スバル興業株式会社の概要と沿革
まず、スバル興業の基本情報は以下の通りです。
【スバル興業の概要】
社名 | スバル興業株式会社 |
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本社所在地 | 東京都千代田区有楽町一丁目10番1号 |
設立年月日 | 1946年(昭和21年)2月9日 |
代表取締役社長 | 小林 憲治 |
株式公開 | 東証一部上場(証券コード:9632) |
資本金 | 1,331,000,000円 |
事業内容 | 映画の興行、喫茶店、飲食店の経営並びに物品販売、道路の維持・清掃、補修工事の請負、不動産の賃貸借および売買、駐車場の経営、マリーナの運営・管理、太陽光発電所による売電、損害保険代理店 |
スバル興業は東京都千代田区に本社を置いています。東証一部への上場もしている有名企業のスバル興業ですが、様々な事業を展開しています。道路の補修などを行なう道路部門から、映画の興業を行なう部門、そしてレジャー・外食部門ではあのドトールコーヒーのいくつかの店舗を運営していることでも知られています。
それではスバル興業の歴史を沿革で見ていきましょう。
【スバル興業の沿革】
1946年2月 | 東京都麹町区に設立 |
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1946年9月 | 丸の内名画座開館 |
1946年12月 | オリオン座開館
本邦初のロードショー劇場としてスバル座開館 |
1948年2月 | 大阪支社(現在の関西支社)開設 |
1949年5月 | 東京・大阪証券取引所上場 |
1950年2月 | 本店を千代田区に移転 |
1956年12月 | 吉祥寺スバル座開館 |
1961年4月 | 外食産業に進出 |
1963年12月 | 首都高速道路回数通行券販売業務開始 |
1964年6月 | 道路の維持管理業務へ進出 |
1966年4月 | 本社を有楽町ビル内へ移転
有楽町スバル座開館 |
1966年9月 | 道路補修部門へ進出 |
1970年5月 | 阪神高速道路回数通行券販売業務開始 |
1974年8月 | 旧(株)東京ハイウエイを吸収合併 |
1977年10月 | 道路の維持管理業務、東北地区へ進出 |
1978年6月 | 吉祥寺スバルビル竣工 |
1980年4月 | 銀座スバルビル竣工 |
1985年7月 | 東京・大阪証券取引所第1部上場 |
1991年3月 | 資本金13億3100万円に増資 |
1996年2月 | 創業50周年 |
2003年3月 | (株)協立商店 子会社化 |
2003年4月 | (有)ケイ・エス商事を子会社化 |
2005年6月 | ハイウェイ開発(株)を子会社化 |
2005年12月 | 盛岡駐車場 竣工 |
2008年4月 | マリーナ事業へ進出 |
2009年7月 | 新木場物流倉庫 竣工 |
2009年8月 | (株)協立商店を吸収合併 |
2009年12月 | (株)ケイ・エス商事を吸収合併 |
2011年5月 | (株)グローウェイを吸収合併 |
2013年7月 | (株)太陽道路を吸収合併
(株)道路テックを吸収合併 |
2016年10月 | スバル・ソーラーワークス(株)を吸収合併 |
スバル興業はメインである道路の保全工事全般をはじめ、高速道路での飲食店の運営やビューティーショップの出店など本当に多岐に渡る事業展開を行なっています。現在では東宝株式会社の子会社でもあるスバル興業ですが、ひとつに囚われないチャレンジの姿勢がこれらを見ても伝わってきますね。そして積極的に関連会社を合併することで良い所を伸ばし、スバル興業はさらなる成長へ歩み続けていることもお分かりいただけたかと思います。
スバル興業株式会社の会社理念
次に、スバル興業の会社理念をまとめていきます。
【会社理念】
