北沢産業株式会社の概要と沿革

まず、北沢産業株式会社の基本情報は以下の通りです。

【北沢産業の概要】

社名北沢産業株式会社(KITAZAWA SANGYO CO.,LTD.)
本社所在地東京都渋谷区東2丁目23-10
設立年月日1951年(昭和26年)3月28日
代表取締役社長尾崎 光行
株式公開東証一部上場(証券コード:9930)
資本金32億3554万6415円
事業内容・食品加工機械・調理機器の販売
・製菓・製パン機器の販売
・厨房設備設計・施工一式
・ホテル・レストラン厨房設備設計・施工
・病院・学校等の事業給食設計・施工
・冷凍・冷蔵設備設計・施工
・食品加工設備設計・施工
・業務用家具の販売
・厨房機器の保守・点検・修理
北沢産業HP:会社概要より引用


北沢産業は、東京都渋谷区に本社を構えています。厨房設備や食品加工施設の設計から施工、そしてそれらの保守や点検、修理に至るまでを一括しており、それらに付随する機器の販売も同時に行っています。そんな北沢産業の歴史は昭和25年(1951年)に日本黒曜石工業(株)が設立され、その後昭和35年に北沢産業株式会社を設立し、昭和38年にそれらが合併した形で、現在の北沢産業へと繋がります。同年に株式を公開し、JASDAQへと上場を果たしています。その後の詳細については、下記に沿革として北沢産業の歴史を載せていきます。

【北沢産業の沿革】

昭和26年03月日本黒耀石工業株式会社を設立
昭和35年04月揚物調理機、厨房機器、調理機械器具の販売会社として、 北沢産業株式会社を設立。
昭和36年04月大阪営業所を開設。毎年各重点地域に支店ならびに営業所を設置。
昭和37年06月川越工場を新設。フライヤーの増産体制、業務用食品調理機器、厨房機器の製造売体制の確立。
昭和38年07月株式額面変更のため、同一称号の北沢産業株式会社(元日本黒耀石工業株式会社)に合併し、現在の地に本社を設置。
昭和38年09月株式を公開、東京店頭銘柄(現ジャスダック)に登録。
昭和42年06月川越工場を分離、全額出資の北沢工業株式会社を設立。
昭和44年04月ユニット式業務用大型冷蔵庫の販売。(松下電器産業株式会社協力開発)
昭和45年04月ハンバーグ用、製菓用の超大型自動フライヤーを開発・販売自動食器洗浄機の販売。(石川島播磨重工業株式会社との業務提携)
昭和49年04月アンダーカウンタータイプの自動食器洗浄機の販売。
(ドイツ、パッツナー社[現パルックス社]との提携)組立式棚(ホッジシェルフ)の販売。(アメリカウィリアムホッジ社[現ファルコンプロダクツ社]との提携)
昭和53年04月一体注入発泡方式による冷凍冷蔵庫を完成・販売
昭和55年11月省エネ型茹麺機を商品開発・販売
昭和57年03月エアー制御による弁当盛付機の販売
昭和58年08月コーヒーマシンの販売。(ドイツ、パルックス社との提携)
昭和59年04月製菓・製パン用機器群のラインナップ、省エネ型ガスパワーオーブンを商品開発。製菓・製パン業界用機器の販売
昭和60年04月アメリカ、ホバート社との代理店契約を締結。
10月よりホバート業務用厨房機器の販売
昭和62年04月ドイツ、パルックス社にて開発された真空調理法を使用したマルチクッカーの販売
昭和63年04月高鮮度保存庫(スーパーフレッシュ)およびフードスライサーの販売。
平成元年07月物流の効率化を目指し、埼玉県比企郡に流通センターを設置
平成04年09月東京証券取引所市場第二部に上場
平成05年01月業務用家具の販売。(アメリカ、ファルコン・プロダクツ社との提携)
平成11年09月東京証券取引所市場第一部に上場
平成19年10月新事業として家庭用キッチンの販売を開始するにあたり、建装部を新設
平成19年12月関連会社ファルコン・ジャパン株式会社と合併
平成20年01月家庭用キッチンの拡販を図り、北沢デザイナーズキッチンスタジオ
(通称:DKSビル)をオープン
平成27年7月現在全国に15支店、30営業所、8出張所の販売拠点を擁す
北沢産業HP:沿革より引用


