東和薬品株式会社の概要と沿革

まず、東和薬品の基本情報は以下の通りです。

【東和薬品の概要】

社名東和薬品株式会社
本社所在地大阪府門真市新橋町2番11号
設立年月日1957年(昭和32年)4月
代表取締役社長吉田 逸郎
株式公開東証一部上場(証券コード:4553)
資本金47億1770万円(2016年3月末現在)
事業内容医療用医薬品の製造・販売
東和薬品HP:会社情報より引用


東和薬品は、大阪府門真市に本社を置いている医療用医薬品の製造、販売を行なっている会社です。最近ではテレビCMなどでも企業広告を出されているのでご覧になった事がある方も多いと思います。ジェネリック医薬品を扱うメーカーとして東和薬品はその知名度を上げ続けていますね。現在では東証一部へも上場している大企業としても有名な東和薬品ですが、その歴史は1951年に大阪市東区にて東和薬品商会として誕生したことに始まっています。

それでは東和薬品の歴史を沿革で見ていきましょう。

【東和薬品の沿革】

1951年大阪市東区淡路町にて「東和薬品商会」を創業
1957年大阪市東区道修町に移転し、「東和薬品株式会社」を設立
大阪市城東区蒲生町に蒲生工場完成
1964年寝屋川市上神田に寝屋川工場完成、蒲生工場を閉鎖し統合
1974年門真市松生町に新社屋完成、本社機能移転
1975年門真市桑才新町に門真工場完成
1978年本社敷地内に大阪工場完成
寝屋川工場を閉鎖し、大阪工場と門真工場に統合
門真市桑才新町に開発研究棟完成
門真市深田町に配送センター完成
1982年門真市柳田町に大阪第二工場完成
GLP適合のため開発研究棟を増設
1983年岡山県勝央町工業団地に岡山工場完成
1984年(名)別府温泉化学研究所を買収し、大分工場として注射薬の製造開始
1987年門真工場を閉鎖し、岡山工場と大阪工場に統合
1989年東和薬販(株)、阪神東和薬販(株)、東和薬品東京販売(株)の3社を吸収合併
1994年日本証券業協会に株式を店頭登録
1995年岡山工場敷地内に配送センター完成
1997年門真市新橋町に新社屋完成、本社を移転
1998年門真市一番町に中央研究所・大阪配送センター完成
メクト(株)東北工場を買収し、山形第一工場として医薬品の製造開始
2003年ジェイドルフ(株)の全株式を取得し、子会社化
2004年東京証券取引所市場第2部へ上場
2005年東京証券取引所市場第1部へ上場
2006年門真市松生町に大阪工場完成、大阪第二工場を閉鎖し統合
2009年大分工場を閉鎖し、岡山工場に統合
2010年大地化成(株)の全株式を取得し、子会社化
2012年山形県上山市に山形工場完成
山形県上山市に東日本物流センター完成
岡山県勝央町工業団地に西日本物流センター完成、大阪・岡山配送センターを閉鎖
2014年山形第一工場を閉鎖
東和薬品HP:沿革より引用


近年わたし達の生活において、様々な製品が自分の意思で選べる時代になりましたね。その一つとして医療における医薬品も選べるようになりました。その理由は特許期間が過ぎた新薬が多くなってきたことが一つです。それらを総称してジェネリック医薬品と呼び、東和薬品はそれらの生産、開発、そして普及にも一役買っているんです。同じ品質を保ち、安全であることも実証されており現在では国内では60%近い普及率で広く使われるようになりました。より飲みやすく、そして医療費の軽減へも繋がることもあるジェネリック医薬品の普及に東和薬品は力を注いでいるんです!

東和薬品株式会社の企業理念

次に、東和薬品の企業理念をまとめていきます。

【企業理念】

私達は人々の健康に貢献します。私達はこころの笑顔を大切にします。

東和薬品グループは、
優れた製品とサービスを創造することによって、人々の健康に貢献する。
そして私達の企業活動を通して、
患者さん、医療関係者の皆様、地域社会をはじめとするすべての方々に
こころから喜ばれ、求められる企業を目指していきます。
このような企業理念の実現に向けて、私達は次のような方針を定めています。
東和薬品HP:企業理念より引用

【私たちの誓い】

ものづくり(企業活動)を通じて理念を実現するために以下のことを誓います。

(品質)常に最良の製品、サービスを提供します。
(責任)すべてに対して責任を果たします。
(行動)常に創意工夫し、不断の努力を惜しみません。
(協調)全体が最適になるように尽力します。
(公正)すべてに対して公正かつ適正であり続けます。
(共存)互いに自立し、競争し、共に持続的な成長を目指します。
(貢献)会社の繁栄を通じ社会に貢献します。
東和薬品HP:企業理念より引用

安全が第一と言える医薬品の分野において、東和薬品はその信頼は非常に高いです。これには医薬品医療機器法に定められた厳しい基準をクリアするジェネリック医薬品をこれでに多く世に出したきた事でもお分かりいただけると思います。社内の環境を整えることで、より良い製品を生み出し、そしてそれらによって社会への貢献を果たしていくことで自信と責任を持つ企業へと東和薬品は成長し続けているんです。これからもわたし達の生活へと直結している医療の分野での活躍を期待したいですね!

