シダックス株式会社の企業概要と沿革
シダックスの企業概要をご紹介します。この概要を見れば、シダックスのおおよそのことはご理解いただけると思います。
シダックス株式会社の基本情報
社名 | シダックス株式会社 |
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本社所在地 | 東京都渋谷区神南1-12-10 |
設立年月日 | 2001年(平成13年)4月2日 |
代表取締役社長 | 志太 勤一 |
株式公開 | 東証JASDAQ(証券コード:4837) |
資本金 | 107,810,000,000円 |
事業内容 | 子会社への経営指導および間接業務の受託(持株会社)子会社を通じて以下の事業を展開、スロジックス事業、コントラクトフードサービス事業、メディカルフードサービス事業、レストランカラオケ事業、コンビニエンス中食事業、スペシャリティーレストラン事業、トータルアウトソーシング事業
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このシダックス株式会社は、シダックスグループ内の一会社であり、グループ内には多数の関連会社が存在します。このシダックス株式会社は、グループ内の会社をまとめる持株会社として設立されたため新しい会社ですが、グループ自体は1959年に創業しています。シダックス創業当時は富士フィルムの社員食堂を請け負う会社としてスタートし、1993年にカラオケ店をオープンさせるまでの約30年は、むしろ給食事業が中心でした。
シダックス株式会社の沿革
シダックスの沿革はこちらになります。
1959年 1月5日 | 創業 |
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1964年 10月 | 東京オリンピック大会組織委員会より指定を受け、大会運営スタッフの食事提供業務を受託。組織委員会より感謝状を受ける |
1970年 3月 | 「日本万国博覧会(大阪万博)」の警備員用食堂、万博見学者向けレストランの給食業務を受託 |
1983年 12月 | 新宿高層ビル内に施設内売店をオープン。施設内売店事業に進出 |
1985年 4月 | SL(シダランチ)システムによる銀行の支店給食を全国展開へ 病院給食の民間業者への一部委託解禁に伴い、本格的に病院給食に進出 |
1993年 12月 | 東京都郊外にレストランカラオケ1号店をオープン |
1996年 4月 | シダックスグループとして初となる、ホームページを開設 |
1997年 10月 | グループ店舗・施設に募金箱の設置を開始。募金をUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)へ寄付する活動を行う(現在は、国連UNHCR協会を通じて寄付)。 |
1999年 9月 | 東京都内のレストランカラオケ2店舗にて「シダックスカルチャークラブ」の名称でカルチャー事業を開始 |
2001年 4月 | シダックスフードサービス(株)とシダックス・コミュニティー(株)が共同し、株式移転による持ち株会社・シダックス(株)を設立。株式を日本証券業協会の店頭上場銘柄として公開 |
2002年 2月 | シダックス(株)、シダックスフードサービス(株)が、環境管理の国際規格「ISO14001」の認証を取得 |
2004年 3月 | シダックス(株)、シダックスフードサービス(株)が、品質マネジメントシステムの国際規格「ISO9001」の認証を取得 |
12月 | シダックス(株)、日本証券業協会への店頭登録を取り消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場 |
2005年 7月 | レストランカラオケ・シダックスにて、シダックスクラブケータイ会員制度をスタート |
2007年 8月 | 第5回国産ワインコンクールにて、中伊豆ワイナリーで生産した「2006 志太シュール・リー」が初の金賞を受賞 |
2009年 5月 | シダックス(株)が、(株)ローソンと業務提携。ローソン既存の施設内売店のフランチャイズ運営、既存店のローソンへの業態転換が可能に |
2011年 5月 | シダックスグループ、会社設立50周年を迎える |
2012年 7~8月 | ロンドンオリンピックの日本選手団のサポート拠点「マルチサポート・ハウス」の、食事提供業務、厨房設計業務の受託運営を行う |
2014年 2月 | ロシア ソチ冬季オリンピックの日本選手団のサポート拠点「マルチサポート・ハウス」(沿岸部)の、食事提供業務、厨房設計業務の受託運営を行う |
9月 | 韓国、仁川市で開催された第17回アジア競技大会(2014/仁川)の日本選手団のサポート拠点「マルチサポート・ハウス」の食事提供業務の受託運営を行う |
2016年 7~8月 | ブラジル・リオデジャネイロに現地サポート拠点として設置されたハイパフォーマンスサポート・センターでの食事提供業務を受託
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シダックスの名を広めたのはやはりレストランカラオケでしょう。シダックスが他のカラオケ店と異なる点は、レストランありきのカラオケ店であり、食事を楽しむ+カラオケといったシステムです。もともとシダックスは給食やレストラン事業を営んでいましたので、そちらがメインであったため、食事がおいしいカラオケ店という位置づけで一気に拡大しました。
シダックス株式会社の企業理念
シダックスの企業理念はこちらになります。
「はぐくむ、大切なことのすべて」SHIDAX
シダックス創業者の志太勤氏は、子供の頃プロ野球選手を目指していたそうで、その夢をあきらめて現在の職についてからも野球チームを作るなど子供たちの教育に大変力を注いできた人物です。その創業者の思いがこのシダックスの理念によく表れています。食を通して子供たちをはぐくんでいこうという思いを受け継いできて、今のシダックスがあるといえるでしょう。
シダックス株式会社の事業案内
シダックスの事業内容について詳しく見ていきましょう。
エスロジック事業 | 食材の安全・品質管理 |
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コントラクトフード事業 | 社員食堂、学校などの給食 |
メディカルフード事業 | 病院給食など |
レストランカラオケ事業 | レストランカラオケ「シダックス」運営 |
コンビニエンス中食事業 | ローソンとの提携業務 |
トータルアウトソージング事業 | 法人、自治体向けの幅広いサービスをワンストップで一括受託
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シダックスといえばカラオケというイメージでしたが、食全体の幅広い事業を展開しているのに驚かされました。実際にもシダックスではどの事業もバランスよく売上げを上げていて、現在はカラオケよりもトータルアウトソージング事業やエスロジック事業の割合が他の事業と比べて若干多くなっています。
食だけでなくサービス全般を支えるシダックス株式会社
シダックスのご紹介はいかがだったでしょうか?
シダックスを調べる前は、カラオケ店というイメージしかありませんでしたが、メディカルフードやトータルアウトソージングなど時代のニーズに合った事業をすでに大きく展開していたということがわかり、驚くと同時に大きな期待感を持つことができました。
今後も食はもちろん、サービス全般を請け負う会社として日本の社会を支えてくれること間違いなしのシダックス。サービス業を極めたい人にはおすすめの職場です。