株式会社東芝の概要と沿革

まず、東芝の基本情報は以下の通りです。

【東芝の概要】

社名株式会社 東芝(TOSHIBA CORPORATION)
本社所在地東京都港区芝浦1-1-1
設立年月日1875年(明治8年)7月
代表取締役社長綱川 智
株式公開東証一部上場(証券コード:6502)
資本金2,000億円(2016年7月31日現在)
事業内容デジタルプロダクツ、電子デバイス、社会インフラ、家庭電器
東芝HP:会社概要より抜粋


東芝は、東京都港区に本社を置く東芝グループの中核を担う電機メーカーです。その分野は非常に幅広く、家電から鉄道や軍事などの重工業分野まで様々な事業を展開しています。製品の製造から販売、アフターサービスまでを多岐に渡るグループ企業全体を通してサポートしており、ただ作って売るだけではないこだわりも見せています。日本初の製品をこれまでにも多く開発しており、洗濯機や冷蔵庫、電子レンジなどの製品化は東芝が全て日本第一号として歴史にも名を刻んでいます。

それでは東芝の歴史を沿革で見ていきましょう。

【東芝の沿革】

1875年田中久重、東京・新橋に電信機工場を創設
1890年藤岡市助、三吉正一が東京・京橋に白熱舎創設
わが国初の炭素電球を製造
1894年わが国初の水車発電機(60kW)を製作
わが国初の扇風機を完成
1895年わが国初の誘導電動機(モータ)を製作
1915年わが国初のX線管の製造に成功
1919年わが国初のラジオ用送信管を完成
1921年世界の電球6大発明の1つ「二重コイル電球」を発明
1924年ブラウン管の試作に成功
わが国初のラジオ受信機を製造発売
1930年わが国初の電気洗濯機および電気冷蔵庫を完成、発表
1931年わが国初の電気掃除機を発売
1936年NHK向けとしてわが国初の150kW大電力放送機を完成
1940年わが国初の蛍光ランプを製作
1942年わが国初のレーダ完成
1949年わが国初の1,500A―1,000kW単極水銀整流器を完成
1952年わが国初のテレビ放送機およびテレビ中継マイクロウェーブ装置を完成
1953年わが国最大の72,500KVAかさ形水車発電機を製作
1955年わが国初の自動式電気釜を発売
1957年南極観測用オーロラレーダおよび散乱現象観測用レーダを完成
1959年わが国初のトランジスタ式テレビを完成
わが国初の電子レンジを開発
1963年わが国初の12,500kW原子力用タービン発電機、衛星通信用送信装置を完成
1964年世界的規模を誇る東海道新幹線用変電所集中遠方監視制御装置を完成
1967年世界初の郵便物自動処理装置を完成
1968年わが国最大の100,000ガウス超電導磁石を完成
1970年世界初のカラーテレビ電話を開発
1971年世界初の大幅IC化カラーテレビを発売
1972年わが国最大の70万kWタービン発電機完成
世界初のブラックストライプ方式ブラウン管採用のカラーテレビを発売
1975年創業100周年を迎える
わが国最大の100万kWタービン発電機完成
1978年実験用中形放送衛星「ゆり」打ち上げに成功
わが国初の日本語ワードプロセッサ製品化
1979年世界で初めて光ディスク方式の画像情報ファイル装置完成
1982年わが国初のMRI(磁気共鳴イメージング)装置を開発
1984年新本社「東芝ビルディング」完成
株式会社東芝に社名を変更
わが国最大規模の50kW燃料電池発電実験プラントの運転に成功
1985年わが国初の高品位TVシステム用の送・受信主要機器を開発
1986年ラップトップ形パソコンを開発・商品化
1988年16メガビットダイナミックRAMを開発
1989年ブック形パソコン「DynaBook」を開発・商品化
1991年世界初の4メガビットNAND型EEPROMを開発
1992年世界初の16メガビットNAND型EEPROMを開発
2000年創業125周年を迎える
2001年世界初のHDD&DVDビデオレコーダーを商品化
2002年世界初のワイヤレスコントロールを実現したネットワーク家電を発売
世界初の65ナノメートル世代DRAM混載システムLSI技術を開発
2004年世界最小の0.85形磁気ディスク装置を開発
2005年1分間で80%まで充電できる新型急速充電池を開発
IBM、ソニーグループと共同で高性能プロセッサ「Cell」を開発
2006年世界初のHD DVDプレーヤー・HD DVD搭載ハード ディスクレコーダーを商品化
世界初のHD DVD-ROMドライブ搭載パソコンを商品化
2008年心臓、脳を1回転で撮影可能なエリアディテクターCT
2009年世界初「Cell Broadband Engine?」搭載高画質液晶テレビ「CELLレグザ」を商品化
2010年世界初、専用メガネなしで3D映像を視聴できる液晶テレビ「グラスレス3Dレグザ(REGZA)GL1シリーズ」を商品化
2011年仏ルーヴル美術館へLED照明器具を設置
2013年世界初の医療用裸眼3Dディスプレイを商品化
東芝HP:歴史より抜粋


