株式会社南都銀行の概要と沿革

まず、南都銀行の基本情報は以下の通りです。

【南都銀行の概要】

社名株式会社南都銀行(The Nanto Bank,Ltd.)
本社所在地奈良県奈良市橋本町16番地
設立年月日1934年(昭和9年)6月1日
代表取締役頭取橋本 隆史
株式公開東証一部上場(証券コード:8367)
資本金292億4,970万円
事業内容銀行業
南都銀行HP:会社概要より引用


南都銀行は、戦前の昭和9年に六十八銀行・吉野銀行・八木銀行・御所銀行の4行が合併して誕生しました。
もともと旧三菱銀行とも親密な関係であったため、現在でも三菱東京UFJ銀行とは関係のある銀行となっています。
昭和62年に東証一部へ上場しています。

では、南都銀行の歴史について沿革として見ていきましょう。

【南都銀行の沿革】

昭和9年6月1日株式会社六十八銀行、株式会社吉野銀行、株式会社八木銀行及び株式会社御所銀行が合併して株式会社南都銀行設立
昭和18年8月2日貯蓄銀行業務開始
昭和19年2月10日株式会社大和貯蓄銀行を合併
昭和44年11月8日南都地所株式会社(現・連結子会社)を設立
昭和44年11月11日外国通貨、旅行小切手の両替業務取扱開始
昭和45年10月12日電子計算機導入
昭和46年3月12日大阪支店開設
昭和49年4月13日当行株式、大阪証券取引所市場第二部へ上場
昭和49年6月1日外国為替業務開始
昭和50年9月1日当行株式、大阪証券取引所市場第一部銘柄に指定
昭和56年11月4日東京支店開設
昭和56年12月8日事務センター竣工
昭和57年5月17日金売買業務開始
昭和58年4月1日公共債の窓口販売開始
昭和58年6月1日外国為替コルレス業務開始
昭和59年6月1日南都ビジネスサービス株式会社(現・連結子会社)を設立
昭和59年10月9日南都信用保証株式会社(現・連結子会社)を設立
昭和59年12月22日南都リース株式会社(現・連結子会社)を設立
昭和60年6月1日公共債のディーリング業務開始
昭和61年3月25日京都支店開設
昭和61年7月1日南都コンピュータサービス株式会社(現・連結子会社)を設立
昭和61年11月21日南都投資顧問株式会社(現・連結子会社)を設立
昭和61年12月1日本邦オフショア市場に参加
昭和62年12月1日当行株式、東京証券取引所市場第一部へ上場
昭和63年6月9日担保附社債信託法による営業免許取得
平成2年10月12日南都ディーシーカード株式会社(現・連結子会社)を設立
平成2年12月10日南都カードサービス株式会社(現・連結子会社)を設立
平成3年3月18日南都スタッフサービス株式会社(現・連結子会社)を設立
平成5年5月12日香港駐在員事務所開設
平成5年7月1日信託代理店業務取扱開始
平成6年4月1日日本証券業協会へ加入
平成10年12月1日証券投資信託の窓口販売開始
平成11年1月18日奈良県信用組合の事業譲受
平成13年4月2日保険の窓口販売開始
平成13年12月12日確定拠出年金業務開始
平成16年12月1日証券仲介業務開始
平成17年12月20日上海駐在員事務所開設
平成19年6月28日大阪地区本部開設
平成20年5月7日地銀共同化システム稼働
平成20年6月30日大阪中央営業部開設
平成21年9月14日尼崎支店開設
平成21年10月6日なんぎん代理店株式会社(現・連結子会社)を設立
南都銀行HP:沿革より引用


南都銀行は近年、県内だけでなく、地元を活性化するための活動として県外や海外にも進出しています。決して全国規模の大銀行ではありませんが、南都銀行のような地域のための努力をしている銀行があるからこそ、日本のものづくり、中小企業などが輝けるんです。地方活性化の一躍を買っている素晴らしい企業です。

株式会社南都銀行の経営理念、経営ビジョン

南都銀行の経営理念と経営ビジョンをまとめていきます。

【経営理念】

健全かつ効率的な経営に努めます。
優れた総合記入サービスを提供します。
地域の発展に尽くします。
信頼され親しまれる、魅力的な銀行をめざします。
南都銀行HP:経営計画より引用

【経営ビジョン】

<活力創造銀行>
◆創立90周年までの10年間の経営ビジョンを「活力創造銀行」として
銀行および当行営業地域の活力を創造する銀行をめざす。
◆コアエリア(=地元)の地域力創造
・既存エリアでのリレーションを深化
・重点戦略エリアでの緻密な拠点展開の更なる推進
◆規模の拡大等を通じた収益機会の創出
◆「夢」と「誇り」に溢れた企業風土の醸成
南都銀行HP:経営計画より引用

南都銀行が掲げる、経営ビジョンの「活力創造銀行」とは、平成26年4月から平成29年3月までの3年間を計画期間とする中期経営計画として、スタートされたものです。既存営業エリアのリレーションを更に深化させるだけでなく、県外の重点戦略エリアでも稠密な拠点展開を進めることにより、「地元」の拡充を進めて収益機会の創出を図ること、また、銀行の活力創造を通じ夢と誇りに溢れた企業風土の醸成を図るという考えのもとで活動をしています。

