SMC株式会社の企業概要と沿革
SMCの企業概要をご紹介します。この概要を見れば、SMCのおおよそのことはご理解いただけると思います。
SMC株式会社の基本情報
社名 | SMC株式会社 |
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本社所在地 | 東京都千代田区外神田4-14-1秋葉原UDX 15 階 |
設立年月日 | 1959 年(昭和34 年)4 月27 日 |
代表取締役社長 | 丸山 勝徳 |
株式公開 | 東証1部(証券コード:6273) |
資本金 | 61,000,000,000円 |
事業内容 | 自動制御機器製品の製造加工および販売 焼結濾過体および各種濾過装置の製造および販売
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SMCはもともと焼結濾過体の製造会社だったため、「焼結金属」の英文名「Sintered Metal」に「Company」の頭文字を合わせて社名を決定しています。SMCは英語を使用した社名をつけるということで、その当時から海外進出も視野に入れていたことがうかがえます。
SMC株式会社の沿革
SMCの沿革はこちらになります。
昭和34年4月 | 焼結濾過体(フィルタ用焼結金属)の製造及び販売を目的に、東京都千代田区に焼結金属工業株式会社を設立 |
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昭和36年9月 | 空気圧補助機器(エア三点セット)の製造・販売開始 |
昭和39年5月 | 自動制御機器製品の製造加工及び販売を事業目的に追加 |
昭和40年5月 | 日本機材株式会社(現連結子会社)に資本参加 |
昭和42年11月 | SMCオーストラリア(現連結子会社)に資本参加 |
昭和43年6月 | 草加第一工場設置 |
昭和45年6月 | 駆動機器(エアシリンダ)の製造・販売開始 |
昭和46年1月 | 方向制御機器(直動形電磁弁)の製造・販売開始 |
昭和48年6月 | 草加第二工場設置 |
昭和49年8月 | SMCシンガポール(現連結子会社)設立 |
昭和52年3月 | SMCアメリカ(現連結子会社)設立 |
昭和53年2月 | SMCイギリス(現連結子会社)設立 |
昭和53年6月 | SMCドイツ(現連結子会社)設立 |
昭和53年12月 | 本社を東京都港区に移転 |
昭和56年12月 | SMCイタリア(現連結子会社)に資本参加 |
昭和58年1月 | 筑波第一工場設置 |
昭和61年4月 | SMC株式会社に社名変更 |
昭和61年9月 | SMCMfgシンガポール(現連結子会社)設立 |
昭和62年12月 | 東京証券取引所市場第二部に株式上場 |
昭和63年11月 | 筑波第二工場設置 |
平成元年9月 | 東京証券取引所市場第一部銘柄に指定 |
平成元年10月 | SMC台湾(現連結子会社)設立 |
平成2年10月 | SMCスペイン(現連結子会社)設立 |
平成3年1月 | 釜石工場設置 |
平成3年4月 | 筑波技術センター設置 |
平成6年8月 | 矢祭工場設置 |
平成6年9月 | SMC中国(現連結子会社)設立 |
平成7年3月 | SMC韓国(現連結子会社)設立 |
平成9年12月 | 遠野工場設置 |
平成10年2月 | ISO9001の認証取得 |
平成11年12月 | ISO14001の認証取得 |
平成12年10月 | 欧州技術センター設置 |
平成12年12月 | SMC北京製造(現連結子会社)設立 |
平成14年4月 | 米国技術センター設置 |
平成17年10月 | SMC広州(現連結子会社)設立 |
平成18年1月 | 本社を東京都千代田区に移転 |
平成19年7月 | 中国技術センター設置 |
平成25年6月 | 下妻工場設置
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かなり早い段階からSMCが海外での事業に取り組んできたことがわかります。そうしたことからも、SMCの海外利益率が高いことはうなずけます。国内ではもちろんですが、海外ではこれからこうしたSMCの機器を導入し始めるという会社も多いでしょうから、今後もまだまだニーズがありそうです。