東芝は現在に至るまで、薄型テレビの「REGZA」や、ノートパソコンの「dynabook」など、その時代の最先端技術を駆使した製品を多く製品化してわたし達に提供してきました。専門的な分野でもその力を発揮しており、重電部門では発電機や原子炉などの大型機器も製造しています。日本だけでなく世界的なシェアも獲得しており、東芝は日本メーカーとして世界で活躍している大手企業なんです!

株式会社東芝の経営理念

次に、東芝の経営理念をまとめていきます。

【経営理念】

東芝グループは、人間尊重を基本として、豊かな価値を創造し、
世界の人々の生活・文化に貢献する企業集団をめざします。


1.人を大切にします。
東芝グループは、健全な事業活動をつうじて、顧客、株主、従業員をはじめ、すべての人々を大切にします。
2.豊かな価値を創造します。
東芝グループは、エレクトロニクスとエネルギーの分野を中心に技術革新をすすめ、豊かな価値を創造します。
3.社会に貢献します。
東芝グループは、より良い地球環境の実現につとめ、良き企業市民として、社会の発展に貢献します。
東芝HP:経営理念より引用

【グループスローガン】

人と、地球の、明日のために。
東芝HP:経営理念より引用

【経営ビジョン】

東芝が築き上げてきた技術、品質、そして信頼は、いつも個人の熱い情熱から始まった。

飽くなき探究心を忘れず、視野を広げ、一人ひとりが目的達成への強い意志と実行力を持ったプロとして今、行動する。
時代の先を読み、組織の力を高め、機動力を持った経営で、適正な利潤と持続的な成長を実現する。
人々の夢をかなえ、社会を変える商品・サービスを通して、お客様に安心と笑顔を届け続ける。
今ある事業を、そしてこれから創り上げる新しい事業を、もっと大きな、世界に誇れる事業に育て、躍動感あふれる東芝グループを次の世代に引き継いで行く。
東芝HP:経営理念より引用

東芝は電機メーカーとして、常に最先端技術への嗅覚を鋭くもち、新しいことへのチャレンジをしてきました。そして、近代化が進んだ現在では、環境への配慮も織り交ぜた製品を作ることで社会への発展と地球環境保護へも貢献しています。人と地球の明日のためにをスローガンとして掲げ、これからの未来に向けた製品の開発に日々、努力を重ね続けています。次世代へつなぐ事業を行なう企業として立派な姿勢だと思いますね。

株式会社東芝の事業内容

東芝の事業内容は以下の通りです。様々な製品とサービスを展開しています。東芝は家電からインフラなどにも関わる大型設備まで、あらゆる製品をグループを通じて提供し続けています。

【個人向け製品・サービス】

PC・タブレット・AV
PC・タブレット
液晶テレビ
ブルーレイレコーダー
レグザクラウドサービス
ポータブルハードディスク
メモリカード・フラッシュメモリ
ショッピング(東芝Direct)
お客様登録(Room1048)
お客様サポート
家電リサイクル

