【更新年月:2022年3月】

エキサイト株式会社の概要と沿革

まず、エキサイトの基本情報は以下の通りです。

【エキサイトの概要】

社名エキサイト株式会社(英文表記:Excite Co., Ltd.)
所在東京都港区南麻布3丁目20‐1Daiwa麻布テラス4F
設立1997年8月
代表取締役社長西條 晋一
事業内容スキルシェア関連事業
インキュベーション事業
ブロードバンド事業
資本金100百万円
エキサイトHP:会社概要より引用

エキサイトは東京都港区に本社を置いており、創立は1997年にインターネットナビゲーションの提供、発展を目的として、当時、アメリカに既にあったExciteによる出資の元、完全子会社としてエキサイトは誕生しました。

それではエキサイトの歴史を沿革で見ていきましょう。

【エキサイトの沿革】

1997年8月インターネットナビゲーションサービスを提供することを目的に、Excite Inc.(本店所在地:米国カリフォルニア州)の100%子会社として、エキサイト株式会社を設立(資本金 10,000千円)
1997年11月第三者割当増資により、Excite Inc.とともに、伊藤忠商事株式会社、伊藤忠テクノサイエンス株式会社、シーティーシー・クリエイト株式会社が出資
1997年12月インターネット上の情報検索サービスとインターネット広告の販売を開始
1999年5月At Home Corporationが1999年5月28日付でExcite Inc.を子会社化
1999年11月Woman.excite(女性向けサイト)サービスを開始
1999年12月携帯電話にて、デジタルコミュニティサービス「エキサイトフレンズ」を開始
2000年7月親会社が、合併により2000年7月1日にExcite Inc.からAt Home Corporationに変更
2000年9月エキサイト翻訳サービスを開始
2000年12月大阪市北区に大阪営業所を開設
2001年6月音楽情報サイト「エキサイトミュージック」を開始
2001年9月At Home Corporationが米国破産裁判所にて米国連邦破産法第11条(US Bankruptcy Code Chapter 11)を申請
2002年2月伊藤忠商事株式会社が当社持株比率の約90%を保有する筆頭株主になり、At Home Corporationより完全独立
2002年8月インターネット接続サービス「BB.excite」を開始
2002年11月都市型嗜好のユーザーに向けたWebマガジン「excite.ism(エキサイトイズム)」創刊
2003年9月女性のための高品質Webマガジン「Garbo(ガルボ)」を開始
2003年10月結婚情報サービス「エキサイト幸せ・恋愛結婚」を開始
2004年2月ブログサービスを開始
2004年11月日本証券業協会(現ジャスダック証券取引所)に株式を店頭登録(上場)
2006年8月東日本電信電話株式会社及び西日本電信電話株式会社を割当先とする第三者割当増資を実施
2007年9月プロの占い師が電話で鑑定する「エキサイト電話占い」を開始
2007年11月インターネット電話サービスのSkype Technologies S.A.と業務提携
2007年12月ポータルサイト「エキサイト」運営10周年を迎える
2008年2月ユーザー投稿型の手芸サイト「アトリエ」を開始
2009年4月iPhone等のスマートフォン用アプリケーションの販売開始
2010年8月株式会社地球の歩き方T&Eを持分法適用会社化
2012年6月インドネシアにてポイントプログラム事業を開始
2012年12月フィリピンに子会社「EXCITE MEDIA SERVICES PH, INC.」を設立
2013年6月インドネシアに関連会社「PT Excite Indonesia」を設立
2014年11月中華民国(台湾)に子会社「愛客彩股?有限公司」を設立
2015年07月シンガポールに子会社「EXCITE APAC(SINGAPORE)PTE LTD.」を設立
2016年06月格安SIMブランド「エキサイトモバイル」を開始
2016年07月20代女性向けメディア「ローリエプレス」を開始
2017年03月中華民国(台湾)子会社「愛客彩」の一部株式を譲渡し、関連会社化
2017年09月「株式会社アリーナ・エフエックス(現 エキサイトワン株式会社)」の株式を取得し連結子会社化
2017年12月ポータルサイト「エキサイト」運営20周年を迎える
2018年10月公開買付けによりXTech HP株式会社(現 エキサイトホールディングス株式会社)が親会社となる
2018年11月XTech HP株式会社(現 エキサイトホールディングス株式会社)の完全子会社となり株式を非公開化
2020年08月「iXIT株式会社」の株式を取得し連結子会社化
エキサイトHP:沿革より引用


2002年にGoogleと提携しエキサイト独自の検索エンジン開発から撤退してポータルサイト運営に注力しています。特徴として、女性向けコンテンツが多いのがわかりますね。