当社は創業以来、「社会に奉仕すること」を企業理念として、道路事業、レジャー事業、不動産事業の経営を行っており、道路の維持管理を通して生活環境整備事業の推進を図るとともに、映画興行と飲食店経営を通して豊かな生活を提供し、社会の発展に一層貢献することを基本的な考え方として事業活動を進めております。スバル興業HP:会社理念・沿革より引用
様々な事業を行なっているスバル興業ですが、これらに共通しているのは社会への奉仕、貢献をすることを念頭において事業を行なっているということです。道路は我々にとって必要不可欠なモノであり、それらの安全を維持することは社会への一番の貢献といっても過言ではありません。それらを責任を持って行なっているスバル興業の信頼の高さと、環境整備へのこだわりが伺えます。そしてもう一つのメイン事業である映画興業と飲食店経営においては、それらを通じて顧客の気持ちが豊かになることが社会の発展に繋がると考え、徹底したサービスの向上を図っているんですね。
スバル興業株式会社の事業内容
スバル興業の事業内容は以下の通りです。映画の興行を行なっているスバル座や、道路・環境部門ではみなさんも一度は通ったことがあるような道路の保全工事などを行なっています。
【有楽町スバル座】スバル興業HPより一部抜粋
スバル興業が第一号映画館の“丸ノ内名画座”をオープンしたのは昭和21年9月。
戦争中は厳しく禁じられていた外国映画を含め、優れた映画を次々に興行した結果は、笑いや感動といった「心の栄養」を求める人々で連日の「満員御礼」。映画館のまわりには延々と行列ができたのです。
同じ年の12月にそれぞれオープンした“オリオン座”、“スバル座”も大盛況でした。
特に“スバル座”は本邦初のロードショー劇場で新しい文化にいち早く触れたいという映画ファンを集め、その後の業界をリードしたのでした。スバル興業は今後も劇場映画の醍醐味を贈り続けていきます。
【道路・環境部門】
土木・道路関連工事
六本木交差点(外装板設置工事)
高速晴海線(高欄塗装工事)
高速大師線(透光板設置工事)
高速王子線(裏面吸音板設置工事)
首都高速道路(投棄防止柵設置工事)
隅田川テラス(擁壁修景工事)
荻窪橋(埋設伸縮装置補修工事)
神田明神(階段補修工事)
東京都千代田区(ガードレール補修工事)
仙台河川国道事務所(道路付属施設設置工事)
国道1号(災害復旧工事)
阪神高速道路(反射シート設置工事)
NEXCO西日本(立入防止柵設置工事)
名古屋高速道路公社(矢印板設置工事)
橋梁工事
辰巳橋(橋梁補修工事)
高井戸陸橋(橋梁下部擁壁補修工事)
業平橋(橋脚耐震補強工事)
西新井陸橋(橋脚耐震補強工事)
蒲田陸橋(床版補修工事)
黒ケ沢橋(橋脚耐震補強工事)
高城大橋(橋梁補修工事)
平田橋側道橋(橋梁補修工事)
昼野橋(橋梁補修工事)
常盤橋(橋梁補修工事)
舗装工事
国道14号松代橋(歩道補修工事)
蒲田陸橋(橋梁舗装工事)
永田町(舗装改修工事)
市ヶ谷(歩道整備工事)
水天宮通り(道路改修工事)
有楽町(半たわみ歩道化粧舗装工事)
昼野橋(橋梁舗装工事)
仙台市内民間(駐車場改修工事)
保全作業
東京国道事務所(路面清掃作業)
多摩川(河川維持工事)
首都高速道路(植栽作業)
首都高速道路(排水枡清掃)
東京都(路面清掃作業)
大阪国道事務所(交通規制作業)
法面崩落(災害復旧作業)
名古屋道路公社(高速清掃作業)
名古屋道路公社(集水桝清掃作業)
一つに囚われない多岐に渡る事業で社会への奉仕を果たしているのがスバル興業株式会社!
最初はどうして道路などの保全と飲食店の経営を行なうなど、スバル興業の事業の方向性がわかりませんでしたが、調べてみるとわかってきました!それらを行なうことで社会の発展に貢献することを第一に考えているのがスバル興業なんですね。様々な事業から我々の生活を豊かにしているのがスバル興業なのだとお分かりいただけたと思います。これからも東宝グループの一員としてスバル興業にはますますの発展を期待したいですね。