前身であるパルク株式会社の名で賃貸駐車場の運営を行う会社として誕生しました。文京区に第一号の駐車場をオープンさせた事から始まり、現在は全国に1700箇所以上の駐車場の運営を行っています。その中の大多数は土地をオーナーから借りる形を取っている賃借駐車場であり、固定方式、還元方式の二種類から選べる仕様で顧客との信頼を培ってきました。2004年には東証マザーズへ上場も果たしており、現在では東証一部へと市場を変更し上場企業として成長を続けています。
それではパラカの歴史を沿革で見ていきましょう。
【パラカの沿革】
1997年8月 | 東京都新宿区にパルク株式会社を設立 |
---|---|
1997年9月 | 賃借駐車場第1号を文京区にオープン |
1997年10月 | 本社所在地を東京都新宿区西新宿に移転 |
1998年3月 | 日本証券業協会に株式を店頭取扱有価証券として届出 |
1999年7月 | 本社所在地を東京都品川区東大井に移転 |
2000年8月 | 自社駐車場第1号を千葉県八千代市にオープン |
2001年2月 | 本社所在地を東京都港区虎ノ門に移転 |
2001年4月 | 公的機関より駐車場の運営管理を初受託 |
2001年9月 | 月極タワーパーキングのサブリースを東京都中央区で開始 |
2002年8月 | 大阪府大阪市に大阪営業所(現 大阪支店)を開設 |
2002年11月 | ビルイン駐車場の運営管理を東京都渋谷区で開始 |
2003年3月 | 総合病院との提携駐車場を神奈川県大和市で開始 |
2003年4月 | デパートとの提携駐車場を茨城県水戸市で開始
店頭取扱有価証券の登録を廃止 |
2003年5月 | ケイマンSPC神谷町パークを設立
証券化駐車場第1号を東京都豊島区にオープン |
2003年10月 | 大阪営業所を大阪市北区天満に移転 |
2004年1月 | 商号をパラカ株式会社に変更 |
2004年2月 | 銀行との提携駐車場を東京都品川区で開始
自転車駐車場(駐輪場)第1号を東京都杉並区にオープン |
2004年9月 | 本社所在地を東京都港区麻布台に移転 |
2004年12月 | 東京証券取引所マザーズ市場上場
北海道札幌市にて自走式立体駐車場ビルを取得し、自社駐車場として運営を開始 |
2005年8月 | 岩手県盛岡市にて自走式立体駐車場を竣工し、証券化駐車場として運営を開始 |
2005年11月 | 愛知県名古屋市に名古屋営業所を開設 |
2006年4月 | 福岡県福岡市に福岡営業所を開設 |
2010年12月 | 神奈川県横浜市に横浜営業所を開設 |
2011年6月 | 京都府京都市に京都営業所を開設 |
2011年9月 | 宮城県仙台市に仙台営業所を開設 |
2012年10月 | 兵庫県神戸市に神戸営業所を開設 |
2012年10月 | 埼玉県さいたま市に埼玉営業所を開設 |
2013年6月 | 宮城県大崎市古川駅前にて太陽光発電事業を開始 |
2013年8月 | 茨城県水戸市にて太陽光発電を開始 |
2013年9月 | 東京証券取引所市場第一部へ市場変更 |
2014年9月 | 新潟県新潟市に新潟営業所(現 新潟支店)を開設 |
2014年11月 | 東京都新宿区に新宿営業所を開設 |
2015年4月 | 静岡県伊豆市にて太陽光発電を開始 |
2015年12月 | 茨城県かすみがうら市にて太陽光発電を開始 |
2016年4月 | 北海道札幌市に札幌営業所を開設 |
2016年9月 | 兵庫県姫路市に姫路営業所を開設 |
現在、パラカは全国に12もの支店、営業所を設置し日本全土で駐車場の運営を行っています。未使用の土地を駐車場として利用することで、所持者にも利益をもたらそうという事から始まった賃借駐車場、そしてパラカが他社より早く導入したのが、自社で駐車場を開発するために土地を取得しそれを運営する形の自社駐車場です。それらの二つの柱と近年は、太陽光発電事業も始めているんです。ますますの成長にも期待できそうです。
パラカ株式会社の基本理念
続いてパラカの基本理念を見ていきましょう。
【基本理念】
「永遠のあと百年」パラカHP:基本理念より引用
~「今年も」あと百年、「来年になっても」あと百年、「何年経っても」あと百年~