住まいの設備
照明
LED照明ショウルーム・ラボ
換気扇
配線器具
太陽光発電
エコキュート
燃料電池(エネファーム)
蓄電システム(エネグーン)
HEMS(ホームITシステム)

【法人向け製品・サービス】

情報・通信
IoT
PC・タブレット
液晶テレビ
クラウドサービス(dynaCloud)
PCサービス&サポート
PCオンライン販売(東芝Direct)
HDD・SSD
メモリカード・フラッシュメモリ
デジタルサイネージ
サーバ
ストレージシステム
複合機・複写機
POS・レジスター
バーコード・RFIDシステム
クラウドソリューション
業種ソリューション
業務ソリューション
テレビ視聴データ分析サービス
プラットフォームソリューション
エンベデッドソリューション
アンケートシステム(WSS)
お問い合わせ対応システム(WCS)

公共・交通・放送
水・環境システム
上下水道ソリューション
産業水処理ソリューション
水・環境システム向け設備
ガス会社向けシステム
鉄道システム
セキュリティ・自動化システム
道路システム
駅務機器システム
郵便機器システム
紙幣処理機器システム
ICカードシステム
放送・通信システム
放送トータルシステム
テレビ視聴データ分析サービス
次世代IPボイスシステム
マイクロ波半導体
防災システム
デジタルサイネージ
大型映像システム

産業
計装・産業機器・システム
産業用コンピュータ
ユニファイドコントローラ
統合制御システム
統合コントローラ
プログラマブルコントローラ
計装機器
圧延ライン特殊計測器
産業用機器
産業用プラントシステム
パワーエレクトロニクス
インバータ
ドライブ装置
産業用大型モータ
産業用中・小型モータ
受変電機器
スイッチギヤ
配電制御機器
電力用変圧器
産業水処理ソリューション
二次電池(SCiB)
燃料電池(エネファーム)
インクジェットヘッド

ビル・オフィス
エレベータ・エスカレータ
照明
店舗・オフィス用空調
ビル・工場用空調
換気
受変電システム
無停電電源装置(UPS)
ビル省エネルギーソリューション
セキュリティ&総合管理
HEMS(ホームシステム)

電力
水素エネルギー
火力発電
水力発電
小水力発電
風力発電
地熱発電
太陽光発電
バイオマス発電
原子力発電

送変電・配電
電力流通
開閉機器(GIS・GCB)
保護リレー・ネットワーク情報端末
電力用変圧器
電力系統監視制御システム
避雷器
電力用パワーエレクトロニクスシステム
計器
高電圧大電力試験
受変電機器
スイッチギヤ
配電制御機器
電力用変圧器
二次電池(SCiB)

半導体・デバイス
メモリ MOSFET 接合形FET
バイポーラトランジスタ
ダイオード
光半導体
汎用リニアIC
汎用ロジックIC
センサ
マイクロコンピュータ
カスタムSoC
無線通信用IC
車載用デバイス
専用IC
高周波デバイス
ソフトウェアIP
部品・材料

ストレージ
メモリ
HDD・SSD
ストレージシステム
クラウドソリューション
東芝HP:製品・サービスより引用

次世代へ繋げる製品を東芝は作ることで、明日の地球のことを大事に考えています。

近年、東芝などの電機製品の発展に伴い、急速な近代化が進んだことで、わたし達の生活も向上してきました。便利な製品が増えたことでわたし達の日々の生活は豊かになったと同時に、忘れてはいけない問題も増えてきました。社会の発展と共に深刻化する地球規模の環境問題についても向き合わなくてはなりませんね。そんな問題に東芝は真摯に向き合い、これからの次世代に繋がる商品を開発し続けています。今が便利なだけではなく、未来につなげるモノを作ることで大きな社会貢献を果たしてきている東芝は、これからもきっと地球に優しい製品を作り続けてくれると思います。そして、わたし達の生活を豊かにする製品を提供してくれることでしょう。これからも東芝には頑張っていってもらいたいですね!