ミネベアミツミの概要
社名 | ミネベアミツミ株式会社 |
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本社所在地 | 長野県北佐久郡御代田町大字御代田4106-73 |
設立年月日 | 1951年7月16日 |
代表取締役社長 | 貝沼 由久 |
株式公開 | 東証一部 |
資本金 | 68,258百万円(2016年3月末現在) |
事業内容 | ベアリングなどの機械加工品事業、電子デバイス、小型モーターなどの電子機器事業
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ミネベアの国内の工場
・軽井沢工場 / 松井田工場
・浜松工場
・藤沢工場
・米子工場
・第一精密産業(株) (所在地東京)
ミネベアミツミのミネベアの海外の工場
ミネベア領域の生産高の約50%をタイの7か所の工場が担っています。また、中国にも7か所工場がある他、シンガポール、マレーシア、韓国、カンボジア、フィリピン、インドにも工場や研究所があります。また米国の航空宇宙市場向けに米国に3か所の工場があり、ヨーロッパにも約10か所工場や研究所があります。さらにミツミ電気も 国内にも5か所の事業所、海外に11か所事業所があります。
ミネベアミツミ全体、連結も合わせると95000人近くの人が働いているとても大きな会社です。
事業内容
ミネベアミツミは、ミネベアの超精密機械加工技術と、ミツミ電機のエレクトロニクス技術を融合させ、IoT時代に貢献する「エレクトロ・メカニクス・ソリューションズ®」プロバイダーです。
機械加工分野
ボールベアリング、航空機用ロッドエンドベアリングやピボットアッセンブリーなどの機械加工品を作っています。外径22mm以下のミニチュア・小径ボールベアリングをはじめ、航空機用ロッドエンドベアリングは世界トップシェアです。ミネベアミツミでは、パソコンから自動車や航空機まで様々な製品の部品を開発販売しています。
電子機器分野
モーター、ライティングデバイス、計測機器などの電子機器も作っています。HDD用ピボットアッセンブリー、薄型LEDバックライト、リチウムイオン2次電池用保護ICなどで世界トップシェアです。こちらも身近にあるような製品から工場で使うような製品まで幅広く使われています。
ミツミ電気製品
ミネベアミツミはミネベアとミツミが統合してできた会社です。統合前のミツミ電気は電気機械器具や計測機械器具等の生産や販売を行なっており、現在は主に小型モーター、液晶用ライティングデバイス、センサー、アナログIC、アクチュエータ、アンテナ、コネクタ/スイッチ、ACアダプターなどの電子機器事業として引き継がれています。
ミネベアミツミのコア技術
・MEMS技術
半導体製造技術やイオンビームなどによる超微細加工技術により、電気的要素と機械的要素を集積化したデバイスです。超小型化・低消費電力化した製品を大量生産化できます。
・CAE(シミュレーション)解析技術
解析技術は、製品開発・製造工程・製品評価などを支える基盤的技術であり、新技術の創出を支えています。ミネベアミツミではCAEを活用し、強度・振動解析といった構造解析や樹脂流動解析、プレス加工解析のシミュレーションを行うことで高性能な製品開発を実現しております。
・高周波技術(アンテナ技術)
AM波からミリ波までの幅広い周波数帯でアンテナシミュレーション技術、増幅回路設計に関する高い技術力をベースに高精度なアンテナを提供しています。
・高周波技術(通信)
アンテナと通信モジュールの最適化を行う高周波回路技術・高度な通信品質評価技術を背景に長年、幅広い分野へ供給してきた信頼と実績を兼ね備えた通信モジュールの提案が可能です。
・電気回路技術(電池)
ウェアラブル機器などの小容量電池の保護回路から、蓄電池などの大容量電池のバッテリーマネージメントシステムまで、あらゆる分野での電池の安全を守るためのモジュール技術です。
・超小型設計技術(アクチュエータ)
ミネベアミツミでは携帯端末に搭載されるカメラモジュール用アクチュエータの多くは、磁気駆動方式を採用しています。高度なCAEと超小型機構設計技術により、高性能な製品を実現します。
・超小型設計技術(カメラモジュール)
スマートフォンやタブレットPCには、高画素で小型・薄型のカメラモジュールが搭載されており、ミネベアミツミの高精度な組立技術と画像評価技術が必要です。
・半導体設計技術
ミネベアミツミの高精度、低ノイズ、低消費電力を実現するアナログ技術を駆使した製品群です。用途に応じて、プロセス技術はCMOS、バイポーラを選択して、最適な製品に仕上げます。