東京海上ホールディングス株式会社の概要と沿革

まず、東京海上ホールディングスの基本情報は以下の通りです。

【東京海上ホールディングスの概要】

社名東京海上ホールディングス株式会社(Tokio Marine Holdings, Inc.)
本社所在地東京都千代田区丸の内1-2-1
設立年月日2002年(平成14年)4月2日
取締役社長永野 毅
株式公開東証一部上場(証券コード:8766)
資本金1,500億円
事業内容当会社は、保険持株会社として、次の業務を営むことを目的とする。
損害保険会社、生命保険会社、証券専門会社、保険業を営む外国の会社、その他の保険業法の規定により子会社とした会社の経営管理
その他前号の業務に附帯する業務
東京海上ホールディングスHP:会社概要より引用


東京海上ホールディングスは、東京都千代田区に本社を置く、損害保険会社の最大手「東京海上グループ」の持ち株会社です。2002年に東京海上と日動火災の共同持株会社として設立したのが東京海上ホールディングスの始まりです。2002年に東証一部へ上場しています。現在では、SOMPOホールディングス、MS&ADインシュアランスグループホールディングス と並ぶ、3メガ損保の一角であり、 収入保険料、純利益において国内で最大の損害保険グループが東京海上ホールディングスグループです。

では、東京海上ホールディングスの今日までの流れを沿革で見ていきましょう。

【東京海上ホールディングスの沿革】

2001年1月東京海上と日動火災、共同持株会社の設立に関して合意
9月持株会社の名称、事業目的、代表者、本社所在地、株式移転比率等を発表
2002年4月ミレアホールディングス株式を東京証券取引所・大阪証券取引所に上場(初値97万円)、ADR(米国預託証券)をナスダックに登録
「株式会社ミレアホールディングス」設立、オープニングセレモニー開催
11月中長期的なグループ事業戦略を発表
12月「ミレアアジア・プライベート・リミテッド」設立
ミレアアジアを通じ、台湾損保「新安産物保険会社」に30%出資
2003年2月「ミレア・リアルエステイトリスク・マネジメント株式会社」設立
7月「株式会社東京海上日動キャリアサービス」発足
10月「東京海上日動あんしん生命保険株式会社」発足
11月ミレアグループ中長期戦略の改定
ミレアグループが24.9%出資する「生命人寿保険株式会社」が上海で営業開始
2004年2月東京海上を通じ、スカンディア生命保険株式会社の全発行済株式を取得(同年4月にミレアホールディングスの直接子会社となり、「東京海上日動フィナンシャル生命保険株式会社」に社名変更)
9月ミレアアジアを通じ、台湾損保「統一安聯産物保険会社」の株式99.81%を取得
10月「東京海上日動火災保険株式会社」発足
2005年4月ミレアアジア傘下の台湾損保2社が合併し、「新安東京海上産物保険会社」が発足
7月ブラジル損保「レアルセグロス社」、同生保・年金会社「レアルヴィダ社」に、それぞれ100%、50%出資
11月グループ長期戦略および中期経営計画「ステージ拡大 2008」の策定
2006年1月「ミレア・モンディアル株式会社」を設立しアシスタンス・BPO事業へ参入
2月「東京海上日動サミュエル株式会社」を設立し施設型介護事業へ参入
9月「日新火災海上保険株式会社」と経営統合を行い、完全子会社化
2007年2月「東京海上日動メディカルサービス株式会社」子会社化
4月「東京海上日動保険サービス株式会社」の子会社化とともに「東京海上日動あんしんコンサルティング株式会社」に社名変更
変額年金再保険子会社「トウキョウ・マリン・ブルーベル・リ社」をイギリス領マン島に設立
6月東京海上日動を通じ、シンガポール・マレーシアの保険グループ「アジアジェネラルホールディングス社」の買収
