大豊建設株式会社の企業概要と沿革

大豊建設の概要を紹介させていただきます。これだけでも十分大豊建設の大枠はご理解いただけることと思います。

大豊建設株式会社の基本情報

社名    大豊建設株式会社(DAIHO CORPORATION)
本社所在地 東京都中央区新川一丁目24番4号
設立年月日 1949年 (昭和24年)3月31日
代表取締役社長 水島 久尾
株式公開  東証1部上場(証券コード:1822)
資本金   9,030,013,154円
事業内容  土木建築工事他

大豊建設の現社長は、就任が平成20年ですから、割と最近就任されたようですね。水島氏は、富山県出身ですが、現在は東京土木施工管理技士会会長もつとめていらっしゃるようで、東京の建設会の大御所と言ってもいいのではないでしょうか。

また、大豊建設は設立が昭和24年ですから、戦後の激動の時代を生き抜いてきた息の長い会社です。

大豊建設株式会社の沿革

大豊建設の沿革は下記になります。これだけでも大豊建設の歴史がいかに長いかわかりますね。

昭和24年 3月資本金500万円をもって設立
昭和24年 9月建設業法制定による建設業者登録
昭和27年 3月大豊式潜函工法の特許登録
昭和37年 2月東京証券取引所市場第二部に上場
昭和38年 7月大阪支店設置
昭和39年 4月仙台支店(現 東北支店)、名古屋支店設置
昭和39年 7月海外工事第1号着工(イラン国ゴーガンアースダム工事)
昭和39年10月新潟支店設置(現 北陸支店)
昭和42年 6月札幌支店(現 北海道支店)、広島支店設置
昭和44年 8月横浜支店設置
昭和45年12月福岡支店(現 九州支店)設置
昭和46年 1月ドルフィンドック工法の特許登録
昭和46年 9月資本12億円に増資
昭和47年 8月東京証券取引所市場第一部に上場 本社ビル完成
昭和48年11月資本17億円に増資
昭和53年12月資本21億円に増資
昭和56年 6月東京支店設置
昭和59年11月泥土加圧シールド工法の特許登録
昭和62年 4月DOT工法(多連形泥土圧シールド工法)の特許登録
平成 2年 9月東京証券取引所貸借銘柄に指定
平成 3年11月資本50億円に増資
平成 4年11月DPLEX工法(任意断面シールド工法)の特許登録
平成 5年 8月DREAM工法掘削機回収システムの開発
平成 5年10月DREAM工法(ニューマチックケーソン無人化システム工法)の特許登録
平成 7年 6月神戸支店設置
平成 9年12月円弧状矩形セグメントの意匠登録
平成10年 9月RUP工法の特許登録
平成11年 3月ISO9001を全支店認証取得 (海外における事業は除く)
平成11年 3月創立50周年
平成11年 6月J-DPLEXシールド工法の特許登録
平成12年10月四国支店設置
平成13年 3月ISO14001を本支店一括認証取得 (海外における事業は除く)
平成14年10月DAPPI工法の特許登録
平成15年 3月New DREAM工法の特許登録
平成16年 3月地下道路トンネルの左右逆配置の特許登録
平成16年 4月DRES工法の特許登録
平成18年10月締結クリップ式覆工板の特許登録
平成20年 2月DEFIMA工法の特許登録
平成20年11月DASH工法の特許登録
平成21年 3月創立60周年
平成22年 3月アンカーケーソン工法の特許登録
平成24年 8月RECC工法の特許登録
平成26年 1月資本金63億円に増資
平成27年 8月資本金90億円に増資
(以上、大豊建設株式会社HPより引用)

こうしてみると大豊建設は、創立初期からすでに東証2部に上場していて、当初から社会に期待された存在だったことがうかがえます。また大豊建設は、多くの工法で特許を取っていることから、工法の先駆者として現代建築をけん引する立場となっています。

さらに、かなりの回数で増資が行われていることから、大豊建設の急成長ぶりがよくわかりますね。大豊建設の増資は最新のもので90億になっていますので、100億到達ももうすぐです!

