株式会社スカイ ~地域密着型の「かかりつけ薬局」を目指す~

Vol.1 エピソード

株式会社スカイ 代表取締役社長 森田 崇 (2014年1月取材)

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-エピソード-

【森田】

私が薬科大学に入学したのは、実はうちの父が地元で薬局を開業していたからで、小さい頃から、大人になったら薬剤師になるという考えがありました。大学を無事に卒業し、どのような就職活動をしたかというと、まずOTC、つまり一般薬品の販売をする、マツモトキヨシを受けて入社しました。そこでいろいろな仕入れルートやノウハウを勉強しようと思い、3年半頑張りました。その中で、優しい店長、厳しい店長など、いろいろな店長に巡り会いました。やはり自分を注意してくれる店長、指導してくれる店長が自分のためになってくれるのかな、ということを痛感しました。

入社からちょうど3年半たちまして、その頃から処方箋を扱う調剤薬局という新しい業界が、だんだん伸びてきた時期になりました。私もいずれそういう処方箋を扱う薬局が最終的な薬局の形になるのかと思い、転職活動をして、27歳の時に調剤薬局に入社しました。マツモトキヨシというのは、本当の大企業。その中でいくら頑張っても、なかなか上に行けないというジレンマがありました。今度転職するなら、中小企業で社長と距離が近い会社に行けば、自分の力がどんどん伸ばせるのではないかと思いまして、処方箋を扱う中小企業の調剤薬局に就職しました。

その中で、3年ぐらい本当に一生懸命、公私ともに色々と頑張ったおかげで、病院の人と連携が取れたり、人脈がすごく広がったりしました。ある人の紹介だったのですが、その中でいいチャンスやいい物件がありまして、「そこもどうでしょう、そこを貸しましょうか」という話をいただき、ぜひ、ということでお受けしました。その時、起業するにあたり、やはり銀行からの借り入れもありました。その当時は結婚していましたので、家内に相談しまして、自分でやりたいと伝えました。背負うものは大きいけれど、いずれは自分でやりたいという気持ちが十分あったので、彼女にどうかと相談したところ、「ぜひ頑張って」という後押しの一言があり、29歳の時に会社を立ち上げました。

その会社がある程度、軌道に乗りまして、10年ぐらい頑張りました。店舗も2店舗増やし、完全に黒字になり、利益も出るようになりました。そして4年前の、平成20年4月ごろでしたが、知り合いの社長さんから「うちの会社も何とかしてほしい、後任という形でどうかな」という打診がありました。「では私が代表になって、また頑張ります」とお返事をして、前社長から私に引き継がれ、平成20年4月に今の株式会社スカイの代表として就任しました。

当時、薬局は2店舗しかありませんでした。葛飾区の金町地区と、茨城県の守谷地区の2店舗です。同じ会社なのですが、なかなか連携が取れていない。従業員同士の交流もないし、情報もない状態で、これではやはり会社は伸びないと思いましたので、なるべく交流や情報交換をしてくださいという働きかけをしました。でも、やはり会社でもなかなか骨組みができない。そこで、半年ぐらいかけて従業員を募集したところ、いい薬剤師の人材が見つかりまして、タッグを組んでこの骨組みをしっかりつくりましょう、という流れになりました。それで半年は、いろいろと社内改革や骨組みをしっかりさせるための組織化をだんだんと進めていきました。

それから半年後に、ちょうど同じ茨城の守谷地区と葛飾区にあるクリニックさんからお話があり、色々と努力した結果、なんとか2店舗を開業するに至りました。これで4店舗目になりましたが、そうしてもやはり組織としては弱いままでした。組織化して人を育てるのが、企業の価値と力になることを痛感しまして、現在は人材育成に重点的に取り組んでいます。

社長プロフィール

President's profile
氏名 森田 崇
役職 代表取締役社長

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