株式会社アドバンテストの企業概要
社名 | 株式会社アドバンテスト |
---|---|
本社所在地 | 〒100-0005 東京都千代田区丸の内1丁目6番2号新丸の内センタービルディング |
設立年月日 | 1954年 |
代表取締役社長 | 松野晴夫 |
株式公開 | 東証一部 |
資本金 | 32,363百万円 |
事業内容 | 半導体・部品テストシステム事業、メカトロニクス関連事業、サービス他
|
株式会社アドバンテストの沿革
1950年代
1954 | 武田郁夫、東京都板橋区熊野町に「タケダ理研工業株式会社」を創業。
最初の自社製品「マイクロ・マイクロ・アンメータ」を発売。 |
---|---|
1984 | 群馬県邑楽郡邑楽町に群馬工場が落成、生産の拠点に。 |
1985 | 東京証券取引所市場第一部に指定変え。
社名を「株式会社アドバンテスト」に変更。 半導体試験装置市場におけるトップ・シェアを獲得、世界のトップメーカーに。 |
1986 | 韓国ソウル市に現地法人Dong - Hwa Advantest Co., Ltd.(現Advantest Korea Co., Ltd.)を設立。
シンガポールに現地法人(Advantest Singapore Pte. Ltd.)を設立。東南アジア地域へのサービス活動を開始。 光スペクトラム・アナライザ「TQ8345」など、光計測器16機種を一挙に発売、急速に拡大しつつある光通信市場へ参入。 |
1987 | 大利根工場(現埼玉R&Dセンタ)を開設。
ISDNやデジタル・オーディオ用のアナログ・デジタル混在IC向けのミクスド・シグナル・テスト・システム「T7341」を発売。 移動体通信機器、ビデオ機器などの電子部品や回路を高確度で測定するネットワーク・アナライザ「R4611」を発売。 |
1992 | 事業部制とキャッシュフロー経営を導入。
液晶表示装置(LCD)を世界最高の解像度で試験する液晶テスト・システム「G4350」(研究開発用)、「G4310」(生産ライン用)を発売、液晶テスト分野へ参入。 |
1993 | 「アドバンテスト地球環境憲章」を制定。
中国・北京にて「アドバンテスト北京技術交流会’93」を開催、当社製品や技術を紹介したのを皮切りに、中国市場へ本格的に参入。 世界最高性能500MHz/1GHzの試験速度を持つVLSIテスト・システム「T6691」を発売。(経団連会議室にて記者発表を行う) フィールドでのメンテナンス用に携帯が可能なRFスペクトラム・アナライザ「U4941」を発売。当社製品として初めて通産省(現経済産業省)の「グッドデザイン商品」に認定される。 |
1994 | 機能をモジュール・ブロック化することで、小型化・軽量を実現したデジタル移動体通信用の基地局測定器「R3465」を発売。 |
1998 | 長野オリンピックに合わせ、初めてのテレビCMを放映(こちらからムービーもご覧いただけます)。
アニメ等の安全性確保のための測定器として、映像フリッカ解析システムを開発。 「日経優良企業ランキング」で2年連続の総合1位に。「規模」、「収益性」、「安全性」、「成長力」の4つの基準項目すべてで高い評価を得た。 |
1999 | 真のエクセレント・カンパニを目指し、「アドバンテスト行動規範」を制定。
アドバンテスト流キャッシュフローをベースとした業績連動型賞与を導入。 1995年に発売した「T6671」をベースに、小型・低価格・高スループットを実現した世界最高性能システムLSIテスト・システム「T6672」を開発、発売。 世界最高性能のオプトスコープ「Q7750」や光スペクトラム・アナライザ「Q8384」を中核に、WDM(波長分割多重)市場向けソリューションを提供開始。 |
2000年代
2000 | アジアエレクトロニクス株式会社の半導体試験装置部門を譲受。
企業の価値創造を測る経営指標EVAをベースにした独自の指標AVA(Advantest Value Added)と、社員の日々の活動をコストに換算して生産効率を追求するABCM(Activity Based Costing Management)を導入。 日経平均を構成する225銘柄の1つとして、当社が採用される。 デジタル・カメラ用CCDイメージ・センサ・デバイス向けに、「T8531」をリリース。イメージ・センサ・テストの分野に再参入。 コンピテンシーの考え方をベースにした新しい人事制度「アカウンタビリティ制度」を導入。 |
2003 | 四半期決算の開示をスタート。
主要製造部門を統合し分社化、後補充方式による生産プロセス改革に着手。 オープン・アーキテクチャ構造による、SoC向けテスト・システム「T2000」を発売。 執行役員制度を導入し、取締役会の監視・監督機能と業務指向機能を分離、強化。 アドバンスド・ミクスド・テスト・システム「T7721」を発売、車載用デバイス市場に本格参入。 デジタル・マルチメータ、電圧/電流発生器など基本量測定器の開発・製造をMBOにて株式会社エーディーシーに売却。 |
2004 | 創立50周年記念イベントの一環として「アドバンテスト展2004」を開催(6月8日~10日・東京国際フォーラム)。
創立50周年を迎え、記念式典を開催。 本社事務所を東京都千代田区丸の内の新丸の内センタービルに移転。 |
2005 | マスク用CD-SEM事業に参入。
ハイエンドDRAM向けメモリ・テスト・システム「T5501」「T5588」と、メモリ・ハンドラ「M6300」を発売。 |