東和薬品株式会社の事業内容

最後に東和薬品の事業内容は以下の通りです。医薬品の開発、製造からそれらの普及活動に至るまで医療の分野へ大きな貢献を果たしています。そしてジェネリック医薬品の普及にも力を注いでおり、わたし達にとって様々なメリットがある事を広めてくれてもいます。現在では60%近いシェア率まで日本は上がってきましたが、医療費負担の軽減にも繋がるジェネリック医薬品の更なる普及は、わたし達のより良い未来にも繋がるので、これからも東和薬品には頑張ってもらいたいですね!

【製剤開発】
RACTAB技術をはじめとする製剤技術がより飲みやすく、扱いやすい薬をつくります。
私たち東和薬品は、医療現場からの声に応えて改良を加え、付加価値の高いジェネリック医薬品を提供してきました。
その代表例が、「RACTAB技術」による当社独自の口腔内崩壊錠(OD錠)です。
口の中でとけやすくするため硬度を上げられない、という従来の課題を克服。優れた崩壊性と錠剤硬度を両立しました。
これからも製剤技術の向上に努め、製剤工夫はもちろんのこと、包装や飲みやすさにいたるまでさまざまな工夫で、患者さんや医療関係者の皆様に喜ばれる医薬品をお届けしていきます。

【製品紹介】
さまざまな疾患領域に応えたいから、約700品目をラインナップしています。
「ひとりでも多くの患者さんに役立ちたい」という思いのもと、東和薬品では、さまざまな疾患領域をカバーするため、約700品目の医薬品をラインナップ。さらに毎年、数多くの製品を開発しています。
そして、これらの製品には、お子様や高齢者でも飲みやすいよう形や味を改良したり、病院や薬局で取り扱いやすいよう、光や温度、湿気に対する安定性を向上させるなどの工夫を施しています。

【品質確保】
東和薬品だから、お約束できる品質があります。
医療用医薬品業務のすべての過程に、国が定めた厳重な品質管理基準が適用されています。
東和薬品では、信頼される企業を目指して、製品の研究開発から製造、営業、製造販売後に至るまで、全社を挙げて品質管理に取り組み、医療用医薬品に必要な品質保証体制を確立しています。
【安定供給】
責任ある生産体制・東和式直販体制で、安定的かつスピーディな供給を実現します。
安定供給は医療用医薬品に課せられた使命の一つ。東和薬品では3工場によるバックアップ体制によって万一どこかの工場が操業停止した場合でも、他の工場で補完できる体制を目指しています。
さらに、「東和式直販体制」を構築。代理店と営業所を全国に展開し、迅速できめ細やかな対応を可能にしています。

【生産体制】
信頼の未来へ向け、東和薬品の生産体制は新たなステージへ。
東和薬品は、大阪工場、岡山工場、山形工場合わせて計85億錠の生産が可能です。
また、安定的な製品の供給に向けて内服剤の生産拠点を3工場に分散、注射剤の生産は免震構造を採用した山形工場に集約し、災害リスクを最小限にとどめるよう努めています。
先進の設備を誇る3工場が、高い品質と安定的な供給を実現し、信頼の未来を支えます。

【情報提供】
24時間365日体制で、医師・薬剤師の皆様のお問い合わせに応えます。
医療用医薬品メーカーとしての信頼を得るには、迅速かつ適切に情報を提供することが大切です。
東和薬品では、24時間365日体制で医療現場からの照会に対応。患者さんに対しては「くすり相談」を開設しています。
また、製品の適正使用に関する資料を制作するため、社内外からの情報を一元管理する組織を設置。
さらに、学会での発表や学術雑誌への論文投稿など、積極的に情報を発信しています。

【MR体制】
ジェネリック業界最多のMRが、製品情報と同時に安心をお届けします。
東和薬品では、医療用医薬品を提供するメーカーとしての責任を果たすため、専門知識や倫理観、コミュニケーション技能などの研修を徹底してきたMRを全国に配置。
その一人ひとりが、「医薬品情報の提供・収集」と「医薬品をお届けする業務」を担当しています。
東和薬品HP:企業情報より引用

大手メーカーとして東和薬品株式会社はジェネリック医薬品の開発普及に力を注いでいます!

ジェネリック医薬品と聞くと、まず何のことかわからない方もまだ多いと思います。ですが、安心して使える同じ品質と効能を持った医薬品をより安価で使えるモノも多いので知っておいて損はないモノです!そしてそれらのプロであるのが東和薬品であり、わたし達が安心して飲める医薬品を今日も世に出し続けています。ジェネリック医薬品の普及率が上がることは、国を通しての医療費の軽減に繋がり、わたし達の将来を明るくしてくれることは間違いありません。それには東和薬品の様なメーカーさんの努力無しにはありえませんよね。これからもますますの東和薬品の活躍に期待していきましょう!