太平電業株式会社の企業概要と沿革
太平電業の基本情報はこちらです。
太平電業株式会社の基本情報
社名 | 太平電業株式会社 |
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本社所在地 | 東京都千代田区神田神保町2-4 |
設立年月日 | 1947年 (昭和22年)3月25日 |
代表取締役社長 | 野尻 穣 |
株式公開 | 東証1部上場(証券コード:1986) |
資本金 | 4,000,800,000円 |
事業内容 | 各種プラント・環境設備等の建設工事・メンテナンス工事
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太平電業のルーツは満州にありました。太平電業の前身となる満州電業(株)が昭和9年に設立され、豊富な石炭を使用した火力発電や水力発電などの事業を行っていました。そして戦後の日本でそれを受け継いだのがこの太平電業だったのです。
太平電業の初代社長として就任したのは岡雄一郎氏。この岡氏が創立当時切に願ったのが「平和」でした。その強い願いは、創立から70年近く経っても引き継がれている太平電業の礎になっています。
太平電業株式会社の沿革
太平電業の沿革は下記になります。
1947年3月 | 東京都千代田区の現在地において、資本金18万円をもって、屋内外線の電気工事会社として設立 |
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1947年10月 | 火力発電所補修工事の受注開始 |
1947年10月 | 大阪市北区に大阪支店を、北九州市小倉北区に九州支店をそれぞれ開設 |
1949年10月 | 建設業法に基づく建設大臣登録(イ)第940号を受ける |
1951年1月 | 火力発電所建設工事の受注開始、札幌市に北海道支店を開設 |
1960年7月 | 横浜市鶴見区に溶接工場として、鶴見工場を新設 |
1964年10月 | 千葉県鎌ヶ谷市に鎌ヶ谷車輌工場を新設 |
1965年9月 | 名古屋市中区に名古屋支店を開設 |
1968年7月 | 千葉県富津市に製缶工場として千葉工場を新設 |
1968年12月 | 株式を東京証券取引所市場第二部に上場 |
1971年5月 | 株式を大阪証券取引所市場第二部に上場 |
1972年11月 | 株式を東京・大阪両証券取引所市場第一部に指定替上場 |
1973年9月 | 埼玉県久喜市に久喜整備工場を新設。これに伴い、鎌ヶ谷車輌工場を廃止 |
1974年4月 | 建設業法改訂により建設大臣許可(特)第3967号、(般)第3967号の許可を受ける |
1977年1月 | 埼玉県久喜市菖蒲工業団地内に埼玉工場を新設。これに伴い、鶴見工場、千葉工場を廃止 |
1979年10月 | 川崎市川崎区に川崎設計室を新設 |
1981年4月 | 一級建築士事務所登録 |
1984年11月 | ASME・認証を取得 |
1993年2月 | 本社新社屋完成 |
1996年8月 | 横浜市鶴見区に技術センター(京浜ビル)を新設。これに伴い、川崎設計室を廃止 |
1997年2月 | ISO9001・認証を取得 |
1997年3月 | 千葉県木更津市に技能訓練センターを新設 |
1997年11月 | 創立50周年 |
1999年6月 | ISO9001全業種に範囲を拡大し、認証を取得 |
2004年1月 | 技術センター(京浜ビル)を本社に統合 |
2007年11月 | 創立60周年 |
2009年6月 | 中国営業所(広島県福山市)を中国支店に昇格 |
2010年5月 | 大阪証券取引所第一部における株式の上場廃止 |
2011年10月 | 福井県敦賀市に若狭センターを新設 |
2013年10月 | 広島県福山市から広島市南区へ中国支店を移設 |
2014年7月 | 仙台市青葉区に東北支店を開設
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最初に驚くのは太平電業株式会社創立当時の資本金が18万だったということ。もちろん今の貨幣価値とは天地の差があるでしょうが、それでもたった18万で始めた会社が今では資本金40億以上ですから、太平電業の成長がどのくらいすごいものなのかわかっていただけると思います。
また、この太平電業の沿革を見ると、ISO取得が目立ちますね。このように太平電業は、プラント建設会社としての地位はもちろんですが、その地位を確固たるものにするべく努力を怠らない会社だということがわかります。
太平電業株式会社の経営理念
太平電業の経営理念はこちらになります。
「わが社はプラント建設事業の意義と使命を自覚し積極進取の精神を基に社業の発展を図り、もって産業社会の繁栄に寄与することを念願する。」企業情報 - 経営理念/企業行動憲章/倫理行動規準 : 太平電業株式会社
このように太平電業では、会社の発展だけでなく、社会全体、そして国全体の繁栄も願っていることが見てとれます。プラント建設業者のパイオニアとしての太平電業は、その確固たる地位が築かれるであろうということが、経営理念からもにじみ出ています。
また、太平電業では社員に対しての福利厚生も厚く、独身であれば寮に数千円で住めるほか、仕事も若いうちから任されることが多く、やりがいがあるという声も多く聞かれます。資格取得に対する補助やサポートもありますので、太平電業社員の技術力は入社後も大きく成長します。
太平電業株式会社の事業内容
太平電業は総合プラント建設会社ですが、その事業内容は下記になります。
エンジニアリング・製作
各種プラント(火力・原子力発電、地熱発電、クリーンエネルギー、製鉄、石油化学、セメント、ごみ処理、リサイクル施設等)やテーマパーク等の建設や補修に伴うエンジニアリングが主体です。
発電所工事
日本の大半の火力・原子力発電所の建設、そしてメンテナンスを手がけ発電プラント業界をリードしています。
環境設備工事
ごみ処理施設をはじめとする工事が中心です。
各種プラント工事
石油化学プラントをはじめ製鉄、精錬、食品、精糖、醸造、化粧品、肥料、飼料、穀物、セメント等の工事を請け負っています。
海外工事
戦後いちはやく海外工事に進出し、世界各国に多くの実績を誇っています。
太平電業では、計画段階から建設・運営までトータルで請け負っています。また、太平電業は、建設業の中でもとりわけ社会貢献度の高い事業を数多く手がけていることがわかりますね。特に太平電業の中でも主軸となる発電所関係の事業は、約4割の売上となっています。
また、太平電業は海外でも多くの工事を施工していて、世界をリードしている会社だと言えるでしょう。
太平電業株式会社の技術・工法
太平電業が誇る技術と工法はこちらになります。
運ぶ | 太平ウルトラミニック、ウルトラクラブクレーンなど |
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測る | センタリングプロ、センタリングミニ |
昇る | リフティング式足場、セーフティーステージ |
吊る | 新型ウルトラヘビーリフター、タービン車室ジャッキアップシステムなど
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このように太平電業では、主に工場や建設現場などで使用される機器も、オリジナルの技術を駆使して新たなものを開発してきています。このことにより、太平電業の工事がスピーディーかつ専門性の高い完成度に仕上がっています。
太平電業株式会社は海外に誇れるプラント建設会社代表!
太平電業の紹介はいかがでしたでしょうか?
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エネルギー関連の仕事は人々の生活に密着していますから、太平電業の安定感や信頼感も絶大です。こんな太平電業で、日本だけでなく世界に貢献できる仕事をしてみませんか?