株式会社南都銀行の事業内容

最後に、南都銀行の企業向けの事業内容をまとめていきます。
様々なサービスを行なっていますが、どれも顧客に対して最適なプランを提供しようという南都銀行の気持ちが伝わってきます。

◆資金の運用
納税準備預金
納税日に備えて、あらかじめお支払いの準備をしておく預金です。お利息は有利でしかも非課税です。
通知預金
7日以上の短期間の資金運用に大変便利な預金です。
自由金利型定期預金(大口定期預金)
まとまった大口資金の運用に最適の定期預金です。
変動金利定期預金
金融情勢に応じて6カ月ごとに金利を見直します。
目的つみたて定期預金“March”(法人用)
目標日には、積立金を自動的にご指定口座にご入金します。
投資信託
多くのお客さまから集めた資金を一つにまとめ、運用の専門家が分散投資して、その成果をお返しする金融商品です。
投信積立サービス
投資信託を1万円から毎月一定額を継続して自動的に購入することができます。
譲渡性預金
まとまった大口資金の短期運用に適した、満期日前の中途売買(期間中の譲渡)が可能な預金です。

◆資金の調達
動産活用ローン
貴社がお持ちの車輌や機械設備を活用して資金調達が可能です。
みのりアシスト
奈良県農業信用基金協会の保証による農業者さま向けの事業資金融資制度です。
環境配慮型融資
<ナント>環境配慮型融資は、環境に配慮した経営を行っている企業向けに金利を優遇するご融資です。
長期事業者ローン
団体信用生命保険付の事業者ローンで、設備資金・運転資金にご利用いただけます。
電子記録債権(電手)買取業務
南都銀行では、日本電子債権機構株式会社(株式会社三菱東京UFJ銀行子会社)との業務提携により、電子記録債権(電手)の買取業務の取扱いを行っております。
提携ビジネスローン
奈良県内商工会議所・商工会との提携ビジネスローンです。
シンジケートローン
幹事銀行(アレンジャー)が複数の金融機関を招聘して協調融資団(シンジケート団)を組み、同一融資条件のもと同一契約書によりご融資する仕組みです。
私募債
銀行借入(間接金融による調達)とは異なり、市場から直接調達する直接金融による資金調達方法の一つです。
創業・新事業展開向け融資
創業期、新事業開発・展開時にご利用いただける融資制度です。
メディカルローン+(プラス)
病院・診療所様向けの専用商品で、新規開業をはじめ、医業経営に必要な様々な資金にご利用いただけます。万が一に備え団体信用生命保険を付保いただくことも可能です。

◆経営サポート
ビジネスマッチング
新たな顧客開拓や新技術・新製品のPR、技術開発のパートナー作りなどに取組んでおられるお客さまに、多種多様なツールを提供します。
産学連携
連携校の紹介を通じ、企業の技術開発や新事業創出等をサポートします。
また、観光やまちづくり分野における人的交流などでも近隣大学等の紹介が可能です。
確定拠出年金
確定拠出年金には、個人型と企業型の2種類があります。
東京海上日動火災保険(株)と提携し、確定拠出年金サービスを提供します。
事業承継サポート
オーナー様と共に考えながら、次世代への円滑な事業承継をサポートします。
M&Aアドバイザリー
お客さまの事業拡大ニーズや事業承継ニーズにお応えするため、M&Aをサポートします。
ベンチャー企業サポート
創業期、事業開発段階のベンチャー企業の資金調達を支援するとともに、公的機関、大学等の研究機関とも連携し、ベンチャー企業をサポートします。
海外ビジネスサポート
ASIA業務グループ・香港駐在員事務所・上海駐在員事務所のネットワークを活用し、外部の専門機関や海外銀行などと提携して、お客さまの海外ビジネスを強力にサポートします。
医療・介護事業サポート
医療・介護事業においては、複雑な制度改定等、目まぐるしい経営環境の変化に対し、迅速かつ的確に対応することが必要不可欠です。こうした経営課題も踏まえ、当行は医療・介護分野の専任者を配置し、総合的に事業をサポートします。
財務診断サービス
お客様の決算データをもとに、当行が「財務診断書」を作成し、財務の望ましい方向性や業績向上のポイントなどを具体的に提案します。
南都ビジネス倶楽部 バリューパートナー
経営課題の解決に役に立つサービスや企業経営に役立つ情報の提供や、インターネット上でビジネスチャンスの場を提供します。
南都銀行HP:法人のお客様から引用

「ナントなら、ずっと!」これが株式会社南都銀行の事業への姿勢です!

南都銀行は、奈良県内だけでなく、現在、日本のものつくりを支えている中小企業が数ある東大阪への進出も積極的に取り組んでいます。これまでに培ってきた地域密着型のサービスで、メガバンクとは違った目線からのサービスを武器に日々、取引先を増やし続けています。そんな南都銀行は徐々に知名度を上げ、活動拠点を拡大しています。そしてこれからもっと大きくなっていくでしょう。でも南都銀行はずっと地域密着の姿勢は忘れないはずですよ。これからもますますの発展に期待していきたいですね。