株式会社じげん ~元リクルートグループの最年少代表取締役率いる“次元”を超える事業家集団!~

Vol.2 大学時代の経験から得たもの

株式会社じげん 代表取締役社長 平尾 丈 (2015年10月取材)

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―大学時代の経験から得たもの―

【平尾】

格好いい大人とはどういうことをやっているのかとか、もしかしたら起業家の方にはもっといろいろなタイプがいるのかもしれないし、起業家じゃない生活というのもあるかもしれない。そこから、いろいろな職種の方に会っていこうということになって、最初は千人だったのですが、千人だとやはりいけるなと思ったのですね。いける目標をもったときに、私のような中学生が「大会に勝つぞ」となって、地区大会で勝っても、あまり意味がないのです。

意味がないというのは言い方がよくないと思いますが、それから3、4回競技するので、例えば地区大会で100パーセントの力を出してしまうと、すごい情報化社会でしたから、私がやっていた格闘ゲームの必殺技などは一瞬でネットで広がって、みんな同じことをして、地区ブロックのもう1つ上の大会まで行くと、みんな同じことをやってきたり、というのを考えたときに、もう少しそこのプロセスを考えなければと思いましたし、もう少し高いところにゴールがないと、意外と負けてしまうかなと思っていて、そこで、1万人はいけないだろうと思って、名付けたのが「1万人会おう計画」でした。

【聞き手】

たくさんお会いになって、それぞれに皆さんに素晴らしいところがおありだと思うのですが、これもよく聞かれる質問かもしれませんが、どなたがいわゆる心に残るというか、この人に会って影響を受けたという方はいらっしゃいましたか。

【平尾】

私は若さというのは、逆に言うと強みだと思っていた時期があったのです。お年寄りに比べると、体力もあるし、頭の回転も自分の方が速いと思っていますし、現役感もあったのです。それをいろいろな社長などに言っていくと、「そうだね」と言って下さる方が多かったのです。当時やんちゃだったので、反対意見を言って、また議論になるのが面倒くさかったというのもあったかもしれませんが。

バイネームで挙げると、例えばサイバーエージェントの藤田氏にお話を聞かせていただいたとき、彼も若くして起業家になられて、20代で上場されていて、憧れのお一人だったのですが、お話を伺ったときに、「若さというのは強みではないよ、平尾君」と。「どちらかというと弱みでしかない。弱みではあるが、時間があるから機会はある。しかも失敗してもリスクはない」と、「どちらかというと、若さという機会を生かして頑張ったら」というお話をいただいて。その言葉を今でも覚えています。(後日)ご本人に聞いたらもう忘れてらっしゃったのですが。

【聞き手】

でもやはり、20代くらいの若いときから、経済の中で言うと、60、70代の方と戦うということではないですが、そういう方と肩を並べてやっていかなければならないという世界に早く入られたので、余計にそう感じられたのかもしれませんね。

【平尾】

テレビやメディアで見ると華やかな方たち、格好いい方たちではあるのですが、その泥臭い部分ですとか、相当負荷が高くて、あそこまでこられた方の途中段階というのは苦労されているんだなと。10、20代の前半で、勉強できたというのはとてもよかったです。

しかしなかなか、天狗になったり、調子に乗りやすい性格であったりするので、やはりそういう先輩方がいて彼らでもそういう苦労をされているというのは、すごく自分の中で、ハードルとしては、いいハードルをいただいたと思います。

【聞き手】

ちなみにそういった方々と会っていくうちに、探してらっしゃったロールモデルと言いますか、理想の形は見つかったのでしょうか。

【平尾】

やはり「この人になりたい」という方を探すことというのは、1万人に会っていく過程の中で、1,000人くらいのところで、共通項が出てきたのです。

共通項を探してしまったときに、その人がバイネームでいるべきなのかと考えてみると、先ほどのように人間、波があるのです。20年くらい生きていく中で、ピークアウトされてしまった人ですとか、そのときは輝いていても、1年後お会いしてみたら、全然違うふうになっていたりしていたので。人というのは変わってしまうし、変わるものだと。それが人生というものだというところを思ったのと、やはりロールモデルを探す中で、いろいろな人のロールモデルを一つに集約していくことがいいのではないかと思いました。

その中で、私が一番「格好いい大人」と考えたのが、自分で問題を発見できて、一気通貫で解決までできる、こういった方は少なかったのですが、やはりいらっしゃって、共通項を職業で見てくると、起業家が多かったのです。

【聞き手】

でも、学生時代から、いくつも事業を立ち上げて、実際に起業という形で会社も作ってらっしゃったのですよね。

【平尾】

そうですね、大学2年生の夏には、1万人に会っていて、そこからやろうと思ったのが、経営のリソースは「ヒト、モノ、カネ」。情報なども入ってきますが、大きくはこの3つだと思っていました。「ヒト、モノ、カネ」と考えたときに、学生にとって一番厳しかったのはお金で、お金がないわけです。お金をどうしようと。「ヒト」は、私は友人が多かったので、たくさんいる、優秀な友人はたくさんいると。「モノ」は、環境情報学部だったので、私自体はそこまでスキルがあったかは分かりませんが、そういうAO入試でハッカーの人が入ってきたり、ITの技術者がたくさんいたので、彼らとやればものはつくれると。でもお金がない。それをいろいろな大学の教授に相談していったら、ビジネスプランコンテストに出なさい、優勝したらお金がもらえると言われました。

そのときには私は素人だったのが、ビジネスモデルを考えたり、企業をつくるというのが、全然できなかったのです。どちらかというと、チームメンバーの中でも、劣等生でした。今思うと本当に真逆で、すごく大好きで勝つ自信もありますし、一番優れているんじゃないかと思うくらい強みの一つなのですが、事業立案や事業計画をつくるなどは全然できなくて、周りの子達に馬鹿にされながらも、そこから必死にいろいろなことをやっていって、その過程の中で、百数十くらいやりました。

いろいろやらせていただいて、この経験から、今ITですが、当時学生時代2回起業しているのです。その間に登記はしなかったのですが、飲食もやらせていただいたり、例えば人材派遣などもそうですし、あとは教科書のプラットフォームですとか、傘を忘れた、今で言うとシェアリングエコノミーという格好いい言葉がついているのですが、なくなったところを回収していったり、片方の靴下を集めて、ファッションにしたり、いろいろなことをやっていました。

【聞き手】

すごく幅広いですね。

【平尾】

いろいろなことをやっていました。

やはり学生でできることは小資本で、かつ大人に勝てるニッチなところを見つけたり、大きくするところが難しかったり、その途中の中で私は、ビジネスモデルの累計などの自分なりのフレームワークをつくれたことと、事業成長の罠なども何度かあって、それを20代前半で勉強できました。そこから就活はするのですが、それまでの段階でできたのは、就職してからも有利でしたし、幅は広がりました。苦しいときもありましたが。

社長プロフィール

President's profile
氏名 平尾 丈
役職 代表取締役社長

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