SMC株式会社の企業行動指針
SMCの企業行動指針はこちらになります。
SMCグループは、企業は社会を構成する一員として、企業利益の追求のみならず市民生活の安定 と経済の健全な発展に貢献する「社会的責任」を負っていることを認識し、以下の原則に基づき、社会的良識にしたがって行動し、広く社会にとって有用な存在となるよう努めます。 1. 法規範の遵守 国の内外を問わず、すべての法令、規則、倫理規範を遵守し、またその趣旨を理解して、公明正大な企業活動を遂行します。 2. 顧客および取引先の信頼獲得 自由で公正な競争を行うとともに、顧客のニーズに応える製品・サービスおよび正しい製品情報を的確に提供し、顧客の信頼を得られるよう努めます。また自由で公平な取引関係の上に取引先との信頼関係を築き、相互の発展を図ります。 3. 株主および投資家の理解と支持 公正かつ透明な企業経営を行い、法的な制約を受けない限り必要な企業情報を適時的確に開示し、株主および投資家の理解と支持を得られるよう努めます。 4. 従業員の人格尊重および差別の禁止と職場環境の充実 従業員一人一人の人格、個性を尊重し、国籍、人種、民族、信条、宗教、性別等に基づくいかなる非合理な差別もなく、各自が意欲を持ち、能力を十分に発揮できる、安全で働きやすい職場環境の維持に努めます。 5. 社会とのコミュニケーション 良き企業市民として、広く社会とのコミュニケーションを図るため、社会からの要求に配慮するとともに、必要な企業情報を適時に開示します。また地域の発展と快適で安全な生活に資する活動に協力するなど、地域社会との共生を目指します。 6. 政治・行政との関係 政治・行政との関係は、関連法令や社会常識に反することがないよう、健全で透明な関係を維持します。 7. 反社会的勢力、団体等への対応 社会秩序や健全な企業活動を阻害するおそれのある反社会的勢力、団体および個人とは一切関係を持ちません。またこれらの者からの要求に対しては毅然とした態度で臨み、不当な要求には一切応じません。 8. 環境問題への取り組み 地球環境の保護は、企業の存在と活動の必須要件であることはもちろん、人類共通の課題であることを認識し、豊かな自然と安全に暮らせる環境の維持向上に取り組みます。 9. 企業倫理体制への主体的取り組み 役員は、本指針の精神の実現が自らの役割であることを認識し、率先垂範の上、関係者に周 知徹底し、実効性のある社内体制を整備します。万一本指針に反するような事態が発生したときは、役員自らが原因究明・問題解決・再発防止を図り、自らを含め厳正な処分を行います。(以上、SMC株式会社HPより引用)
SCMは長年黒字経営を続けており、リストラといったことは過去にありませんでした。SCMは大企業ということもありますが、安定した経営で長く勤めるには最適な職場であると言えます。また、SCMのエンジニアの場合は、国内のあちこちで自社製品を目にする機会があり、やりがいがあるということが挙げられます。
SMC株式会社の主要製品
SMCの主要製品について詳しく見ていきましょう。
1. 空気圧機器[エアシリンダ、電磁弁、F.R.L等]
2. 電動機器[電動アクチュエータ等]
3. センサー[圧力スイッチ、フロースイッチ等]
4. 温調機器[チラー、サーモコン等]
SMCの機器は、自動車、携帯電話、医療機器などあらゆる分野の製造部門で使用されています。現在SCMの世界シェアは33%ほどですがいずれは50%を目指しており、実際アジア・オセアニア地域では50%に迫っています。
高い技術力で日本や世界企業を支えるSMC株式会社
SMCのご紹介はいかがだったでしょうか?
空気圧制御機器はいまや工場などで必要不可欠な存在となっていて、SMCの機器や部品なしには成り立たない産業ばかりです。それだけ安定した経営を行っているSMCは、エンジニアにとっては特に魅力的な職場であると言えるでしょう。また、SMCは世界約60か国に海外拠点を持っており、グローバルな仕事がしたい人にもおすすめの職場です。