伯東株式会社の企業概要と沿革

伯東の企業概要をご紹介します。この概要を見れば、伯東のおおよそのことはご理解いただけると思います。

伯東株式会社の基本情報

社名    伯東株式会社
本社所在地 東京都新宿区新宿一丁目1番13号
設立年月日 1953(昭和28)11月7日
代表取締役社長 杉本 龍三郎
株式公開  東証1部(証券コード:7433)
資本金   8,100,251,614円
事業内容  半導体、電子部品、電子機器などのエレクトロニクス関連製品の輸出入販売

なんとこの伯東の創業者である高山成雄氏は、アメリカ生まれなんです。そのことを知ると、伯東創業時のビジネスであるブラジルとの貿易もなるほどなと納得させられます。さらに、高山成雄氏は3歳の時に単身で日本に帰国し、祖母のいる三重に行ったということなのですが、どういった経緯なのか非常に興味がわくところです。

伯東株式会社の沿革

伯東の沿革はこちらになります。

1953 資本金500万円をもって東京都中央区銀座に伯東株式会社を設立し、ブラジルから水晶原石の輸入販売を開始。
1958 電子計測機器の輸入販売を開始。
1961 大阪市に大阪事務所 (現関西支店) を設置。
1963 工業薬品の製造・国内販売及びエンジニアリングサービスを目的として、伯東化学株式会社を設立。電子部品の輸入販売を開始。
1969 伯東エンジニアリング株式会社を設立。
1970 伯東化学株式会社が三重県四日市市に四日市工場及び四日市研究所を設置。名古屋市に名古屋出張所 (現名古屋支店) を設置。
1971 シカゴ (米国) に事務所を開設。 (のちにHakuto America,Inc.)
1973 香港にS&T Enterprises Ltd.を設立。 (現 Hakuto Enterprises Ltd.)
1974 台北市 (台湾) にS&T Enterprises Ltd. Taiwan Branchを開設。(現 Hakuto Taiwan Ltd.)
1977 シンガポールにS&T Enterprises Ltd. Singapore Branchを開設。(現 Hakuto Singapore Pte. Ltd.)
1980 本社を現在地 (東京都新宿区) に移転。
1983 東京都新宿区にエイチ・ティー・シー株式会社を設立。
1985 神奈川県伊勢原市に厚木物流センターを設置。日本テクノロジ株式会社の株式100%を取得。
1986 伯東エンジニアリング株式会社を吸収合併。
1987 エイチ・ティー・シー株式会社が商号をハクトロニクス株式会社に変更。
1989 バンコク市 (タイ) にS&T Enterprises (Thailand) Ltd.を設立。(現 Hakuto (Thailand) Ltd.)
1990 人材派遣業として、東京都新宿区に株式会社ヒューマンリソーシスインターナショナルを設立。
1991 伯東化学株式会社を吸収合併。
1993 バンコク市 (タイ) にST Hi-Tech Ltd.を設立。(現 Hakuto Engineering (Thailand) Ltd.)
1994 日本テクノロジ株式会社が、ハクトロニクス株式会社を吸収合併し、商号をハクトロニクス株式会社に変更。Newport Corporationの日本法人、株式会社ニューポートの株式100%を取得。
1995 日本証券業協会に株式を店頭登録。
1996 シンガポールにS&T Enterprises (Singapore) Pte. Ltd.を設立。(現 Hakuto Singapore Pte. Ltd.)
1997 台北市にS&T HITECH LTD.を設立。 (現 Hakuto Taiwan Ltd.) 米国持株会社として、シカゴにHakuto America Holdings, Inc.を設立。
1998 化学事業統括部四日市工場及び購買部が品質マネジメントシステム規格「ISO9002」の認証を取得。
1999 東京証券取引所市場第二部に株式を上場。芙蓉化学工業株式会社の株式53% (現100%) を取得。化学事業部四日市工場が環境マネジメントシステム規格「ISO14001」の認証を取得。ミュンヘン (ドイツ) にHakuto Europe GmbHを設立。本社、関西支店、名古屋支店及び伊勢原事業所が環境マネジメントシステム規格「ISO14001」の認証を取得。
2000 東京都新宿区に伯東インフォメーション・テクノロジー株式会社 (HIT) を設立し、株式会社エーエスエー・システムズ (ASA) と業務提携。東京証券取引所市場第一部に株式を指定替え。海外現地法人の社名を「HAKUTO」に統一。Hakuto America, Inc.がHakuto U.S.A. Holdings,Inc. (旧 Hakuto America Holdings, Inc.) を吸収合併。
2001 化学事業部・四日市研究所が試験所、分析所等に関する「ISO/IECガイド25」の認定を取得。伊勢原事業所が品質マネジメントシステム規格「ISO9002」の認証を取得。
2002 マウンテンビュー (米国) にHakuto California, Inc.を設立。化学事業部 (各営業所、四日市工場、四日市研究所を含む) が品質マネジメントシステム規格「ISO9002」を「ISO9001」にて更新。
2003 事務・物流業務の受託会社として、東京都新宿区に伯東A&L株式会社を設立。ハクトロニクス株式会社を吸収合併。伊勢原事業所が品質マネジメントシステム規格「ISO9002」を「ISO9001」にて更新。
2004 Hakuto America, Inc.が清算手続を完了。Hakuto Europe GmbHが清算手続を完了。
2005 全社で環境マネジメントシステム規格「ISO14001」の認証を取得。ソウル (韓国) にHakuto Korea Co., Ltd.を設立。
2006 株式会社ヒューマンリソーシスインターナショナルの全株式を売却。モルデック株式会社の株式55%(現100%)を取得。
2007 マイクロテック株式会社の株式100%を取得。
2008 Hakuto Korea Co., Ltd.の全株式を売却。
2010 伯東インフォメーション・テクノロジー株式会社の全株式を売却。
2011 アディクセンジャパン 株式会社の株式100%を取得。
2012 合弁にて株式会社ルーフスを設立。
2014 芙蓉化学工業株式会社の全株式を売却。韓国に支店(Hakuto Co., Ltd. Korea Branch)を開設。
2016 プラハ (チェコ) にHakuto Czech s.r.o.を設立。太陽光発電システム 真空関連機器 科学機器
(以上、伯東株式会社HPより引用)

