椿本興業株式会社の企業概要と沿革
椿本興業の企業概要をご紹介します。この概要を見れば、椿本興業のおおよそのことはご理解いただけると思います。
社名 | 椿本興業株式会社 |
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本社所在地 | 大阪市北区梅田三丁目3番20号 |
設立年月日 | 1938(昭和 13)年 1月 10日 |
代表取締役社長 | 椿本哲也 |
株式公開 | 東証1部(証券コード:8052) |
資本金 | 2,945,915,516円 |
事業内容 | 各種機械器具およびその部分品ならびに付属品の販売業各種運搬機械同付属品の販売ならびに運搬機械装置の設計、製作および販売業、上記に付帯する据付ならびに工事請負業、金属製品、化学製品、窯業製品、木材製品、繊維製品、油脂製品の販売業、土木建築工事の測量、設計、管理および請負業、上記各営業内容に関する付帯事業
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椿本興業は創業が1916年で、当時はタイヤやチューブ、化成品が中心でした。その後椿本商店から自動車チェーンを中心に扱う弟の会社椿本チエインが分離しています。今でも椿本チエインと椿本興業の取引は盛んです。ちなみに椿本興業現社長は、姓からもわかるように創業者の血を引く一族です。
また、椿本興業本社は大阪にありますが、東京本社も存在し、現在割合的には若干東京本社の取り扱いの方が上回っています。
椿本興業株式会社の沿革
椿本興業の沿革はこちらになります。
大正5年(1916年) | 大阪市西区靱中通りにおいて創業(10月) |
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昭和13年(1938年) | 資本金20万円にて株式会社椿本商店に組織変更(1月) |
昭和18年(1943年) | 椿本興業株式会社に社名変更(7月) |
昭和37年(1962年) | 大阪証券取引所市場第2部に上場(10月) |
昭和38年(1963年) | 東京証券取引所市場第2部に上場(10月) |
昭和46年(1971年) | 東京・大阪証券取引所市場第1部に昇格(8月) |
平成元年(1989年) | スイスフラン建転換社債発行(50,000,000スイス・フラン)(8月) |
平成4年(1992年) | 現地法人TSUBACO SINGAPOREを設立(4月) |
平成8年(1996年) | 現地法人TSUBACO KTE(タイ)を設立(1月) |
平成10年(1998年) | 大阪・東京両本社制を実施(4月) |
平成11年(1999年) | 現地法人TSUBACO KOREAを設立(4月) |
平成12年(2000年) | 本店及び大阪本社を大阪市北区梅田3丁目3番20号に移転(7月) |
平成14年(2002年) | 現地法人TSUBACO HONGKONGを設立(5月) |
平成15年(2003年) | 東京本社を東京都港区港南2丁目16番2号に移転(5月) |
平成18年(2006年) | 現地法人 上海椿本商貿有限公司 を設立(1月) |
平成23年(2011年) | 現地法人PT. TSUBACO INDONESIAを設立(9月)
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椿本興業が創業当時の化成品からチェーンなどの機械類に主軸を移したのは戦後のことです。50年代にはベルトコンベヤの企画販売からチェーン式無段変速機(PIV)で椿本興業は大きく成長を遂げました。直近では、北海道新幹線の開業時に椿本興業から多数の機械が納入されています。
また、椿本興業は、70年代から海外展開を始め、90年代にはそれが加速し、現在海外の現地法人が6カ国に存在します。そのため椿本興業の海外出張は1年でのべ約800人となっています。
椿本興業株式会社の社是とミッション・ステートメント
椿本興業株式会社の社是
椿本興業の社是はこちらになります。
「吾々は社業を通じて、社会に貢献することをモットーとする。 吾々はその繁栄を常に怠りなき商品の開発とたゆみなき販路の開拓によって達成させる。」社是・ミッション|会社情報 | 椿本興業株式会社
椿本興業株式会社のMission statement
椿本興業のミッション・ステートメントはこちらになります。
Our Mission 私達は、長年機械と技術の総合商社として培った技術力を生かし、最適商品のマネジメントにより、産業界の顧客に新たな価値を提供します。 ●マネジメント 顧客ニーズに合わせた最適なシステム・商品を選択し、コーディネイトし、調達し、供給すること。 Our Vision 私達は、機械と技術の総合商社として、産業界の未来価値創造企業を目指します。 Advanced Technology for Optimum Machinery (最先端の技術で最適な機械をお客様に提供します) Our Concept (1)私達は、社会に対する公正さを堅持し、地球環境の保全等社会の要請への積極的な対応により、企業の社会的責任を全うします。 (2)私達は、顧客への最適商品の供給を通じて、産業界の発展に寄与し、社会に貢献します。 (3)私達は、常に世界のトレンドと市場のニーズに目を向けて、先端技術商品を取り込み、新市場の開拓を行い、顧客とメーカーの信頼に応えます。 (4)私達は、情報力、技術力、提案力を常に練磨し、結集して、価値を創造し、企業価値を高めて株主の負託に応えます。社是・ミッション|会社情報 | 椿本興業株式会社
椿本興業の事業は小さな部品から巨大な機器まで取り扱いがあるため、新人でも大きな事業を任される機会があります。また、椿本興業では個人が商品の企画から販売まで責任を持って完結させることが多く、一つの仕事を終えるたびに成長していくことができます。このような椿本興業の姿勢が企業としての成長を促してきたのでしょう。
椿本興業株式会社の事業案内
椿本興業の事業内容について詳しく見ていきましょう。
動伝事業 | コントローラー、駆動部、メカニカル |
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設備装置事業 | 住宅建材・窯業、食品、紙・印刷、化学、医薬・医療、金属加工、液晶・半導体、自動車、 精密機械、物流、情報システム、センシングソリューション、環境 |
産業資材事業 | 不織布、機能性高分子材料及び成形品、包装・資材その他 |
海外事業 | 部品・設備の輸出入
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椿本興業の扱いのほとんどが工業用製品ですが、不織布は一般の人にとってもなじみがある商品ではないでしょうか。椿本興業は、この不織布を使用した化粧品関連商品なども新たに企画開発しています。
また、小麦などの輸送することが難しいとされている粉類を輸送するシステムも椿本興業は日本各地に納入しています。
ツバコーとして親しまれるオープンな会社椿本興業株式会社
椿本興業のご紹介はいかがだったでしょうか?
大阪発祥の椿本興業は、オープンで気軽な社風を持ち、個々の裁量に任される部分が多くあります。また、椿本興業の先輩も話しやすい雰囲気で、たとえ失敗しても皆でフォローしようという人ばかりです。椿本興業の扱う商品は、一般の人に渡るものより工場で使用されるものの方が多いですが、こういった縁の下の力持ち的な仕事を愛する人たちが活躍しています。