10月「東京海上日動リスクコンサルティング株式会社」子会社化
2008年1月「株式会社日本厚生共済会」を子会社化するとともに「ミレア日本厚生少額短期保険株式会社」に社名変更
3月東京海上日動を通じ、英国ロイズ「キルン社」の買収
7月商号を「東京海上ホールディングス株式会社」(英文表記:Tokio Marine Holdings, Inc.)に変更
11月東京海上日動が100%出資する「東京海上日動火災保険(中国)有限公司」の中国現地法人化
12月東京海上日動を通じ、米国損害保険グループ「フィラデルフィア・コンソリデイティッド社」の買収
グループ中期経営計画「変革と実行 2011」策定
2009年1月「イーデザイン損保設立準備株式会社」を設立
3月ブラジル生保・年金会社「レアルヴィダ社」売却
6月「イーデザイン損保設立準備株式会社」の商号を「イーデザイン損害保険株式会社」に変更
2010年1月エジプトにおけるタカフル会社「ナイル ファミリー タカフル カンパニー」、「ナイル ジェネラル タカフル カンパニー」の開業
「東京海上ビジネスサポート株式会社」を設立
4月サウジアラビアにおける合弁生損保兼営保険会社「東京海上サウジアラビア社」の設立に関して合意
7月ミレア日本厚生少額短期保険株式会社の商号を「東京海上ミレア少額短期保険株式会社」に変更
2011年7月インドにおける合弁生命保険会社「エーデルワイス・トウキョウ・ライフ・インシュアランス・リミテッド」の開業
8月「東京海上日動火災保険(中国)有限公司」の「江蘇支店」の開業
10月「東京海上日動火災保険(中国)有限公司」の「北京支店」の設立認可を取得
11月東京海上日動を通じ、米国・ハワイ州の保険グループFICOH社を連結子会社化
2012年5月東京海上日動を通じ、米国生損保兼営グループ「デルファイ・ファイナンシャル・グループ」の買収
マレーシアの現地損害保険会社MUI社からの事業譲渡を発表
グループ中期経営計画「変革と実行 2014」の発表
8月「東京海上日動火災保険(中国)有限公司」の「北京支店」の開業
10月サウジアラビア現地法人「アルインマー・トウキョウ・マリン社」の開業
11月インドネシアにおける生命保険会社「トウキョウ・マリン・ライフ・インドネシア社」の営業開始
中国人民保険集団控股有限公司(PICC HD)への出資
2013年10月「トウキョウ・ミレニアム・リー・リミテッド」の「トウキョウ・ミレニアム・リー・アーゲー」への社名変更
2014年1月欧州保険事業体制の再編および中間持株会社「トウキョウ・マリン・キルン」の設置
2月「東京海上アシスタンス」を設立
4月「東京海上ウエスト少額短期保険株式会社」を設立
5月中国中信泰富有限公司(CITICパシフィック社)への出資
8月「東京海上日動火災保険(中国)有限公司」の「浙江支店」の設立認可を取得
11月「東京海上日動火災保険(中国)有限公司」の中国における自動車交通事故強制保険販売認可取得
2015年2月「東京海上日動火災保険」の南アフリカを本拠とする保険グループ「ホラード社」との業務提携
4月「東京海上日動火災保険」の「ヨハネスブルグ駐在員事務所」の開設
5月「東京海上日動火災保険(中国)有限公司」の「浙江支店」の開業
グループ中期経営計画 「To Be a Good Company 2017」の発表
「東京海上日動火災保険」のミャンマー(ティラワ経済特区内)における保険営業免許の取得
7月「米国現地法人トウキョウ・マリン・マネジメント」の「ダラス支店」の開業
10月東京海上日動を通じ、米国スペシャルティ保険グループHCCインシュアランス・ホールディングス社の買収
2016年4月「米国現地法人トウキョウ・マリン・マネジメント」の「サンフランシスコ支店」「コロンバス支店」の開業
東京海上ホールディングスHP:沿革より引用