伯東が創業時は水晶を扱っていたことに驚かされましたが、社名の由来もここにあるそうです。この水晶を輸入していた先の国がブラジルで、当時の漢字の当て字が伯剌西爾でした。この「伯」と東京の「東」を合わせて伯東にしたそうです。

最初こそ水晶の輸入販売でしたが、その後伯東はすぐにアメリカから電子機器の輸入を始めます。ここから伯東のエレクトロニクス商社としての事業が始まったわけです。

伯東株式会社の経営理念

伯東の経営理念はこちらになります。

伯東株式会社の社是

われわれは、社業の正しい営みを通し、国内産業ならびに国際貿易の発展に寄与し、併せて人類社会の平和と幸福に貢献せんとするものである。
経営理念 | 伯東株式会社 Hakuto Co., Ltd.

伯東株式会社の企業価値とは

社会の公器として地球環境に配慮し企業価値を高めることを目指す。
経営理念 | 伯東株式会社 Hakuto Co., Ltd.

当初から海外が相手という伯東は、社風も自由でオープンです。有給休暇の取得や通常の休暇なども自由に取れる雰囲気が浸透していて、伯東の職場環境は同業の別会社に比べかなり良いといった印象です。こういったことから伯東の定着率も高く、社員のやる気が持続する理由にもなっているのでしょう。

また、伯東では環境活動を積極的に行っており、二酸化炭素排出量など環境に配慮した運営を行っています。さらに伯東は「かながわ水源の森林づくり」に賛同し、森林再生パートナーとなっています。

伯東株式会社の事業案内

伯東の事業内容について詳しく見ていきましょう。

エレクトロニクス関連事業 電子デバイス、電子コンポーネント、電子・電気機器
ケミカル関連事業 化学薬品・化粧品

伯東のエレクトロニクス関連事業では、エコカー向けの車載機器やモバイル機器が主軸です。これらの事業が海外拠点の拡大を促しています。また、伯東は住宅関連のスマートハウス関連にも重要な役割を果たす部品や機器を販売しています。

このように伯東の事業は様々な組み合わせでバランスをとっていく戦略がうまくいっています。悪影響を受ける事業があってもどれかが好績であったりするなど伯東の安定した業績を支えています。

日本の貿易業を牽引するパイオニア的存在の伯東株式会社

伯東のご紹介はいかがだったでしょうか?

エレクトロニクス商社の中でも創業当時から海外との取引が多く、風通しの良い社風の伯東。その上業績も安定していますし、新規事業開拓に対しても積極的です。このような伯東が今後も成長し続けるというのは、多くの人から見ても明白です。伯東は商社でグローバルな活躍をしたい、または技術的な知識を生かしたいという人におすすめの職場です。