名工建設株式会社の概要と沿革
まず、名工建設株式会社の基本情報は以下の通りです。
【名工建設の概要】
社名 | 名工建設株式会社(MEIKO CONSTRUCTION CO.,LTD) |
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本社所在地 | 名古屋市中村区名駅一丁目1番4号 JRセントラルタワーズ34階 |
設立年月日 | 1941年(昭和16年)6月28日 |
代表取締役社長 | 渡邉 清 |
株式公開 | 名証二部上場(証券コード:1869) |
資本金 | 15億9,450万円 |
事業内容 | 1.土木工事、建築工事、軌道工事及びその設備工事の施工、監理、並びに企画、設計、測量、コンサルティングの請負
2.工事用資材の製造、販売及び賃貸 3.住宅及び不動産の売買、交換、賃貸借、仲介並びに管理に関する事業 4.倉庫業 5.体育施設、文化施設、遊園地、ホテル、旅館の経営 6.前各号に付帯関連する一切の事業 |
名工建設というだけあって、愛知県名古屋市に本社を置いています。名工建設の設立は古く、1941年です。1941年といえば太平洋戦争が始まった年でもあります。この事が名工に少なからずの影響を与えます。その戦時下の中で、名工建設は輸送施設などの維持や補修を行います。そして戦後になると、どん底だった街などの戦災の復興に力を注ぎ、日本の発展と平行して名工建設は技術を上げ成長をしていくことになりました。
そんな名工建設がこれまでにどのような歴史を歩んできたのか沿革で見ていきます。
【名工建設の沿革】
1941年 | 名鐵工業株式会社 創業
名古屋・静岡・甲府・金沢・敦賀支店および富山・福井各営業所開設 |
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1949年 | 東京営業所開設
最初の建設登録(イ)第25号建設一式 |
1956年 | 社名を「名工建設株式会社」と改称 |
1968年 | 名古屋市西区に社屋建設(旧1号館) |
1970年 | 大阪営業所開設 |
1973年 | 社訓「誠実」制定 |
1982年 | 名古屋証券取引所市場第二部へ株式を上場
アルゼンチン国鉄近代化工事の技術指導のため社員を派遣 |
1989年 | 資本金を1,594,500千円に増資 |
1993年 | 企業理念の制定 |
1998年 | ISO9002取得 |
2000年 | 本店管理部門JRセントラルタワーズ34階へ移転
社員数1,000名突破 |
2002年 | ISO9001,2000改訂登録
甲府支店社屋免震改修(免震レトロフィット) |
2003年 | 東京支店社屋建設
台湾高速鉄道建設工事に対する技術協力 ISO14001認証取得 |
2004年 | インドネシア国鉄ジャワ南線複線化工事に対する技術協力 |
2005年 | ISO14001,2004改訂登録 |
2007年 | SKILLSハイブリッド汚水処理装置、SKILLS長距離圧送ネオグラウト工法、開発 |
2009年 | 愛知県清須市に枇杷島社屋建設
本店技術部門、名古屋支店枇杷島社屋へ移転 |
2010年 | 「SMIC工法」技術評価取得 |
2011年 | 創立70周年
名工建設事業継続計画制定 |
2015年 | JPタワー名古屋開業 |
名工建設は、創業から70数年が経った今では、海外への技術協力などもしています。日本の鉄道工事、軌道構造といったものは世界に誇れるほどの技術を持っています。現在、日本の技術を活かして、鉄道を運用をしている国が世界にはたくさんあるんです!その日本の中でも名工建設の持つノウハウは世界へと誇れるものであります。それを惜しみなく海外へも伝え、その国の発展へと繋げているんです。
名工建設株式会社の社訓、企業理念
名工建設の社訓、企業理念は以下の通りです。
【社訓】
「誠実 和して同ぜず」名工建設HP:企業憲章より引用
安全確実を旨とする鉄道工事の良き伝統に従い、真心を尽くして高品質な施工に取り組む全社一丸の決意を「誠実」の二文字に込めています。また「和して同ぜず」は、論語によるもので、「協調の中にも真実をもって切磋琢磨すべき」という自覚を表しています。
【企業理念】
私たちは安全第一を旨とし、お客様の満足が得られるものを誠実の心と先端の技術力でつくりあげ、未来に夢と希望を託せる働きがいのある企業を目指すとともに、社業の発展を通じて広く社会に貢献します。名工建設HP:企業憲章より引用
安全が大前提として見られる建築業で、名工建設は『誠実』に対応していることが表されていますね。そして社内環境に 『和して同ぜず』の言葉から、協調性を高め、顧客へ満足してもらうための努力をしていることが伺えます。
数多ある建築業界の中で、最先端の技術を得ることは非常に大変なことです。ですが、名工建設は企業として未来への夢と希望を託せる社員を育成し、そしてその結果を社会の貢献へと繋げるという気持ちが伝ってくる企業理念だと感じました。
名工建設株式会社の事業紹介
名工建設が展開している事業は下記の通りです。
大きく分けて3部門からなっているようです。
【建築部門】名工建設HP:事業紹介より引用
設計・施工からリニューアルまでトータルにサポート。
マンションや工場から、地域のランドマークとなるような公共建築物や超高層ビルまで、オールラウンドな施工実績を誇る建築部門では、建築前のコンサルティングから、企画・設計・施工、さらにはアフターメンテナンスからリニューアルに至るまで、トータルにサポートする体制を整えています。
【土木部門】
より快適で環境負荷の少ない社会基盤の創造をめざして。
創立当初から企業活動の中枢を担う土木部門では、国家的事業から都市土木まで、幅広いプロジェクトに参画し、道路、橋梁、トンネル、鉄道施設など、快適で豊かな生活環境を創る社会インフラを施工してきました。それらすべての成果物には、長年かけて培われた先進技術が息づいています。
【軌道部門】
安全で快適な輸送を支えつづけるという大きな誇りを胸に。
軌道部門は、企業の原点となる部門です。70年以上にわたって鉄道省、国鉄、JR東海などの鉄道工事に一貫して携わり、安全・正確・快適な輸送を守るという使命を果たしてきました。現在では、新幹線・在来線・地下鉄をはじめ、海外の鉄道建設などの軌道工事においてその技術力をいかんなく発揮しています。
鉄道工事から日本を支え続けてきたのが名工建設株式会社なんです!
名工建設の基本情報などをご覧になっていかがでしたでしょうか?名工建設が戦後から現在に至るまでの日本を、交通インフラを始め、その時々の最先端技術を駆使して支えてきた事が少しでも伝わっていただけたと思います。近年数度の震災に合っている日本を、建築の分野から、最先端の耐震技術を駆使して名工建設が守っていってくれることに期待したいですね!