ブロードメディア株式会社の概要と沿革
ブロードメディアの概要
社名 | ブロードメディア株式会社 |
---|---|
本社所在地 | 〒107-0052 東京都港区赤坂8-4-14青山タワープレイス6F
TEL 03-6439-3725 |
設立年月日 | 1996年09月05日 |
事業開始 | 1998年11月25日 |
代表取締役社長 | 橋本太郎 |
株式公開 | 東京証券取引所 JASDAQスタンダード |
資本金 | 2,969,996千円(2016年9月30日現在) |
事業内容 | マルチメディア配信 |
ブロードメディアは、broadband mediaの略語として会社名にしたものです。そして、ブロードメディアは、今までのメディアの領域を広げるbroader mediaという意味もあります。
そのため、ブロードメディアという社名が、broadband mediaやbroader mediaの代わりに世界中で使われるようになるまで、会社を成長させていきたいと願っています。
ブロードメディアの主な沿革
1996年09月 | スカイインターナショナル企画株式会社を設立 |
---|---|
1998年11月 | デジタル通信衛星放送、インターネット等のサービスを行うため株式会社デジタルクラブに社名を変更 |
1999年03月 | 日本デジタル放送サービス株式会社(現:スカパーJSAT株式会社)と代理店契約を締結し、CS会員サービスを開始 |
2000年12月 | サービス名称を「Club iT(クラビット)」に変更 |
2001年12月 | 個人向け映像配信サービスの事業主体として子会社ブロードメディア ・ティービー企画株式会社(現:ビー・ビー・ケーブル株式会社)を設立 |
2002年01月 | クラビット株式会社に社名を変更 |
2002年03月 | 大阪証券取引所ナスダック・ジャパン市場(現:東京証券取引所 JASDAQスタンダード)に上場 |
2002年04月 | 株式会社スカイパーフェクト・コミュニケーションズ
(現:スカパーJSAT株式会社)との代理店契約終了 新規CS会員獲得業務を終了 |
2002年07月 | Oy Gamecluster社(フィンランド)と提携し、ゲームオンデマンド事業を開始 |
2003年10月 | スピーデラネットワークス社(米国、現:アカマイ・テクノロジーズ社)と提携し、CDN(コンテンツ・デリバリー・ネットワーク)サービス事業参入 |
2004年09月 | ビー・ビー・ケーブル株式会社の全株式をソフトバンクBB株式会社(現:ソフトバンク株式会社)に売却 |
2005年04月 | アカマイ・テクノロジーズ社(米国)の主要リセラーであるCDNソリューションズ株式会社を子会社化 |
2006年03月 | シーディーネットワークス社(韓国)及び同社の子会社である株式会社シーディーネットワークス・ジャパンと業務提携契約を締結 |
2006年07月 | 委託放送事業者である株式会社釣りビジョンを子会社化 |
2006年11月 | 海外映像作品の放映権販売や、日本語版制作(字幕・吹替)を
行うブロードメディア・スタジオ株式会社を子会社化 |
2006年11月 | モバイル向け映画情報サイトを運営するハリウッドチャンネル
株式会社を子会社化 |
2007年10月 | ブロードメディア株式会社に社名変更 |
2007年11月 | 会社分割によりゲーム事業をGクラスタ・グローバル株式会社
へ承継 |
2009年09月 | ルネサンス・アカデミー株式会社を子会社化 |
2010年04月 | デジタルシネマ倶楽部株式会社を設立 |
ブロードメディア株式会社の企業理念
企業理念
想像力が生み出す優れた作品やサービスを広く社会に普及させ、コミュニティーの形成・発展に貢献する。企業理念・ロゴのコンセプト|ブロードメディア株式会社
ブロードメディア株式会社の事業内容
ブロードメディアは創業以来、コンテンツの流通事業を行ってきましたが、現在ではブロードメディアは、グループ会社とともに、映画・ドラマ・アニメなど、大容量データ通信を活用した配信、字幕・吹き替えの制作、そして映画の配給・衛星放送、さらに教育サービスなどにも対応する独自の事業領域を持つ会社となっています。
ブロードメディアは、グループ会社とともに、5つの事業「コンテンツ・放送・スタジオ・技術・ネットワーク営業」を行っています。
次に、ブロードメディアのこれらの事業の内容を次に紹介します。
「コンテンツ事業」