北沢産業は上記の沿革にもある通り、海外メーカーと提携しており扱っている商品が非常に多いです。近年では家庭用キッチンの販売にも力を入れており、オーダーキッチンの施工のために建装部門を北沢産業内に設置しています。
北沢産業の取引先は多種にわたります。国の公共機関から大手ゼネコン、学校関係に至るまで、北沢産業はレストランやホテルのキッチンだけでなく様々なところで経験を積み、そのノウハウを現在も活かし続けています。

北沢産業株式会社の社是、経営理念、行動規範

続いて北沢産業が、企業としてどういった考えを持っているかを見ていきます。

北沢産業の社是、経営理念は以下の通りです。

【社是】

北沢産業HP:社是より引用

【経営理念】

我が社は、食品加工機器・ 厨房機器の総合販売会社として、
新しい見識と技術をお客様に提供し、
共存共栄の理想を実現し、
会社の安定と社員の幸福を増進し、
社会の繁栄に貢献することを経営の理念とする。
北沢産業HP:社是より引用

また、行動規範を以下のように定めています。

【行動規範】

1.顧客の立場で考え行動し、顧客の期待以上の事をする。
2.利益の追求は目的ではなく、成功するための手段である。
3.誠実で正直に行動する。
4.「今こそ改善すべき」「今」は常に「今」であり終わることはない。
5.自己の存在価値を認識し、その価値向上に努める。
北沢産業HP:社是より引用

北沢産業の経営に対する考えがわかりますね。社是に掲げている『和』の一文字には日本を表す意味や、協調の意味など、様々な意味があります。経営理念を見てみると、共存共栄のワードがあることから、顧客と北沢産業が共にという協調の意味だと捉えられます。専門業だからこそ、顧客に対して現在の最先端の技術を提供する努力をし、その結果、社会の繁栄につなげていこうという素晴らしい理念だと思います。また、北沢産業は行動規範も定めており、社員の意識統一も図っています。顧客の立場で常に物事を考え、顧客の期待以上を誠実に提示する努力を怠らない事が大事であり、その結果、利益がついてくるであろうという考えが伝わってきます。特に目を引いたのは『「今こそ改善すべき」「今」は常に「今」であり終わることはない。』この文言がとても心に刺さります。今は常に今であって、終わることはないのだから、改善を怠らずに常に今のベストを尽くそうという北沢産業の素晴らしい考えがこの言葉に詰まっていると思いました。

北沢産業株式会社の事業内容

北沢産業の事業内容は下記の通りです。

◆厨房機器販売
食材の下ごしらえや保管、調理、食器の洗浄など、厨房に必要な機器を7種類のカテゴリーでラインアップ。プロの厳しい要求にお応えします。

◆厨房機器輸入
ますます多様化する国内外食産業のご要望にお応えすべく、世界中の厨房機器メーカーより、優れた機器を輸入・販売しています。

◆家庭用キッチン機器の輸入・販売
さまざまなライフスタイルを想定したトータルプランニングによる
キッチンをご提案すべく、機能美溢れる洗練された機器を輸入・販売しています。

◆キッチンコーディネート
業務用・家庭用を問わず、機能性・利便性・作業効率に、美しさといったデザイン要素を含めたトータルコーディネートサービスをお届けします。

◆商品企画開発
日々変化を続ける外食産業のご要望にお応えすべく、数多くの施工実績によって蓄積したノウハウをベースに新商品開発に取り組んでいます。

◆メンテナンスサービス
株式会社北沢キープサービス
365日24時間体制のコールセンターを設置。突然のトラブルにも迅速に対応できる体制で、お客さまに安心をお届けしています。
北沢産業HP:事業内容より引用

北沢産業は、本当に多種を相手に事業を展開していることがお分かりいただけたと思います。厨房機器の販売から、その場、その場でのニーズに応えるために海外メーカーからの輸入も行ってくれています。北沢産業が設計から施工までを一括で扱ってくれていることで安心して任せられますね。何かトラブルがあった際にも24時間体制でのメンテナンスサービスもあるようで、そういった面でも安心できます。

キッチンの全てを知っているのが、北沢産業株式会社!

いかがでしたでしょうか?
北沢産業はこれまでに培ったノウハウを活かし、我々ユーザーの求める食を実現するために、今も日々努力を重ねています。飲食店の多様化が進む現在の日本で、食を設備という裏側から北沢産業は支えています。より美味しいものを作るために、そして家庭でもより使いやすいキッチンとは何かを常に考え続けているそんな企業が北沢産業です。これからもますますの発展に期待したいですね。