大豊建設株式会社の経営理念

大豊建設の経営理念はこちらです。

「顧客第一」「創造と開拓」「共生」「自己責任」 「社員が自己に誇りと責任を持ち、誠実に行動し、常に未来に向けて創造の精神と 開拓する姿勢を持ち、企業として適正利潤を求めながら、総合力の発揮により、 社会のそれぞれの地域に寄与し、その地域社会から真に信頼される良い会社であること、 社員にとって夢のある会社であり続けることを目指す。」
経営理念 | 会社案内 | 大豊建設

大豊建設の経営理念にもあるように、近年は特に社会貢献に力を入れているようです。大豊建設本社近くの永代橋の清掃活動を定期的に行い、また、地域住民を招いての会社見学会などを実施しています。

また、大豊建設社内の人間関係は良好のようで、上司や部下といった役職は関係なく交流する機会があるようです。大豊建設では、困りごとがあっても相談すれば親身になってくれる上司もいるという話も聞かれます。このことから、大豊建設では仕事に関しては個人個人の力でそれぞれががんばり、困った時は助けてくれるという社風ができていることがわかります。

大豊建設式会社の事業案内

大豊建設の事業案内はこちらになります。

再生事業
橋梁下部工耐震補強 鋼製函体締切(RUP)工法

防災事業
東名高速 応急復旧作業
宮島 白糸川の防災事業 免震工法免震工法

技術トピックス
カスガイ継手セグメント 二次覆工省略とコスト縮減が可能に
締結クリップ式覆工板 腹起し用裏込コンクリート打設時の改善方法

海外事業
カンボジア小学校建設
カンボジア国道1号線改修事業
マーカム橋(パプアニューギニア独立国)緊急改修工事受注
マダガスカル国において 大規模港湾工事が完成
台湾地下鉄 台北市内中心部を施工
台湾高速鉄道 台湾新幹線の土木工事、建築工事に活躍

大豊建設は、カンボジアの小学校建設に携わるなど、海外事業の中でもそれほど建設技術が進んでいない国で積極的に施工を行っているように見受けられます。やはり大豊建設の経営理念にもある、「社会への責任」をしっかり果たしている会社ですね。

大豊建設式会社の実績紹介

大豊建設では数多くの施工を手掛けてきましたが、中でも目立った物件に関して紹介させていただきます。

事務所・庁舎
日本政策金融公庫、新宿御苑ビル

店舗・商業施設
オリックス宇田川町ビル、ホンダクリオ新東京多摩店

教育研究・文化施設
法政大学 多摩校地17号館 現代福祉学部棟、相模原市民健康文化センター

住宅
パークハウス阿佐ヶ谷、レジデンス・ザ・武蔵小杉

鉄道・道路
レインボーブリッジ 芝浦側アンカレイジおよび主塔基礎、つくばエクスプレス 足立工区

やはり何といっても大豊建設の実績で目立つのはレインボーブリッジではないでしょうか。このレインボーブリッジの建設時に大豊建設のニューマチックケーソン工法が使用されているんです。この大豊建設のニューマチックケーソン工法は、海の中での作業には最適ですし、耐震性に優れた技術として評価もあがっているようです。

他にも大豊建設はマンションの建設を得意としているようで、かなり多くのマンション建設を請け負っています。

現代工法の先駆者としての大豊建設株式会社

大豊建設の会社紹介はいかがだったでしょうか?きっと大豊建設の持っている技術や工法で、今後の日本の建設も安心だと思ったのは私だけではないはずです。

また、これからも大豊建設は新しい工法をどんどん考えてくれるのではと期待してしまいます。ぜひそんな大豊建設で仕事をして、オリジナルの工法を生み出すお手伝いをしてみませんか?