ブロードメディアは、特定のコア技術だけでなく、周辺技術についてもノウハウを持っているコンテンツ事業者です。
そのため、ブロードメディアには、コンテンツの調達能力や、それを安定的に供給配信する信頼性の高い技術を併せ持っているという強みがあります。
ブロードメディアのコンテンツ事業には「クラウドゲーム」「デジタルメディア」「教育サービス」の3つのセグメントがあります。
(1)クラウドゲーム
ブロードメディアで独自に研究開発した「Gクラスタ」というクラウドサービスゲームは、インターネットの大容量データ通信を活用して動画や音声を視聴しながら再生するストリーミング配信です。
しかもブロードメディアの「Gクラスタ」は、双方向通信をストリーミングすることができるため、端末(テレビ・スマートフォン・タブレットなど)側の処理は少なくて済みます。
そのため、ブロードメディアの「Gクラスタ」は、端末の性能に関わらず、高品質で安定してサービスを提供することができます。
そして、このような利点があるため、ブロードメディアの自社サービスだけでなく、B2B事業として通信事業者やIPTV事業者などへの技術やコンテンツの提供を行い、ゲーム会社などに対しては、クラウドゲームの技術全般の提供などを行っています。
(2)デジタルメディア
ブロードメディアのグループ会社である、ハリウッドチャンネルでは、新作洋画・邦画・ドラマなどの作品をテレビ・パソコン・スマートフォン・タブレット向けに配信するサービスを行っています。
ブロードメディアのハリウッドチャンネルでは、映画やドラマを中心としたエンタメニュースの配信、広告宣伝業務、さらに公式サイトの制作受託業務を行っています。
(3)教育サービス
この教育サービスは、ブロードメディアのグループ会社である、ルネサンス・アカデミー株式会社が行っているもので、通信制高等学校の運営と科学検定の運営を行っています。
「放送事業」
これは、ブロードメディアのグループ会社である株式会社釣りビジョンが運営している事業です。
ブロードメディアのグループ会社である「釣りビジョン」は、衛星基幹放送事業者として、日本で唯一の釣り専門チャンネルの放送と制作、そして番組販売等を行っています。
ブロードメディアグループの「釣りビジョン」は、1998年以来、24時間体制で釣りを中心としたアウトドア関連番組の放送を続けるだけでなく、映像の受託制作も行っています。
ブロードメディアの釣りビジョンはBSデジタル放送(スカパー)、ケーブルテレビ局などで視聴できます。
「スタジオ事業」
この事業は、ブロードメディアグループ会社のブロードメディア・スタジオ株式会社で運営しています。
このブロードメディアのスタジオ事業の内容は、外国映画や外国テレビシリーズのTV放映権の仕入と販売、日本語版制作の字幕・吹き替え、映像作品の予告編制作、番組宣伝・広告映像の制作、DVDビデオの権利仕入・発売・プロモーション、
さらに劇場配給から映画宣伝など様々な事業を行っています。
尚、ブロードメディアグループ会社のブロードメディア・スタジオでは、200社を超える放送局やブロードバンド配信業者への権利販売だけでなく、映像素材の様々なノウハウをいかして、素材の保管や管理の受託事業も行っています。
「技術事業」
ブロードメディアの技術事業は、コンテンツを安定的に高速で配信するための「CDN(コンテンツ配信ネットワーク)サービス」の提供や、高度な配信技術の開発、さらに事業パートナーへの技術提供などのサービスを行っています。
「ネットワーク営業」
ブロードメディアでは、創業以来取り組んできたコンテンツ流通事業で培った、全国規模の販売ネットワークを活かして、ブロードバンド回線、携帯端末・回線の販売や卸業務、Wi-Fiルータなどの関連サービスの卸販売などを行っています。
ブロードメディアのネットワーク営業事業では、今後、「ICT」、「I o T」に関連した商材の取り扱いを開始していきます。
ブロードメディア株式会社が目指しているもの
ブロードメディアが目指している会社は、「卓越した配信技術と顧客獲得能力を持った有力なコンテンツ事業者」です。
ブロードメディアは、それを実現することで、高品質のコンテンツが普及して、豊かなコミュニティー社会の実現に役立つと考えています。
ブロードメディアは、既にネット技術に強い放送企業と言われています。
ブロードメディアが望んでいるように「broadband mediaやbroader mediaの代わりに、ブロードメディアという言葉(社名)が世界中で使われる」ことも、そう遠くないのかもしれません。