株式会社ミツバ :概要と沿革
まずは、ミツバ の基本情報を確認しておきましょう。
株式会社ミツバ の概要
社名 | 株式会社ミツバ (英文表記:MITSUBA Corporation) |
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本社所在地 | 群馬県桐生市広沢町1-2681 |
設立年月日 | 1946年3月8日 |
代表取締役社長 | 長瀬 裕一 |
株式公開 | 東証一部 |
資本金 | 98億85百万円 |
事業内容 | 輸送用機器関連事業、情報サービス事業、クリエイティブ事業 |
ミツバは世界中に展開している会社です。52社グループ会社があり、日本にミツバを含む21社あります。米州には5社、欧州/アフリカには7社、アジアには12社、中国には7社あります。ミツバの連結売り上げの70%近くが海外での売り上げとなります。
株式会社ミツバの事業内容
ミツバの輸送用機器関連事業
ミツバの主力事業です。主に自動車武向けに、視界確保や利便・快適、コミュニケーション、走行制御など、車の安全性や快適性を高めるさまざまな製品を手がけています。また、オートバイク向けにスターターモーターを始め、ACジェネレーター、ホーンやリレーなどさまざまな製品も開発販売しています。ミツバのスターターモーターは世界でトップシェアです。
また、世界トップレベルのモーター技術と制御技術を用いて、ソーラーカーに関する製品や自転車用自動ライティングシステムなどの製品も開発販売しています。
ミツバの情報サービス事業
ミツバのグループ会社が行なっている情報サービス事業になります。3社あり、いろんな分野のシステムやソリューションを提供しています。
ミツバの研究開発体制
ミツバでは、常に品質とコストにおいて、お客様に信頼される製品の開発を心掛けています。また、ミツバは国際的に関心が高まっている環境・安全問題への技術的課題や高機能化、利便・快適性など、加速度的に変化する市場に対応するために、より迅速でフレキシブルな研究・開発を推進することが必要だと考えています。
ミツバの海外拠点ではアメリカをはじめ、イタリア、タイ、フィリピン、など9ヶ所で開発体制を整備し、国内拠点との緊密な連携を保つことで研究・開発のグローバル化を図り、より競争力の高い製品開発を可能にしています。製造技術・生産技術・製品化技術の連携強化という技術戦略により、お客様に選ばれる企業を目指しています。
株式会社ミツバの企業理念
ミツバ企業理念 Mitsuba Philosophy
ミツバは、ミツバを愛しささえる人々とともに、
社会と環境に調和した技術の創造を通して、
世界の人々に喜びと安心を提供する。
・ミツバは、世界の人々に「喜びと安心」を提供し、心豊かな社会づくりに貢献します。
ミツバは、事業のステージを広く世界に求め、直接お取り引きをいただくお客様はもとより、世界の人々に価値を提供することにより社会に貢献していきます。ミツバが、提供する価値とは、安全性、快適性、利便性などの上に成り立つ「喜びと安心」です。この価値は、車載システムのコンセプトであり、産業分野、生活分野へと展開される新たな事業のコンセプトでもあります。
・その実現のために、社会と環境に調和した技術を創造します。
「喜びと安心」というコンセプトを実現するために、ミツバは、多様化する人々の価値観や進歩し続ける社会システムに適応し、自然や地球環境にも調和する新たな技術を創造します。
・そしてその主役は、ミツバを愛しささえる人々です。
ミツバの理念を実現するために、私たち社員一人ひとりが、当事者として企業活動に参画します。また、お客様やお取引先、株主、そしてミツバがかかわりを持つ多くの方々が、ミツバをささえて下さるからこそ、この理念の実現に向かって歩み続けることができるのです。
株式会社ミツバの事業ビジョン
新興国の経済成長による販売台数の増加や、環境負荷を低減し、持続可能な社会を実現する燃料電池車の登場、ユーザーの安全性を向上させる衝突回避システムなど、自動車産業におけるグローバルマーケットは、今後ますます多様化していくでしょう。ミツバは2014年4 月より「グローバルで成長する」のスローガンをたてました。
ミツバは輸送用機器関連事業を中核事業と位置付け、グループ力の結集と経営資源の有効活用により、グローバルでの成長と収益力の向上を目指す経営を推進していきます。ミツバは引き続き拡大が見込まれるメキシコやインド、東南アジアを中心に投資を行い、コスト競争力の強化と安定供給を実現する最適な生産供給体制の構築していきます。
株式会社ミツバの事業ポートフォリオ
1946(昭和21)年 | 群馬県桐生市に株式会社三ツ葉電機製作所として創立
自転車用発電ランプ販売開始 |
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1951(昭和26)年 | 自動車用警音器(ホーン)生産販売開始
自動車関連事業始まる |
1956(昭和31)年 | ワイパモーター生産販売開始 |
1960(昭和35)年 | 小型二輪車用スターターの生産販売開始 |
1970(昭和45)年 | 株式会社両毛電子計算センター創立
(1982年7月株式会社両毛システムズに改称) |
1977(昭和52)年 | 東京店頭市場に株式公開 |
1986(昭和61)年 | アメリカ・イリノイ州にアメリカン・ミツバ・Corp.を設立 |
1988(昭和63)年 | 東京証券取引所市場第二部に株式を上場 |
1989(平成元)年 | 東京証券取引所市場第一部に指定替え |
1996(平成8)年 | 株式会社ミツバに社名変更 |
1997(平成9)年 | 新ミツバ環境宣言、行動指針発表 |
2006(平成18)年 | MITSUBA WAY制定 |
2007(平成19)年 | 自動車電機工業株式会社と合併 |
世界の人々に喜びと安心を提供する株式会社ミツバ
いかがだったでしょうか。ミツバは80年以上の歴史を持ち、世界中に拠点をおく大きな会社です。私たちが利用している自動車にもミツバの技術やノウハウが使われているパーツもあるかもしれません。これからは世界の方が自動車の販売率は上がっていくことでしょう。これまで培った技術で世界で活躍するミツバを訪れてみてはいかがでしょうか。