この沿革は東京海上ホールディングスのものなので前身などは載せていませんが、創業は1879年で、日本初の損害保険会社でもあります。
そして現在、東京海上ホールディングスが運営する東京海上グループは、子会社245社、関連会社32社からなります。その事業展開は世界規模で、国内損害保険事業や生命保険事業だけでなく、海外保険事業、金融、一般事業など様々な分野へ事業を展開しています。
日本初の損害保険会社としての誇りをもって、ここまでの成長を遂げた東京海上ホールディングスには驚かされるばかりです。

東京海上ホールディングス株式会社の経営理念、事業ビジョン

東京海上ホールディングスの経営理念は以下の通りです。

【経営理念】

東京海上グループは、お客様の信頼をあらゆる活動の原点におき、企業価値を永続的に高めていきます。

・お客様に最高品質の商品・サービスを提供し、安心と安全をひろげます。
・株主の負託に応え、収益性・成長性・健全性を備えた事業をグローバルに展開します。
・社員一人ひとりが創造性を発揮できる自由闊達な企業風土を築きます。
・良き企業市民として公正な経営を貫き、広く社会の発展に貢献します。

東京海上グループは、「お客様の信頼をあらゆる活動の原点におくこと」を経営理念に掲げるとともに、「事業活動のあらゆる局面においてコンプライアンスを徹底する」ことを行動原則として、企業の社会的責任を果たしてまいりたいと考えております。
経済や社会の構造変化が急速に進展する中で、保険・金融・一般各事業の領域を大きく拡大しておりますが、グループ各事業会社が皆様にそれぞれの事業分野で最高品質の商品・サービスをご提供すべく、今後とも努力してまいります。
また、社会の発展に合わせて、継続的成長を遂げつつ、グループの企業価値の向上につとめ、「社会から必要とされる企業グループ」になることを目指してまいります。
東京海上ホールディングスHP:経営理念より引用

いざという時の為に我々ユーザーは、損害保険や、生命保険などに加入します。その選ぶ基準はやはり安心してその会社を信用できるかが基準になってくると思います。それに東京海上ホールディングスグループは応えてくれています。「お客さまの信頼をあらゆる活動の原点におき」という言葉があります。これは顧客がいてくれるから企業があるということを念頭においての理念であると捉える事が出来ます。世界規模のグループである東京海上ホールディングスでも一人ひとりの顧客を大事にする事がより発展へと近づくと考えてくれている表れだと思います。これからもより我々ユーザーの安心できるサービス、そして信頼できる企業として東京海上ホールディングスには発展していってもらいたいですね。

東京海上ホールディングス株式会社の事業案内

東京海上ホールディングスのグループ会社の事業等をまとめていきます。

国内損害保険事業
日本で初めての損害保険会社として1879年に創業した東京海上日動を中心として、豊富な商品ラインアップと多様なサービスメニューから、お客様のニーズに最適な保険商品・サービスをお届けしています。

東京海上日動火災保険株式会社
あらゆるお客様のニーズにお応えするフルラインアップの商品を扱う損害保険会社
日新火災海上保険株式会社
主に国内リテール市場に軸足を置き、地域に根差した営業活動を行う損害保険会社
イーデザイン損害保険株式会社
モバイル・インターネットの活用を中心とした通販型の損害保険会社
東京海上ミレア少額短期保険株式会社
賃貸住宅の入居者様に火災保険商品を提供する少額短期保険会社
東京海上ウェスト少額短期保険株式会社
賃貸住宅の入居者様に火災保険商品を提供する少額短期保険会社

国内生命保険事業
東京海上グループの生命保険事業の中心的な役割を担う東京海上日動あんしん生命において、多様化するお客様ニーズに的確に対応した魅力的な商品・サービスと生損保一体の取り組みを推進しています。

東京海上日動あんしん生命保険株式会社
東京海上グループの中核事業の一つである国内生保事業の中心的役割を担う生命保険会社

海外保険事業
東京海上ホールディングスは、世界の損害保険市場の約70% を占める「欧米先進国市場」と、成長が見込まれる「新興国市場」における持続的な利益拡大を目的として、リスク分散の観点も視野に入れ、双方をバランスよく事業展開しています。