2010年代
2010 | テラヘルツ波技術による3Dイメージング解析システム「TAS7000」を発売。 |
2011 | 半導体試験装置大手Verigy社を買収。
東日本大震災発生、部材調達網を迅速に確保し、生産体制を速やかに復旧。 テラヘルツ分光・イメージング・システム「TAS7500シリーズ」を発売、医薬品解析、新素材開発、構造解析等に市場を拡大。 韓国でテスト・ハンドラの生産を開始。 NANDフラッシュ・メモリ・パッケージ向けテスト・システム「T5773」を発売。 株式会社アドバンテスト・グリーンが「障害者雇用優良事業所」として、独立行政法人高齢・障害者雇用支援機構理事長賞を受賞。 |
2012 | CloudTesting™ Serviceの事業を開始、オンデマンド型のテスティング・サービスで新市場を開拓。
国内外の人事制度を統一、国を越えた人事交流と適材適所の配置を促進。 |
2013 | 米国W2BI.COM社を買収。ワイヤレス・システム・レベル・テスト市場に参入。
韓国・天安市の新工場が竣工。テスト・ハンドラやデバイス・インタフェースの供給体制を拡大。 NANDフラッシュ・メモリ、MCP向けテスト・システム「T5831」を発売。 NANDフラッシュ・メモリ向けプローブ・カードの出荷を開始。 |
2015 | ディスプレイ・ドライバIC向けテスト・システム「T6391」を発売。
テスト・システム「V93000」累計4,000台出荷を達成。 光超音波顕微鏡「HadatomoTM」を発表。 |
2016 | 会計基準を米国会計基準から国際会計基準(IFRS)に変更。
SSDテスト・システム「MPT3000HVM」を発売、SSD量産テスト市場に本格参入。 |
2017 | 代表取締役兼執行役員社長に吉田芳明が就任。
|
株式会社アドバンテストの事業ビジョン
アドバンテストは1954年に創業してから長きにわたって「マザーテクノロジー」を大切にしてきました。アドバンテストはこのマザーテクノロジーを究め、計測・試験技術による「はかる」をサポートしています。
アドバンテストのビジョンは「マザーテクノロジーを究め、はかるをプロデュースする」という事です。アドバンテストはこれからもナノテクノロジーを用いた電子ビーム測長装置や露光装置などで新しい市場を拓くことを目指しています。
株式会社アドバンテストの経営理念
アドバンテストは「The ADVANTEST Way」と行動規範によって、企業価値の向上に努めています。アドバンテストは経営の意思決定と監督機能、業務執行機能を分離させることによって、経営の効率化と透明性を両立しています。
株式会社アドバンテストの経営機構
アドバンテストの経営機構は目まぐるしく変化する経営環境に対応していくために必要な仕組みです。経営判断や経営戦略など、変化に合わせて実行していく必要があります。アドバンテストはコーポレート・ガバナンスを強化するべく、執行役員制度を導入しました。
株式会社アドバンテストの事業ポートフォリオ
アドバンテストがメインに製造しているのは半導体試験装置です。この他にもアドバンテストが提供する商品は数多く、どれも精密な機器ばかりです。EB露光装置や電子計測器、テラヘルツ分光・イメージング解析システムなどがあります。
株式会社アドバンテストのサービス・サポート面
サポート面でも手厚いアドバンテスト。アドバンテストには半導体試験装置の修理・保守窓口が設けられています。アドバンテストのウェブサイトにはトレーニング情報、ソフトウェアの無料ダウンロードなども掲載されています。
アドバンテストの電子計測器はオンラインでも修理・校正サービスが利用できます。カスタマーコンタクトセンターがあるので、ユーザーは安心してアドバンテストの商品を利用することができます。
株式会社アドバンテストの事業案内、サービス紹介
株式会社アドバンテストの半導体・部品テストシステム事業
アドバンテストの事業部の1つ半導体・部品テストシステム事業ではスマートフォンやパソコン、自動車などに使用される機器の半導体の動作テストのサポートする事業部です。アドバンテストは半導体の可否判定を行うシステムを開発しています。
株式会社アドバンテストのメカトロニクス関連事業
メカトロニクスにも強いのがアドバンテストの素晴らしい点です。FAビジネスなどで、工業に貢献し、半導体の量産化や効率化をサポートしています。アドバンテストのDIビジネスではデバイスとテスト・システムを接続して、インターフェイス製品を比較的短時間にユーザーに届けています。
ナノテクノロジーにもノウハウがある株式会社アドバンテスト
アドバンテストは、半導体ウエハやナノインプリントのテンプレート等に対する電子ビーム露光装置や測長システムを提供しています。
この他にも、アドバンテストはテラヘルツ波測定技術やMEMS技術を医療、電子部品などの分野に応用しようと努力しているんです。
日本全国津々浦々に広がる株式会社アドバンテスト
アドバンテストのネットワークは日本全国に広がっています。本社の事務所は東京の千代田区丸の内という一等地にあります。東京駅にも近く、アクセスが良い場所です。
事業所は練馬にあり、営業拠点は東京、名古屋にあります。研究開発にも活発なのがアドバンテストのもう一つの強みです。アドバンテストの研究開発拠点は群馬県、埼玉県、北九州にあります。アドバンテストにはこれからもネットワークを拡げつつ、事業拡大をしてほしいですね。