エキサイトの近年は2018年、公開買付けによりXTech HP株式会社(現 エキサイトホールディングス株式会社)が親会社となり、経営陣が刷新。抜本的な改革を推進し、翌2019年には4期連続赤字から一転して黒字化を実現しました。

2021年1月よりエキサイトホールディングスを純粋持株会社とする持株会社制に移行。再上場を目指し、事業を展開しています。

エキサイト株式会社(エキサイトホールディングス株式会社)のミッション

次に、エキサイトの親会社である「エキサイトホールディングス」が掲げているミッションをご紹介します。

【ミッション】

デジタルネイティブ発想で心躍る未来を創る。

「海の向こうの大陸を見てみたい。」
「大空を鳥のように飛んでみたい。」
「夜空に浮かぶ月に行ってみたい。」

好奇心の赴くままに生まれた空想は
偉人たちの探求心と技術革新とともに形になり、
世界を豊かにしてきました。


デジタルを活用することが前提の今、
これまでの常識がしなやかに覆され、
本能と好奇心から生まれる空想を
叶えやすくなってきました。


私たちはエキサイト。


デジタルネイティブ発想で、
溢れ出る好奇心から生まれるアイデアを膨らませ、
知識と思考の積み重ねから生まれる直観を頼りに、
空想を実現させていく


時に、今あるものの中に潜む可能性を見つけて開花させる。
時に、世界の誰かが夢見た空想を形にする。


誰かと世界がつながることで生まれる何かに心躍らせながら、
今あることにも、まだないことにも、命を吹き込んでいく。
世の中の思いを叶え、この先の未来を心躍るものにしていく。


デジタルネイティブ発想で、心躍る未来を創る。
エキサイトホールディングス
エキサイトホールディングスHP:ミッションより引用

エキサイト株式会社の主要サービス

エキサイトの主要サービスは以下の通りです。

◆メディア事業
excite
1997年より運営するポータルサービスの原点。

ウーマンエキサイト
結婚、妊娠、子育て、仕事との両立など、ライフステージが変わった女性を対象にしたポータルサイト。

エキサイトブログ
写真家やプロカメラマンも愛用する画像にこだわる無料ブログサービス。

エキサイト翻訳
「Web翻訳と言えばエキサイト」と言われるほど、多くのユーザーに支持されている人気サービス。

LAURIER PRESS(ローリーエプレス)
恋愛やファッション、美容など女子の気になる情報を動画・イラスト付きでわかりやすく解説。人気インフルエンサーたちが執筆するコラムも掲載。

E・レシピ
4万件以上掲載している料理のレシピは全てプロの手によるもの。アプリ版もリリースしている。

◆ヘルスケア事業
エキサイト電話占い
電話で占い師の鑑定を受けられるサービス。サイト上で占い師を選び日時を予約し、予約日時にシステムがユーザーと占い師を電話でつなげる。

エキサイトお悩み相談室
悩み相談や人生相談など、24時間365日実績豊富なカウンセラーに電話可能なサービス。累計相談件数は20万件を突破。

セノバス+
夢に向かって頑張る子どもたちの成長と、それを応援する家族をサポートするサプリメントを提供。

◆ブロードバンド事業
BBエキサイト
業界最安水準の低価格を実現。光回線の他、格安SIMや格安スマホ、ポケットWi-Fも取り扱っている。

◆新規事業
KUROTEN.
2021年6月にリリースした、「誰しもが、経営判断できる世界へ」をコンセプトとした経営の意思決定をサポートする経営管理プラットフォーム。DXを活用し、過去実績に基づく未来シミュレーションを自動で行うことが可能。

EMININAL
2021年9月に開始した、サブスクリプション型のマウスピース矯正サービス。

エキサイトはインターネットが普及したばかりの1997年から継続してサービスを発展させ、多種多様な事業を展開しています。中でも「エキサイト翻訳」は利用されたことがある方も多いコンテンツではないでしょうか。

また、経営支援や歯列矯正のサブスクリプションサービスなど、新たな事業領域への挑戦にも積極的で、この姿勢が、エキサイトの長期継続するサービスづくりの根幹なのかもしれません。

オリジナリティあふれるコンテンツを創るエキサイト株式会社!

メディア運営をしている競合他社にはないようなコンテンツを多数提供するエキサイト。

インターネットの黎明期から継続してサービスを提供し続けることができるのも、同じ位置で立ち止まっているのではなく、少しづつでも変化をし、前に進んでいるからなのだと思います。

今後、どんな“心躍る未来を創る”ようなコンテンツを提供してくれるのか。エキサイトの動向から目が離せません!