パラカは1997年、百年の歴史を持つ大手の証券や銀行など大会社の破たんが相次いだ大不況の真っただ中で創業しました。「存続し続け得る会社でありたい」というのがその時の率直な思いであり、私たちパラカの原点になっています。
この原点は、駐車場という本業のなかの随所に根付いています。駐車場の開発形態として土地を取得する「自社駐車場」にいち早く取り組んだのも、試行錯誤しながら日本で初めて「証券化駐車場」を組成したのも私たちでした。これは、道路と並んでクルマにとって欠かせないインフラである駐車場が、ある日突然無くならないように地域と当社の相互持続性を考えて開発したものです。還元方式も土地オーナーと当社の長期的な共存共栄関係を構築するという発想から生まれたものです。これらの開発形態から「不動の地域一番戦略」につながり、一番となった地域では、その都市機能の持続性と当社の投資リターンの長期安定性が高まるという相互に好循環が生まれると構想しています。軽自動車専用駐車場も事業としての採算性とCO2排出量が普通車の60%という環境配慮の両立から発想したものであり、再生可能エネルギー事業への参入も同様な思いからです。
「持続可能性の向上」という原点と、常にこれでよしとしない「永遠の未完成、これ完成なり(宮沢賢治)」という精神を「永遠のあと百年」という七文字に込めています。
以上が、パラカの基本理念になります。「永遠の未完成、これ完成なり」かの有名な宮沢賢治の影響を受けての「永遠のあと百年」を掲げています。こちらからパラカの常に先を見据えての企業努力をしていることが伝わってきます。
それはこれまでの事業を見てもわかります。不況の真っ只中に誕生したパラカは、駐車場運営という事業でどうやって生き残っていくかを念頭に様々な独自のシステムを構築してきました。その筆頭が日本で最初に行った「証券化駐車場」です。何らかの原因で駐車場が急になくなってしまった時の為に駐車場を証券として所有することにより、顧客の安心を保障するシステムです。それ以外にも常に新しい駐車上のカタチを創造してきました。
パラカ株式会社の事業内容
では現在パラカはどういった事業をおこなっているかを見ていきましょう。
<駐車場事業>
賃借駐車場
1.定額の賃料をお支払いする「固定方式」パラカHP:事業内容より引用
駐車場の売上に関わらず、毎月一定の賃料をお支払いします。土地オーナー様は安定的に収入を確保できるのが特徴です。
2.定率の賃料をお支払いする「還元方式」
駐車場の売上に応じて賃料を還元する方式です。毎月売上報告をさせていただくため透明度が高く、売上向上という共通の目的を持つ長期的な信頼関係を築くことができます。
パラカが不動産オーナーの方々から土地や建物をお借りして運営するタイプの駐車場です。
保有駐車場
パラカが土地を取得するタイプの駐車場です。
<太陽光発電事業>
パラカが土地を活用して、太陽光発電を行っています。
パラカは現在、大きく分けて二種類の駐車場を運営しています。一つ目が不動産所有オーナーから土地を借りる形で駐車場を運営する賃借駐車場です。パラカはその賃借駐車場駐車場の運営に二つのシステムから選べる方法を取っており、売り上げに関わらず一定の金額をオーナーへと支払う形の固定方式と、駐車場の売り上げに応じた賃料を還元する還元方式です。毎月安定した金額を受け取れる固定方式と、売り上げが明確に分かる事で、透明度が高く売上向上など、共通意識を持って信頼関係を築くことが出来る還元方式とどちらもメリットを兼ね備えた良いシステムですね。
それとは別に業界ではパラカ社が保有する形をとっているタワーパーキングなどの保有駐車場も運営しています。
そしてまだ少数ですが、パラカの太陽光発電事業にはこれから期待したいですね。
駐車場運営を安心して任せるなら、パラカ株式会社!
現在、全国に1700件以上もの駐車場を運営するパラカは、常に駐車場のこれからのカタチについて考えています。地域の一番の駐車場になるための努力を積み重ねてきました。軽自動車専用の駐車場など、環境にも配慮した運営も行っており、パラカには新しいカタチの駐車場の開発、そして今ある1700もの駐車場の運営をこれからも頑張っていってほしいですね。