トウキョウ・マリン・ノースアメリカ・インコーポレイテッド
東京海上グループの米国保険事業に係る成長戦略の企画・推進や、統一的な経営管理方針の策定・推進を担う米国地域の統括会社
フィラデルフィア・コンソリデイティッド・ホールディング・コーポレーション
中小規模の非営利団体(NPO)、学校、教会等を中心に、主に特定業種向けパッケージ損害保険を提供する保険会社
デルファイ・フィナンシャル・グループ・インコーポレイテッド
従業員福利厚生関連商品に特化した米国の生命保険・損害保険グループ
トウキョウ・マリン・エイチシーシー
米国全州および英国・スペイン等で事業展開する世界トップクラスの優良スペシャルティ保険グループ
トウキョウ・マリン・キルン・グループ・リミテッド
企業分野およびスペシャリティ分野におけるロイズ事業と欧州元受事業を統一的な戦略のもとで推進するヨーロッパ地域の統括会社
トウキョウ・マリン・アジア・プライベート・リミテッド
11カ国に展開する現地法人等の経営管理を通じて成長戦略を推進するアジア・パシフィック地域の統括会社
トウキョウ・マリン・セグラドーラ・エス・エー
BRICsの一角であるブラジルにおいて、リテール・企業分野でトップクラスの保険会社
トウキョウ・ミレニアム・リー・アーゲー
主に自然災害リスクを中心とした引き受けを行う再保険会社

金融・一般事業
グループ総合力を一層向上させるべく、各事業会社において専門性を高めるとともに、お客様に従来の保険の枠を超えた新たな「安心と安全」をご提供することを目指して、金融事業と一般事業を展開しています。

東京海上アセットマネジメント株式会社
伝統資産および不動産を含むオルタナティブ投資を取り扱う総合資産運用会社
東京海上日動あんしんコンサルティング株式会社
東京海上グループの総合コンサルティング型保険代理店
株式会社東京海上日動キャリアサービス
東京海上グループの総合人材サービス会社
東京海上日動ベターライフサービス株式会社
有料老人ホーム運営、在宅介護サービス・介護情報サービスの提供・コンサルティング会社
東京海上日動ファシリティーズ株式会社
多彩な不動産関連サービスを提供する総合不動産サービス会社
東京海上日動メディカルサービス株式会社
医療・健康領域で社会を支える貴重なインフラを提供する保健・医療関連サービス会社
東京海上日動リスクコンサルティング株式会社
企業を取り巻くリスクを的確に発見・評価し、実効性の高いリスクソリューションをご提案するコンサルティング会社
東京海上ビジネスサポート株式会社
障がいがある方の雇用の一層の促進を図るための業務サポート会社
東京海上アシスタンス株式会社
先進のコールセンター機能を有する、東京海上グループの総合アシスタンス会社
他100社超
東京海上ホールディングスHP:東京海上グループより引用

現在、提供しているサービス、展開している事業を羅列していきましたがこれでも全てではないのが東京海上ホールディングスのすごいところです。日本で始めての損害保険会社として誕生した東京海上ホールディングスだからこそ出来ることであったり、これまでの経験があるからこそのサービスなど。本当に多種多様なサービスを我々に提供してくれています。それも日本国内にとどまらず海外での事業展開もしており、東京海上ホールディングスが名実共に日本が誇る大企業であることは間違いないです。

世界各地で信頼と実績を勝ち取っているのが東京海上ホールディングス株式会社!

東京海上ホールディングスの情報をご覧になっていかがでしたでしょうか?CMなど、メディアでの宣伝で東京海上ホールディングスグループの名を聞いたことはあったけれど、ここまでの大企業だったとご存知じゃなかった方もいるとは思います。東京海上ホールディングスは日本が世界に誇る損害保険会社であり、我々の為に日々努力を重ね続けている大企業なんです。いざという時の保険なら、やはり安心、そして信頼できる東京海上ホールディングスの様な会社にお願いしたいですよね。今後も世界各地に安心と信頼を東京海上ホールディングスには届けていってほしいですね!